1標識のない交差点は右から来る車が優先
信号も「STOP」「GIVE WAY」(ギブ・ウェイ、譲れ)の標識もない交差点では、直進する場合も左折する場合も、右から来る車に道を譲ります。日本の「左から来る車が優先」とは逆になります。T字路では、突き当たる側の車が、続いている道路の車すべてに譲ります。右折する際は、対向の直進車と左折車にも譲ってください。
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日本と同じ左側通行ですが、標識のない交差点では右から来る車が優先で、信号のある交差点でのUターンは原則禁止です。シドニー・メルボルン・ブリスベンの有料道路は現金が使えず、地方では町の間が遠く、日の出・日没のころはカンガルーに注意が必要です。
一般的な乗用車を、運転経験のある成人が運転する場合の規定です。上付きの数字は「出典・参考資料」の番号を示します。
「確認中」と表示した項目は、公的な出典で確認しきれていないものです。
各国の数値を並べて比較するには交通ルール比較表をご覧ください。マイナ免許証のみでは、海外で運転免許証として認められないおそれがあります(詳細)。
オーストラリアの道路標識はアメリカ型を基にした独自の体系で、速度は km/h、制限速度は白い長方形の中の赤い丸に数字で示されます。警告は黄色のひし形、案内標識は緑地に白文字で、路線は M1・A1・B23 のような英数字で呼ばれます。標識のない交差点では右から来る車に道を譲る規則、ラウンドアバウト内の車の優先、現金が使えない電子式の有料道路、カンガルーの飛び出し警告など、日本と違う点を標識から読み取る必要があります。
豪州型(1960 年にアメリカの MUTCD を基に採用した独自の体系)です。規制標識は白地に黒い文字と黒い縁の長方形が基本で、止まれは赤い八角形に白い「STOP」、譲れ(GIVE WAY)は赤い太縁の白い逆三角形に黒い「GIVE WAY」、制限速度は白い長方形の中の赤い丸と黒い数字です。警告標識は黄色のひし形に黒い絵柄で、工事区間の標識は橙色です。案内標識は緑地に白文字、サービス案内は青、観光案内は茶色です。単位はすべてメートル法で、速度は km/h、距離は km です。2726462847
図は当サイトが形と色を再現したものです。実際の標識とは細部が異なります。
| 高速道路の呼び方 | Motorway / Freeway |
|---|---|
| 案内標識の色 | 緑 |
| 始まりの標識 | 高速道路の始まりは、緑地に白い文字の横長の長方形に「START FREEWAY」(州や路線により「START MOTORWAY」)と書かれた標識で示され、終わりは同じ形の「END FREEWAY」「END MOTORWAY」の標識です。入口のランプには「FREEWAY ENTRANCE」や「MOTORWAY ENTRANCE」の標識が立ち、歩行者・自転車・原付などの進入禁止を示す標識が添えられます。案内標識は緑地に白文字で、路線番号は黄色の文字です。 |
| 番号の付け方 | 路線は英数字で、M は高速道路(M1、M4、M31)、A は国の主要道路(A1 など)、B は州の主要道路(B23 など)を表し、緑の案内標識の中に黄色の文字で書かれます。古い白い盾形の国道番号(National Route 1)や、緑の盾形に黄色の「NATIONAL」の表示が残る州もあります。クイーンズランド州では州道の盾形は青地に白です。都市間の幹線はハイウェイ(Pacific Highway、Hume Highway)の名前でも呼ばれます。 |
| 出口の表示 | EXIT 出口は緑地に白文字の案内標識に「EXIT」と行き先が書かれ、区間によっては出口番号(例:EXIT 23)が添えられます。出口専用の車線は「LEFT LANE MUST EXIT」の標識で示され、出口ランプの手前には黄色地に黒い数字の推奨速度の標識が立つことがあります。出口は原則として左側です。 |
| 高速道路以外の案内標識 | 高速道路以外の幹線道路の案内標識も緑地に白文字で、路線番号は黄色の文字です。青地はガソリン・食事・宿泊などのサービスと病院の案内、茶色地は観光地と「TOURIST DRIVE」の案内です。地方では黒い矢印付きの白い標識(フィンガーボード)で町名と距離を示す交差点もあります。距離はすべて km です。 |
| 料金の表示 | シドニー、メルボルン、ブリスベンの有料道路は料金所がなく、すべて電子式で現金は使えません。有料道路へ向かう緑の案内標識には黄色地に黒の「TOLL」のパネルが入り、本線上の料金地点はカメラとアンテナを載せたガントリーだけです。タグやナンバー登録のパス(Pass)がない車には、登録所有者に通行料と手数料を加えた請求が届きます。メルボルンの一部の有料道路では路面に「EL」と書かれた「EXPRESS LANE」があります。 |
| 補足 | NSW 州では、制限速度が 80km/h を超える片側 2 車線以上の高速道路で、追い越しのとき以外は右側の車線を走れません。「KEEP LEFT UNLESS OVERTAKING」の標識がある道路も同じです。入口のランプには赤信号で 1 台ずつ流入させるランプメーターがあります。 |
| 見た目 | 欧州のような「市街地の入口」を意味する標識はありません。町の入口には地名を書いた歓迎の看板(Welcome to ...)が立つことがありますが法的な意味はなく、速度は入口に立つ赤い丸の速度標識(多くは 50 または 60)で決まります。市街地(built-up area)に入ると、標識がなくても 50km/h が上限です(北部準州は原則 60km/h)。 |
|---|---|
| 入ると | 地名の看板に速度の意味はありません。速度標識がなければ、建物や街灯が続く市街地(built-up area)は 50km/h(北部準州は 60km/h)、市街地の外は 100km/h(西オーストラリア州と北部準州は 110km/h)です。 |
| 補足 | 町を出る地点には、白い縦長の長方形の上部に黒い「END」、その下に黒い輪で囲んだ黒い数字を描いた制限の終わりの標識(例:END 50)か、次の区間の速度標識が立ちます。 |
| 形と単位 | 白い長方形の中に赤い丸、km/h。黒い細い縁の白い縦長の長方形の中に赤い太い丸があり、その中に黒い数字(例:60)が書かれています。数字の下に小さく km/h と書かれることもあります。トンネルや高速道路では電光式の可変速度標識が使われ、表示された数字が制限です。工事区間は赤い丸の速度標識に橙色の「ROADWORK」の標識が組み合わされます。 |
|---|---|
| 終わりの標識 | 制限の終わりは「END SPEED LIMIT」の標識で示されます。白い縦長の長方形の上部に黒い文字で「END」、その下に黒い輪(赤ではありません)で囲んだ黒い数字(例:60)が描かれています。そこから州の一般制限速度(市街地は 50km/h、市街地外は 100km/h。西オーストラリア州と北部準州の市街地外は 110km/h)になります。法令には白い丸に黒い斜線の規制解除(derestriction)の標識も定められています。数字の違う速度標識が出れば、そこで制限が変わります。 |
| すべての規制の終わり | 欧州のような「すべての規制の終わり」の標識はありません。白い丸に黒い斜線の標識は速度制限の解除だけを表し、追い越し禁止などほかの規制の終わりではありません。 |
| 補足 | 黄色の四角に数字だけの標識(例:45 km/h)はカーブや出口の推奨速度で、規制ではありません。スクールゾーンは「SCHOOL ZONE 40」と時間帯の標識、住宅街の「LOCAL TRAFFIC AREA 40」や「AREA 40」の標識は区域全体の制限です。固定式の速度カメラは手前に「SPEED CAMERA AHEAD」の標識があります。 |
| 標識のない交差点 | 標識がなければ右から来る車が優先(T字路は突き当たる側が譲る) |
|---|---|
| 優先道路の標識 | なし |
| 見た目 | 優先道路を示す黄色のひし形はありません。止まれは赤い八角形に白い縁取りと白い「STOP」、譲れは赤い太縁の白い逆三角形に黒い「GIVE WAY」です。ラウンドアバウトの入口には、赤い太縁の白い逆三角形の中に黒い 3 本の矢印で円を描いた譲れの標識が立ち、文字はありません。標識も信号もない交差点では右から来る車に道を譲り、T 字路では突き当たる側が通り抜ける道路の車に譲ります。右方優先を予告する専用の標識はありません。黄色のひし形に黒い十字(交差点の形)を描いた警告標識が交差点の手前に立つことはありますが、どちらが優先かは示しません。 |
| ラウンドアバウト | 手前に黄色のひし形に黒い 3 本の矢印で時計回りの円を描いた警告標識があり、入口には赤い太縁の白い逆三角形の中に同じ黒い矢印の円を描いた譲れの標識(文字はありません)が立ちます。すでに環道にいるすべての車に道を譲り、右から来る車だけでなく、左や正面から入って回っている車にも譲ります。時計回り(右回り)に進み、出るときは可能なら左のウインカーを出します。 |
| 補足 | 日本と同じ左側通行ですが、信号のない交差点で右側優先という点が異なります。 |
見た目 白い縦長の長方形に、斜め左下を指す黒い太い矢印を描いた記号式の標識で、文字はありません。中央分離帯や島の先端に立ちます。高速道路や幹線には、白地に黒い縁と黒い文字で「KEEP LEFT UNLESS OVERTAKING」と書いた横長の標識もあります。ビクトリア州の空港周辺などには、観光客向けに「DRIVE ON LEFT IN AUSTRALIA」の標識が立ちます。
意味 標識の左側を通ります。KEEP LEFT UNLESS OVERTAKING の区間と 80km/h を超える片側 2 車線以上の道路では、追い越しや右折のとき以外は右側の車線を走れません。
対応 日本と同じ左側通行ですが、駐車場から出るときや右折の直後に右側の車線へ入りやすいため、KEEP LEFT の矢印を見たら左へ寄ってください。高速道路では追い越しが終わったら左の車線に戻ります。
見た目 黄色のひし形に黒い縁と、横向きのカンガルーの黒い絵柄を描いた警告標識で、文字はありません。下に「NEXT 10 km」のように区間の長さを黒い文字で書いた黄色の長方形の補助板が付くことがあります。同じ形で、ウォンバット、コアラ、エミュー、野生馬、ラクダの絵柄の版もあります。
意味 野生動物が道路に出てくる区間です。カンガルーは明け方と夕暮れに特に多く、衝突すると車の損傷が大きくなります。
対応 標識の区間では速度を落とし、路肩の茂みに注意してください。日の出と日没の前後に地方の道路を走るのは避け、動物が飛び出しても急ハンドルで対向車線や路外に出ないようにします。
見た目 白い縦長の標識に赤い丸の「40」、上に「SCHOOL ZONE」、下に時間帯(8-9:30 AM、2:30-4 PM)と「SCHOOL DAYS」が書かれています。NSW 州では標識に黄色の点滅灯が付き、路面に三角形を並べた「ドラゴンの歯」の印が描かれます。終わりは「END SCHOOL ZONE」の標識です。
意味 登校日の表示時間帯だけ制限が 40km/h になります。NSW 州とビクトリア州の多くは 8:00〜9:30 と 14:30〜16:00 で、子どもの姿が見えなくても適用されます。学校の休暇中は通常の制限に戻ります。
対応 時間帯に入っているかを確認し、40km/h まで落としてください。スクールゾーンの速度違反は反則金と減点が重くなり、固定カメラが 24 時間監視している場所もあります。
罰金の例 スクールゾーンの速度違反は通常より高い反則金と減点が科されます。
見た目 緑の案内標識の中に黄色地に黒で「TOLL」と書かれたパネルが入り、路線番号(M2、M7 など)と行き先が並びます。本線上の料金地点にはカメラとアンテナを載せたガントリーがあるだけで、料金所やゲートはありません。
意味 シドニー、メルボルン、ブリスベンの有料道路はすべて電子式で、現金では払えません。タグやナンバー登録のパスがない車は、通行後に登録所有者(レンタカーは会社)へ通行料と手数料を加えた請求が届きます。
対応 レンタカーにタグが付いているか、通行料がどう精算されるかを出発前に確認してください。タグがない場合は、通行後 3 日以内に自分でパスを登録して支払えます。避けたい場合は「TOLL」の付いた案内標識の方向に入らないようにナビを設定します。
罰金の例 未払いのまま放置すると督促の手数料が加わり、レンタカー会社経由では 1 件につき 30 ドル以上の事務手数料が上乗せされます。
見た目 手前に黄色のひし形に黒い 3 本の矢印で時計回りの円を描いた警告標識があり、入口には赤い太縁の白い逆三角形の中に同じ黒い矢印の円を描いた譲れの標識が立ちます。どちらも文字はありません。複数車線のラウンドアバウトでは、路面の矢印で出口ごとの車線が示されます。
意味 すでに環道を回っているすべての車に道を譲ってから入ります。右から来る車だけでなく、左や正面から入って回ってきた車にも譲る必要があります。
対応 減速して右を確認し、環道が空いてから時計回りに入ります。左折は左のウインカーを出して左車線から、右折は右のウインカーを出して右車線から入り、出る直前に左のウインカーに切り替えます。
見た目 白い長方形に黒い文字で「RIGHT TURN FROM LEFT ONLY」と書かれた、文字が主体の標識です。メルボルン中心部などの路面電車が走る交差点にあり、道路の左側に立つものと、交差点の上の架線から吊り下げられたものがあります。電光式の標識もあります。
意味 この標識のある交差点では、右折は一番左の車線から行います。交差点に入って左端で待ち、曲がる先の信号が青になってから右折します。路面電車のために右車線を空けておく規則です。
対応 右折したいときは左車線に入って右のウインカーを出し、交差点の左端まで進んで横断歩道の手前で止まります。進行方向の信号が赤に変わり、曲がる先の信号が青になったら右折してください。日本の感覚で右車線から曲がると違反になります。
見た目 NSW 州の停車禁止の標識は、赤い縦長の長方形に白い縁取りと白い文字で「NO STOPPING」と書かれ、適用する方向を示す白い矢印と時間帯が入ります。図柄は州によって異なる場合があります。「CLEARWAY」の標識は、表示の時間帯に路肩での停車を禁止する区間を示します。標識ではなく路肩に引かれた黄色の実線も、停車禁止を意味します。
意味 矢印の方向の路肩では緊急時以外は一瞬でも停車できません。NO PARKING は乗り降りの 2 分以内なら停車できますが、NO STOPPING は不可です。クリアウェイは時間帯の間に止めると罰金に加えてレッカー移動されます。
対応 標識の矢印と時間帯を確認し、該当する時間は路肩に止めないでください。学校の周辺は反則金と減点が重くなります。
罰金の例 NSW 州の停車禁止違反は 2025 年 7 月時点で 330 ドルから、スクールゾーンでは 423 ドルと減点 2 です。
| 標識の表記 | 意味 | 主な場所 |
|---|---|---|
| EXIT | 出口 | 高速道路 |
| GIVE WAY | 譲れ | 交差点・ラウンドアバウト・合流 |
| KEEP LEFT | 左側を通行 | 分離帯・中央島 |
| KEEP LEFT UNLESS OVERTAKING | 追い越し時以外は左車線 | 高速道路・幹線 |
| NO STOPPING / CLEARWAY | 停車禁止・時間帯の停車禁止区間 | 市街地の路肩 |
| SCHOOL ZONE / END SCHOOL ZONE | スクールゾーンの始まり・終わり | 学校の周辺 |
| SHARED ZONE | 歩行者優先の共有区域(10km/h など) | 商店街・駐車場 |
| TOLL | 有料道路 | 都市部の案内標識 |
| T2 / T3 TRANSIT LANE / BUS LANE | 2人以上・3人以上の乗車専用レーン・バス専用レーン | 都市部の幹線 |
| FORM ONE LANE / MERGE | 1車線に合流 | 車線が減る場所 |
| ROADWORK / ROAD WORK AHEAD | 工事区間 | 橙色の標識 |
| DETOUR | 迂回路 | 工事・通行止め |
| END | 規制の終わり(END 60、END SCHOOL ZONE) | 速度・区域の標識 |
| NEXT 10 km | この先 10km の区間 | 警告標識のプレート |
| REST AREA | 休憩所 | 地方の幹線 |
| FLOODWAY / ROAD SUBJECT TO FLOODING | 冠水しやすい区間 | 地方の道路 |
| UNSEALED ROAD / GRAVEL | 未舗装路 | 地方の道路 |
| NO THROUGH ROAD | 行き止まり | 住宅街 |
標識の形と色の基本、国ごとの違いの一覧は「国ごとの道路標識の違い」にまとめています。
信号も「STOP」「GIVE WAY」(ギブ・ウェイ、譲れ)の標識もない交差点では、直進する場合も左折する場合も、右から来る車に道を譲ります。日本の「左から来る車が優先」とは逆になります。T字路では、突き当たる側の車が、続いている道路の車すべてに譲ります。右折する際は、対向の直進車と左折車にも譲ってください。
回る向きは日本の環状交差点と同じ時計回りで、進入する前に、すでに環道を回っている車すべてに譲ります。左折なら左、右折やUターンなら右のウインカーを進入前から出し、出る際はできる限り左のウインカーを出します。直進する場合は、進入前のウインカーは不要です。車線が複数ある場合は、路面の矢印に従ってください。
信号機のある交差点では、「U-turn permitted」(Uターン可)の標識がない限りUターンできません。信号のない交差点でも「No U-turn」の標識があればできず、白い実線の中央線を越えるUターンや、モーターウェイ(高速道路)でのUターンも禁止されています。Uターンする際は、ほかの車と歩行者すべてに譲ります。
メルボルンの中心部(CBD)などには、路面電車のために交差点の中央をあけておく「フックターン」(Hook turn)の交差点があります。「right turn from left only」(右折は左から)の標識がある場所では、右折する車は左端の車線から交差点に入り、横断歩道をふさがないように向こう側の左端まで進んで待ちます。右に曲がる先の道路の信号が青に変わったら右折します。
メルボルンでは、道路の中央を走る路面電車(トラム)が停留所に停車してドアを開けると、乗り降りする人が車道を横切ります。安全地帯(Safety zone)のない停留所では、トラムの最後部より手前で停止し、ドアが閉まって歩行者がいなくなるまで待ちます。その後もトラムが停車しているあいだは、10km/h以下で横を通過してください。
変更されやすい項目です(毎年変わる)
シドニー、メルボルン、ブリスベンの有料道路には料金所がなく、タグかナンバーの撮影で通行料を徴収します。多くのレンタカーにはタグが付いているか、運営会社Linkt(リンクト)と提携した仕組みがあります。その場合は通行料に1日3.30オーストラリア・ドルの手数料を加えて、借りる際に提示したカードに請求されます。そうした仕組みがない車の場合は、走行前か走行後3日以内にパス(Pass)を購入します。支払わないままだと、通行料にナンバー照合の手数料を加えた支払い請求が車の登録者であるレンタカー会社に届き、会社を通して請求されます。支払い方法は会社ごとに異なるため、借りる際に確認してください。
変更されやすい項目です(時々大きく変わる)
日本の免許証は英語ではないため、国外運転免許証か英訳を一緒に携帯します。NSW州では州の機関Multicultural NSWの英訳が求められ、日本の総領事館の翻訳証明は認められていません。ビクトリア州では総領事館の抜粋証明かNAATI(国の翻訳者・通訳者認定機関)の翻訳者による英訳も使えますが、タスマニア州はNAATIの英訳だけです。国外運転免許証ならどの州でも使えるため、日本で取得して行くのが確実です。
法令ではなく、現地の慣習です
地方の道路では、カンガルーや牛、エミューなどが道路に出てきます。西オーストラリア州の資料によると、カンガルーとの衝突は国内で毎年7,000件を超え、日の出と日没の時間帯、特に冬に多く発生しています。見かけたら早めに減速し、速度を保ったままハンドルを切ってよけないでください(対向車との衝突や、砂利の路肩での横滑りにつながります)。タスマニア州の公園管理局も、保護区の中での夜間の運転はできるだけ避けるよう求めています。
法令ではなく、現地の慣習です
西オーストラリア州では給油所の間が最大200kmほど空くことがあり、州はガソリンスタンドを見かけたら給油するよう勧めています。クイーンズランド州は2時間ごとに休憩を取るよう勧め、西オーストラリア州は1人1日4〜5リットルの水を持つよう勧めています。地方の道路には、トレーラーを2〜4台つないだ長さ最大53.5mの「ロードトレイン」が走っており、追い越すには長い直線と時間が必要です。
出典:西オーストラリア州 道路安全委員会(日本語の運転ガイド)、クイーンズランド州政府 StreetSmarts(日本語)
法令ではなく、現地の慣習です
クイーンズランド州では、夏の雨やサイクロンで道路が冠水することがあり、短時間で水かさが増す鉄砲水もあります。水の深さや流れ、路面が崩れていないかは外から分からず、州政府によると洪水による死者の半分以上は、冠水した道路を車で渡ろうとした人です。合言葉は「If it's flooded, forget it」(冠水していたら、あきらめる)で、通行止めの標識には必ず従ってください。
出典:クイーンズランド州政府(道路状況と冠水)、クイーンズランド州政府(冠水の危険)、西オーストラリア州 道路安全委員会(日本語の運転ガイド)
車内やトランクの中も安全ではなく、ガソリンスタンドでわずか数十秒車を離れた間に盗まれた例もあります。西オーストラリア州では公園、海水浴場、観光地、遊園地で車上荒らしが多く、パース北部近郊の観光施設の駐車場では、日中にレンタカーの窓を割られて旅券を盗まれた日本人の被害もありました。
対策車外から見える場所に鞄などを置いたまま車を離れないでください。路上駐車はパーキングメーターのある場所でもできるだけ避け、サーフィンや海水浴の際は荷物を車に残さないようにしましょう。
出典:外務省 海外安全ホームページ(オーストラリア 安全対策基礎データ)(2026年3月)
クイーンズランド州では、ケアンズのホテルで旅行中の家族が就寝中に客室へ侵入され、旅券などの貴重品とレンタカーを盗まれた例があります。スーパーの駐車場でエンジンをかけたまま後部座席で休んでいたところ、男が運転席に乗り込んで車ごと奪われた例や、ゴールドコーストで盗難車に追突されたうえ車を強奪された例も報告されています。
対策車を離れる際はエンジンを切って施錠し、鍵を持って出てください。宿泊先では就寝中も部屋のドアと窓を施錠し、できるだけ管理人のいる駐車場に止めましょう。
出典:外務省 海外安全ホームページ(オーストラリア 安全対策基礎データ)(2026年3月)
夜間や朝夕は、カンガルーなどの動物が道路を横切ったり、車のライトに向かって飛び出したりします。ニューサウスウェールズ州では、地方道路の死傷事故の41件に1件が動物との衝突でした。北部準州では、動物を避けようと急ハンドルを切った日本人旅行者が死亡事故を起こした例があります。
対策地方では夜明け、夕暮れ、夜間の運転をできるだけ避け、動物の標識がある場所では速度を落としてください。動物が飛び出しても急ハンドルを切らず、落ち着いてブレーキをかけましょう。
出典:外務省 海外安全ホームページ(オーストラリア 安全対策基礎データ)(2026年3月)、ニューサウスウェールズ州交通局(Transport for NSW)Watch for animals(2023年5月)、ニューサウスウェールズ州交通局 メディアリリース(2025年5月)
西オーストラリア州の郊外の道路は、制限速度が時速110キロでも片側1車線でガードレールのない場所が多く、すれ違いの際に左の車輪が未舗装の路肩に落ちて横転する事故が多発しています。ロードトレインと呼ばれる長さ最大53.5メートルのトレーラーも走行しており、時速110キロで追い越すには約2.5キロが必要になります。北部準州では町と町の間が遠くガソリンスタンドが少なく、スピードの出しすぎなどによるレンタカー旅行者の事故が毎年発生しています。
対策早めに給油し、水や燃料に余裕を持たせてください。路肩に車輪が落ちた場合は急ブレーキや急ハンドルを避けて減速し、ロードトレインは見通しのよい長い直線でのみ追い越すようにしましょう。
出典:外務省 海外安全ホームページ(オーストラリア 安全対策基礎データ)(2026年3月)、西オーストラリア州交通安全委員会(Road Safety Commission)Guide to WA(2021年)
北部準州の北部では12〜3月が雨季にあたり、ダーウィン周辺の幹線道路の多くが毎年冠水で通行止めになるため、標識に気づかないと洪水に巻き込まれるおそれがあります。クイーンズランド州政府によると、洪水による死者の半数以上は冠水した道路を車で渡ろうとして亡くなっています。10〜3月は各地で森林火災が発生し、道路が封鎖されることがあります。
対策出発前に州の道路情報と天気予報を確認し、通行止めの標識に従ってください。冠水した道路には進入しないようにしましょう。
出典:外務省 海外安全ホームページ(オーストラリア 安全対策基礎データ)(2026年3月)、クイーンズランド州政府 Check road conditions(2024年2月)
クイーンズランド州では、携帯電話の使用やシートベルトの未着用を撮影するカメラが州内のどこでも使われており、罰金は1件約1,300オーストラリア・ドルになります。携帯電話は膝に置いているだけでも違反となり、電源が入っていなくても対象になります。シドニーの有料道路は現金では支払えず、タグもパスもなしに通行すると、通行料にナンバー照合の手数料を加えた支払い請求が車の登録者に届きます。レンタカーの場合は請求がレンタカー会社に届き、会社を通して利用者に回されます。
対策運転中は携帯電話を手に持たず、膝にも置かないでください。有料道路を通行する前に、車に電子タグが付いているかと支払い方法をレンタカー会社に確認しましょう。
出典:外務省 海外安全ホームページ(オーストラリア 安全対策基礎データ)(2026年3月)、クイーンズランド州政府 Driving and mobile phones(2026年7月)、ニューサウスウェールズ州政府 Using toll roads(2026年7月)
被害にあった際の手順は「盗難・紛失のときの手順」にまとめています。
海外ドライブ迷わないメモ|電話番号の確認日 2026年10月21日
事故や故障の際の手順は「事故・故障のときの手順」をご覧ください。電話番号は公式の案内から転記していますが、変更されることがあります。出典のページでもご確認ください。
出典:オーストラリア政府(Triple Zero)、NRMA「Contact us and support」、NRMA「On-Road Join and Go」、NRMA ロードサービス規約(2026年7月版)、RACV ロードサービス、RACV「Car breakdown guide」、RACV ロードサービス規約、RAC WA「Are you currently broken down?」、RAC WA ロードサービス entitlements guide、Service NSW「Report a traffic breakdown or other incident」、NSW Government「How to handle vehicle breakdowns on NSW roads」、Transport Victoria「Incident Response Service」、Queensland Government「Breakdown safety on motorways and freeways」、外務省(在外公館リスト)、在オーストラリア日本国大使館(大使館案内)、外務省 海外安全ホームページ(オーストラリア)、在シドニー日本国総領事館(お困りの方へ)、在シドニー日本国総領事館(各種手続)、在メルボルン日本国総領事館(総領事館案内)、外務省(領事官の管轄区域)、在ブリスベン日本国総領事館(総領事館案内)、在ブリスベン日本国総領事館(トップページ)、在ブリスベン日本国総領事館(在ケアンズ領事事務所からの案内)、在パース日本国総領事館(トップページ)、在パース日本国総領事館(緊急連絡先)
ほかの国・地域の番号、外務省の窓口、たびレジの案内は「国ごとの緊急連絡先」にまとめています。
同じ地域の国・地域:ニュージーランド