1標識のない交差点は右優先、脇道から来る車にも適用
優先を示す標識のない交差点では、右から来る車が優先です(Priorité de droite/Voorrang van rechts、プリオリテ・ド・ドロワット/フォーラング・ファン・レヒツ)。こちらが広い道でも、右の細い道から出てくる車に道を譲ります。自分の道に優先道路の標識(黄色いひし形)がある場合や、相手側に逆三角形(譲れ)か「STOP」の標識がある場合は例外です。ラウンドアバウトでは、中を回っている車が優先されます。
標識のない交差点の右優先と、右から来なくても優先される路面電車、地域によって異なる制限速度、外国ナンバーの車に登録が必要な低排出ゾーンに戸惑いやすい国です。
一般的な乗用車を、運転経験のある成人が運転する場合の規定です。上付きの数字は「出典・参考資料」の番号を示します。
各国の数値を並べて比較するには交通ルール比較表をご覧ください。マイナ免許証のみでは、海外で運転免許証として認められないおそれがあります(詳細)。
ベルギーの標識はウィーン条約型ですが、案内標識の色がフランスと逆で、一般の行き先が青地、高速道路経由の行き先が緑地です。地域によって標識の言語が変わり、同じ町がオランダ語圏と仏語圏で別の名前で書かれる点、標識のない交差点の右方優先が徹底されている点、制限速度の標識が次の交差点までしか効かない点に注意が必要です。
ウィーン条約型です。警告は赤縁の白い三角、禁止は赤縁の白い丸、指示(義務)は青い丸、案内は長方形で、2027年6月からは国際条約に合わせた新しい図柄の標識に順次置き換わります。標識の文字はフランデレン地方(北部)がオランダ語、ワロン地方(南部)がフランス語、ブリュッセル首都圏が両言語併記、東部の一部がドイツ語で、地域の境を越えると町名の表記が変わります。17193031
図は当サイトが形と色を再現したものです。実際の標識とは細部が異なります。
| 高速道路の呼び方 | Autosnelweg / Autoroute |
|---|---|
| 案内標識の色 | 青 |
| 始まりの標識 | 青い長方形に白い縁取りで、高架の道路を正面から見た白い絵柄の標識(F5)が高速道路の始まりと各入口に立ちます。終わり(F7)は同じ絵柄に赤い斜線が入り、高速道路の終点と各出口に立ちます。F5からF7までの区間は最高120km/h、最低70km/hです。 |
| 番号の付け方 | 高速道路はA番号を持ちますが、標識では欧州路線のE番号(例:E40、E19)が主に使われ、緑地に白字の帯で示されます。環状道路はR(例:R0はブリュッセル環状道路)、地域道路はN(例:N3)で、N番号は青地に白字です。古い黒字白地の高速道路番号は緑に置き換えられています。 |
| 出口の表示 | Afrit / Sortie / Ausfahrt 出口はオランダ語圏で「Afrit」(アフリット)、フランス語圏で「Sortie」(ソルティ)、ドイツ語圏で「Ausfahrt」です。出口の案内は青地に白字の行き先の板と、出口番号を黒字で書いた白い小さな板の組み合わせです。フランデレン地方では、出口を予告する緑と黄色の板を、白黒の国際的な出口記号に近く置き換える予定です。 |
| 高速道路以外の案内標識 | 一般道の案内標識(F29)は青地に白字で、矢印の形をしています。高速道路を経由して行く行き先の標識(F31)は緑地に白字で、高速道路の記号が付きます。空港、病院、工業団地などへの案内(F33a)は白地に黒字です。黄色やオレンジ色の標識は工事中の一時的な案内です。 |
| 料金の表示 | ベルギーの高速道路は乗用車は無料で、料金所やビニエットはありません。アントワープのリーフケンスフックトンネル(Liefkenshoektunnel)だけは有料で、料金所で止まって支払います。道路交通法では料金所の標識として、赤縁の丸に「PÉAGE」または「TOL」と書かれた標識(C47、止まらずに通過することの禁止)が定められています。なお、2027年5月1日から3.5t以下の車にも、国内全域の高速道路と自動車専用道路でデジタル式のビニエット(通行券)を義務づける計画が発表されていますが、2026年11月時点では確定していません。 |
| 補足 | 2027年6月1日からは新しい道路交通法典(Code van de openbare weg)に基づく標識に切り替わり、F5はR29、F7はR31と呼ばれるようになりますが、現在の標識は2045年まで有効です。 |
| 見た目 | 市街地の入口(F1a・F1b)は、白い長方形(横長または縦長)に黒い縁取りで、建物が並ぶ町並みの黒いシルエットが描かれ、多くの場合その上に黒い文字で町名が書かれます。出口(F3a・F3b)は同じ標識に赤い斜線が引かれます。フランスのような赤い縁取りはありません。地名だけを示す別の標識(F43)は行政上の境界の印で、市街地の始まりではありません。 |
|---|---|
| 入ると | 50km/h(ブリュッセル首都圏は30km/h) |
| 補足 | フランデレン地方とワロン地方では町名の標識から先が50km/h、ブリュッセル首都圏では2021年から30km/hが原則です。町名の標識の上に「30」の赤縁の丸が付いている場合は、その町全体が30km/hです。市街地の外は、フランデレン地方が70km/h、ワロン地方が90km/hと地域で異なります。 |
| 形と単位 | 赤い縁の丸、km/h。白地に赤い縁取りの丸に黒い数字で制限速度が書かれています(C43)。単位はkm/hで、「km」の表記は省かれることがあります。下に「RAPPEL」(仏語圏)や「HERHALING」(蘭語圏)の板が付くものは、すでに適用中の制限速度の念押しです。 |
|---|---|
| 終わりの標識 | 白い丸に黒い縁取りで、数字に黒い斜線が引かれた標識(C45)がその制限速度の終わりです。 |
| すべての規制の終わり | 白い丸に黒い縁取りと黒い斜線だけの標識(C46)は、標識で示された局地的な禁止事項がすべて終わることを示します。市街地の50km/hなどの一般規則はそのまま続きます。 |
| 補足 | ベルギーの制限速度の標識(C43)は、次の交差点まで(交差点を含む)しか効力がなく、交差点の先でも続けるには標識を繰り返す必要があります。繰り返しの標識がなければ、交差点の先はその場所の一般の制限速度(市街地50km/h、ブリュッセルは30km/h)に戻ります。「ZONE」と書かれた区域の標識(F4aなど)だけは、交差点を越えても出口の標識まで続きます。 |
| 標識のない交差点 | 標識がなければ右から来る車が優先 |
|---|---|
| 優先道路の標識 | 黄色のひし形 |
| 見た目 | 優先道路は、白い縁取りの中に黄色の正方形を斜めに置いたひし形の標識(B9)で示され、黒い斜線が入ると優先の終わり(B11)です。赤縁の白い三角形に太い縦の矢印と細い横線の標識(B15)は、次の交差点で自分が優先であることを示します。「譲れ」は赤い縁取りの逆三角形(B1)、「止まれ」は赤い八角形に白い「STOP」(B5)です。赤縁の三角形に黒い「×」の標識(B17)は、次の交差点が右方優先であることの注意です。 |
| ラウンドアバウト | ラウンドアバウトは、青い丸に円を描く3本の白い矢印の標識(D5)で示され、各入口に「譲れ」の逆三角形(B1)か「STOP」(B5)が立ちます。法律上、ラウンドアバウトを回っている車は右方優先の例外で、入る車が環道の車に道を譲ります。ラウンドアバウトに入るときは方向指示器を出す必要はなく、出るときに右の方向指示器を出します。 |
| 補足 | 標識や信号のない交差点では、右から来る車が優先です(道路交通法第12.3.1条)。自分が走っている道が広い道でも、右の細い道から出てくる車に道を譲る必要があり、地元の運転者は減速せずに出てきます。右から来る車が優先にならないのは、相手が一方通行を逆向きに来る場合、自分がラウンドアバウトを回っている場合、相手が未舗装の道や小道から出てくる場合、敷地や駐車場所から出てくる場合などです。路面電車には、右から来るかどうかにかかわらず必ず道を譲ってください(第12.1条)。 |
見た目 白い長方形の標識に、黒字で「LAGE-EMISSIEZONE」(オランダ語圏)または「ZONE DE BASSES ÉMISSIONS」(フランス語圏。ブリュッセルは両方)と書かれ、赤縁の白い丸の中に、排気ガスを出す黒い車の絵柄が描かれています(F117)。出口は同じ標識に斜線が入ったもの(F118)で、カメラの絵の板が添えられることがあります。
意味 アントワープ、ヘント、ブリュッセル首都圏の全域は、排ガス基準を満たさない車が入れない区域です。ナンバー自動読取カメラで取り締まり、外国ナンバーの車は基準を満たしていても登録が必要です(ブリュッセルではオランダ登録の車を除く)。
対応 ベルギーナンバーのレンタカーは自動で照合されるため登録は不要ですが、フランスやドイツなど隣国で借りた車(オランダ登録の車を除く)でブリュッセルに入る場合は、lez.brusselsで無料登録してください(入る前か、入ってから5日以内)。フランデレン地方(アントワープ・ヘント)の登録はブリュッセルでは無効で、別に登録が必要です。ステッカーを売るサイトは公式ではありません。
罰金の例 ブリュッセルは基準外の車で入ると350ユーロ、外国ナンバーの未登録は150ユーロ。アントワープは初回150ユーロ(12か月以内の再犯は250〜350ユーロ)、ヘントは1日あたり185ユーロ
見た目 白い長方形に黒字で「ZONE」と書かれ、中に赤縁の丸い「30」の標識が描かれています(F4a)。出口(F4b)は同じ図柄が灰色になり黒い斜線が入ります。学校の周辺では、子どもの飛び出しを示す赤縁の三角の警告標識(A23)と組み合わせた「学校周辺(schoolomgeving/abords d'école)」の区域になります。
意味 この区域の中は、交差点を越えても出口の標識まで30km/hです。通常の制限速度の標識(C43)と違い、交差点で効力が切れません。
対応 出口の標識(F4b)を見るまで30km/hを守ってください。ブリュッセル首都圏は市街地全体が原則30km/hのため、幹線道路で「50」や「70」の標識がある区間以外はすべて30km/hです。
見た目 青い正方形に白い縁取りで、自転車の白い絵柄と車の絵柄、「Fietszone」(蘭語圏)または「Zone cyclable」(仏語圏)の文字が入った標識(F111)です。古い標識では「Fietsstraat」「Rue cyclable」と書かれています。出口(F113)は同じ図柄に斜線が入ります。
意味 自転車が車道の幅いっぱい(対面通行なら右半分)を使ってよい通りで、車は自転車を追い越してはいけません。制限速度は30km/hです。
対応 前を走る自転車の後ろに付いて、追い越さずに走ってください。ヘント、ルーヴェン、アントワープなどの市街地の中心部に多く、ナビが案内する近道がこの区域のことがあります。
見た目 赤縁の白い丸(両方向の通行禁止、C3)の下に、白い板で「Uitgezonderd plaatselijk verkeer」(蘭語圏)または「Excepté circulation locale」(仏語圏)と書かれています。「Uitgezonderd plaatselijke bediening」「Excepté desserte locale」と書かれることもあります。
意味 その通りの住民と訪問者、配達、路線バスなどの地元の交通だけが入れる道で、通り抜けの車は入れません。
対応 その通りの宿や店に用事があれば入れますが、近道として通り抜けることはできません。ナビが案内しても、この板が付いた道は通り抜けに使わないでください。
見た目 区間の始まりに「Trajectcontrole」(蘭語圏)などの文字を入れた案内板が立ちます。道路をまたぐ門型の構造物や柱に付いたカメラがナンバーを読み取ります(門型の装置やカメラは標識ではありません)。
意味 2地点の間の平均速度をナンバー自動読取で測る取締りで、24時間作動しています。フランデレン地方では固定式の速度取締り機が順次この方式に置き換えられており、高速道路にも一般道にも多数あります。
対応 区間の途中で減速しても平均速度で判定されるため、区間の始まりから終わりまで制限速度を守ってください。違反の通知はレンタカー会社経由で後日届きます。
| 標識の表記 | 意味 | 主な場所 |
|---|---|---|
| Afrit / Sortie / Ausfahrt | 出口 | 高速道路(蘭語圏/仏語圏/独語圏) |
| Uitrit / Sortie | 出口(駐車場・敷地) | 駐車場 |
| Wegomlegging / Omleiding / Déviation | 迂回路 | 一般道・工事(標識の語はWegomleggingが正式) |
| Werken / Travaux | 工事中 | 一般道・高速道路 |
| Route barrée | 通行止め | 一般道(仏語圏) |
| Uitgezonderd plaatselijk verkeer / Excepté circulation locale | 地元の交通を除く(通り抜け禁止) | 市街地・住宅地 |
| Eenrichtingsverkeer / Sens unique | 一方通行 | 市街地 |
| Alle richtingen / Toutes directions | 全方面 | 案内標識 |
| Andere richtingen / Autres directions | その他の方面 | 案内標識 |
| Centrum / Centre | 市街地中心部 | 案内標識 |
| Luchthaven / Aéroport | 空港 | 案内標識(白地に黒字) |
| Ring | 環状道路(R0、R1など) | 高速道路・案内標識 |
| Fietszone / Zone cyclable | 自転車優先区域(追い越し禁止) | 市街地 |
| Lage-emissiezone / Zone de basses émissions | 低排出ゾーン | アントワープ・ヘント・ブリュッセル |
| Luik / Liège, Bergen / Mons, Namen / Namur, Rijsel / Lille, Aken / Aix-la-Chapelle | 同じ町の蘭語名/仏語名(リエージュ、モンス、ナミュール、リール、アーヘン) | 案内標識(地域の境で表記が変わる) |
| Antwerpen / Anvers, Gent / Gand, Leuven / Louvain, Brugge / Bruges, Mechelen / Malines | 同じ町の蘭語名/仏語名(アントワープ、ヘント、ルーヴェン、ブルージュ、メッヘレン) | 案内標識(地域の境で表記が変わる) |
| Politie / Police | 警察 | 一般道 |
車で直接行き来できる隣国に入ると変わる点です。国境を越える予定がある場合は、隣国のページの「道路標識」の章も併せてご覧ください。
フランスに入ると案内標識の色が逆になり、高速道路経由の行き先が青、一般道の幹線が緑になります。オランダは案内標識がすべて青地で、ルクセンブルクは高速道路の案内が青、一般道が黄色です。ドイツの高速道路は無料で、フランスは多くの区間が有料です。フランデレン地方からフランスへ向かう標識には、リールが「Rijsel」、ダンケルクが「Duinkerke」と書かれています。
| 国 | 高速道路の案内標識 | 市街地の入口 | 速度の単位 | 標識のない交差点 | 高速道路の料金 | ページ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 青 | 白地に町名 | km/h | 標識がなければ右から来る車が優先 | 高速道路は無料。アントワープのLiefkenshoekトンネルは有料 | — | |
| 青 | 赤い縁の白地に町名 | km/h | 標識がなければ右から来る車が優先 | 多くの高速道路が有料。料金所でカードまたは現金 | 標識の章 | |
| 青 | 青地に町名 | km/h | 標識がなければ右から来る車が優先 | 高速道路は無料。有料はA24(後払い)とKiltunnelなど | 標識の章 | |
| 青 | 黄色地に町名 | km/h | 標識がなければ右から来る車が優先 | 無料(ビニエットも不要) | 標識の章 | |
| 青 | 黄色地に町名 | km/h | 標識がなければ右から来る車が優先 | 無料(アウトバーンも一般道も) | 標識の章 |
標識の形と色の基本、国ごとの違いの一覧は「国ごとの道路標識の違い」にまとめています。
優先を示す標識のない交差点では、右から来る車が優先です(Priorité de droite/Voorrang van rechts、プリオリテ・ド・ドロワット/フォーラング・ファン・レヒツ)。こちらが広い道でも、右の細い道から出てくる車に道を譲ります。自分の道に優先道路の標識(黄色いひし形)がある場合や、相手側に逆三角形(譲れ)か「STOP」の標識がある場合は例外です。ラウンドアバウトでは、中を回っている車が優先されます。
路面電車(Tram、トラム)には、すべての車が道を譲り、線路の上からはできるだけ早く退避します。ブリュッセルなどでは電車が車と同じ道路を走る区間があり、交差点でこちらが電車の右側にいても、右優先ではなく電車が優先されます。信号のある場所では、電車も車も信号に従います。
変更されやすい項目です(時々大きく変わる)
ベルギーは地域ごとに速度の規定があり、市街地外の一般道は、北部のフランデレン(オランダ語圏)が70km/h、南部のワロン(フランス語圏)が90km/hです。市街地は50km/hですが、ブリュッセル首都圏は2021年から原則30km/hで、一部の幹線道路だけが50か70km/hになっています。高速道路と、中央分離帯のある片側2車線以上の道路は120km/hです。地域の境目では、標識の数字に従ってください。
罰金の例10km/h以下の超過はその場で58ユーロ。それを超える1km/hごとに、市街地などは12ユーロ、ほかは7ユーロが加算(2026年7月から)
出典:ベルギーの道路交通法(Vias institute)、ブリュッセル首都圏政府、ベルギーの道路交通法(Vias institute)
変更されやすい項目です(時々大きく変わる)
ブリュッセル首都圏の全域と、アントワープ、ヘントは低排出ゾーン(LEZ)です。ベルギーで借りた車は登録の必要がありませんが、フランスやドイツなど外国で借りた車(オランダ登録を除く)は、排ガスの基準を満たしていても公式サイトでの無料登録が必要です。登録はブリュッセル(lez.brussels)と、フランデレンの2都市(アントワープかヘントのサイト)で別になっています。ブリュッセルは入る前か入ってから5日以内、アントワープとヘントは入った翌日までに済ませてください。
罰金の例外国の車を登録せずにブリュッセルに入ると150ユーロ、基準を満たさない車は350ユーロ
変更されやすい項目です(毎年変わる)
ベルギーの高速道路は、乗用車なら無料です。主な例外は、アントワープ近くのリーフケンスフック・トンネル(Liefkenshoektunnel)で、料金所で支払います。2026年の乗用車(高さ3m未満)は、カードで6.20ユーロ、現金で8ユーロです。カードや非接触で支払えるレーンが多く、現金を使えるレーンは1本だけです。
工事などで車線がなくなり流れが遅い場合は、なくなる車線の端まで進み、合流点の直前で1台ずつ交互に入ります(Tirette/Ritsen、ティレット/リッツェン)。早めに隣の車線へ移るのではありません。渋滞で列ができたら、片側2車線の道路では左車線の車は左へ、右車線の車は右へ寄ります。3車線以上なら、一番左の車線だけ左へ、ほかは右へ寄って、緊急車両の通り道を作ってください。
青い「P」と駐車ディスクの絵の標識があるブルーゾーン(Zone bleue/Blauwe zone)は、日曜と祝日を除く9時〜18時、駐車ディスクを置けば無料です。標識に別の指定がなければ、2時間まで停められます。ディスクの矢印は、到着した時刻の次の30分(12時6分なら12時30分)に合わせ、フロントガラスの内側に置きます。時間が過ぎたら、ディスクを動かすだけでなく車を移動させてください。
変更されやすい項目です(毎年変わる)
警察に止められて違反があると、ベルギーに住所のない運転者は、その場で罰金(Perception immédiate/Onmiddellijke inning)を支払うか、保証金を預けるよう求められます。支払わない場合、車を一時的に止め置かれることがあります。2026年7月から金額が約1割上がり、これに事務手数料10.67ユーロが加わります。
罰金の例携帯電話を手に持って使用する、赤信号を無視するなどの3級の違反は191ユーロ。シートベルト非着用の2級の違反は128ユーロ
出典:ベルギー政府(運輸省)、ベルギーの道路交通法(Vias institute、違反の等級)、フランデレン環境庁(VMM)
運転中に信号待ちで停止している間に、犯人がロックしていないドアを突然開けたり窓ガラスを割ったりして、助手席や後部座席に置いたバッグを持ち去ります。車を整備している持ち主のすきに、ロックされていないことを確認して車内の貴重品を持ち去る例もあります。
対策乗車したらすぐにドアをロックしてください。バッグは助手席や後部座席に置かず、外から見えない場所にしまっておきましょう。
出典:外務省 海外安全ホームページ(ベルギー 安全対策基礎データ)(2025年3月)、在ベルギー日本国大使館「安全の手引き」(2025年1月)
駐車中の車の窓ガラスを割り、車内に置いたカバンなどを持ち去る被害が多発しています。路上や駐車場で貴重品を見えない場所に隠すところを犯人に見られ、車を離れたすきにトランクをこじ開けられる例もあります。ベルギーの車上狙いは、2023年に41,878件ありました。
対策車を離れる際は、座席など外から見える場所に物を置かず、貴重品を車内に残さないようにしてください。給油などで短時間停車する場合も、必ず施錠しましょう。
出典:外務省 海外安全ホームページ(ベルギー 安全対策基礎データ)(2025年3月)、在ベルギー日本国大使館「安全の手引き」(2025年1月)
運転中や駐車中に「タイヤがパンクしている」と話しかけてきます。親切にタイヤ交換を手伝うふりをしている間に、共犯者が車内のカバンを持ち去る手口です。
対策パンクなどの故障の際は、手伝いを申し出る人の親切をうのみにせず、レンタカー会社や保険のロードサービスを利用してください。手伝ってもらう場合も、車内に荷物を置いたままにしないようにしましょう。
出典:外務省 海外安全ホームページ(ベルギー 安全対策基礎データ)(2025年3月)
ブリュッセル、アントワープ、ヘントには低排出ゾーン(LEZ)があります。ベルギー国外で登録された車(オランダ登録を除く)は、基準を満たしていても登録が必要で、登録の規則を守らないと罰金の対象になります。ブリュッセルでは、基準を満たさない車に350ユーロの罰金が科されることがあります。
対策ベルギー国外で借りた車でこれらの都市に入る予定がある場合は、公式サイトで無料の登録を済ませておく必要があります。ヘントとアントワープの登録は共通で、ブリュッセルは別に登録してください(ブリュッセルは入ってから5日以内でも構いません)。
出典:ブリュッセル首都圏地域 LEZ公式サイト(登録)、ヘント市(ヘント・アントワープ・ブリュッセルを訪れる人へのLEZの注意)、ブリュッセル首都圏地域 LEZ公式サイト(2026年)
ベルギーの欧州消費者センターによると、レンタカーで事故に遭った際に双方の運転者が署名した事故報告書がないと、貸渡会社は自動的に借り手に責任があるものとして扱います。警告灯や異音などの異常を知らせずに乗り続けた場合も、故障の責任は借り手だけにあるとされます。
対策事故の際は必ず事故報告書に相手の運転者と双方で署名し、請求された修理費は整備工場の見積もりで確認してください。警告灯や異音に気づいたら、すぐに貸渡会社に連絡しましょう。
国を問わず起きているトラブルは「ヨーロッパ共通のトラブル」に、被害にあった際の手順は「盗難・紛失のときの手順」にまとめています。
旅行者の体験談に見られるトラブル(未確認情報、1件)は「旅行者の体験談」のページに掲載しています。
海外ドライブ迷わないメモ|電話番号の確認日 2026年10月21日
事故や故障の際の手順は「事故・故障のときの手順」をご覧ください。電話番号は公式の案内から転記していますが、変更されることがあります。出典のページでもご確認ください。
出典:ベルギー政府(belgium.be)、Touring「Pech?」、Touring「En panne?」、Touring「Pech in België」、Touring「Wat te doen bij pech?」、Touring 規約「Betalende diensten in België」、Agentschap Wegen en Verkeer(フランデレン道路交通庁)「Ongevallen op de weg」、Lokale Politie Scheldewaas(警察)、外務省(在外公館リスト)、在ベルギー日本国大使館、外務省 海外安全ホームページ
ほかの国・地域の番号、外務省の窓口、たびレジの案内は「国ごとの緊急連絡先」にまとめています。