1赤信号でも一時停止すれば右折可、モントリオール島は不可
交差点の信号が赤でも、一度完全に停止して安全を確認すれば右折できます(禁止の標識がある所を除く)。日本の「左折可」に似ていますが、必ず一度停止する点と、標識がなくても認められる点が異なります。ケベック州ではモントリオール島の中だけは全面的に禁止で、禁止する時間帯を記した標識もあります。
罰金の例ケベック州で100〜200カナダ・ドルと違反点数3点
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日本と逆の右側通行で、赤信号でも一度停止すれば右折できます(モントリオール島は禁止)。スクールバスの赤い点滅では対向車も停止し、BC州とケベック州は冬タイヤが義務で、ロッキーの国立公園は入園券が必要です。
一般的な乗用車を、運転経験のある成人が運転する場合の規定です。上付きの数字は「出典・参考資料」の番号を示します。
「確認中」と表示した項目は、公的な出典で確認しきれていないものです。
各国の数値を並べて比較するには交通ルール比較表をご覧ください。マイナ免許証のみでは、海外で運転免許証として認められないおそれがあります(詳細)。
カナダの道路標識はアメリカと同じ北米型で、形と色の体系は全土で共通ですが、速度は km/h 表示で、制限速度は「MAXIMUM 100」のように書かれます。ケベック州の標識はフランス語のみで、止まれは「ARRÊT」、出口は「SORTIE」です。赤信号での右折、全方向一時停止、スクールバスの停車、30km/h のスクールゾーン、トロント近郊の料金所のない有料道路 407 ETR など、州ごとの違いを標識から読み取る必要があります。
北米型(MUTCD と同じ形と色の体系)です。規制標識は白地に黒文字の長方形で、止まれだけが赤い八角形、譲れだけが赤い縁取りの白い逆三角形(文字なし)です。緑の輪は「してよい・しなければならない」、赤い輪に斜線は「禁止」を表します。警告標識は黄色のひし形に黒い絵柄、学校関連は蛍光黄緑の五角形、工事は橙色です。案内標識は緑地に白文字が基本で、サービスは青、観光は茶色です。ケベック州は標識の文字がフランス語のみで、オンタリオ州やニューブランズウィック州の一部では英仏併記の標識があります。364834492733
図は当サイトが形と色を再現したものです。実際の標識とは細部が異なります。
| 高速道路の呼び方 | Freeway / Highway(オンタリオ州は 400 系、ケベック州は Autoroute) |
|---|---|
| 案内標識の色 | 緑 |
| 始まりの標識 | 「高速道路の始まり」を示す絵柄の標識はありません。入口では緑地に白文字の案内標識と路線標識が目印です。オンタリオ州の 400 系高速道路は、上に王冠を載せた白い盾形に黒い数字の路線標識(案内標識の中では王冠の形の枠に数字)、ケベック州の Autoroute は青の盾形の標識、BC 州やアルバータ州は州ごとの盾形の標識に番号が入ります。 |
| 番号の付け方 | 路線番号は州ごとに付けられ、オンタリオ州の高速道路は 400 番台(401、407、QEW)、ケベック州の Autoroute は 2 桁または 3 桁(A-20、A-40)、BC 州は Highway 1(トランスカナダハイウェイ)や 99 のように番号で呼ばれます。カナダ横断道路(Trans-Canada Highway)は緑地に白いカエデの葉の標識です。アメリカのような全国共通の高速道路番号はありません。 |
| 出口の表示 | EXIT / SORTIE 出口は番号付きで、オンタリオ州などでは緑の案内標識の上に「EXIT 375」のような緑の番号札が載り、番号は起点からの距離(km)に基づいて付けられます。ケベック州では、出口番号が緑の案内標識の上辺にある黄色の台形の札(出口のある側にとがった形)に黒で書かれます。出口の予告と方向の標識は緑地、分岐点に立つ出口確認の標識は黄色地で、番号は高速道路の起点からの km 数です。予告の距離は km です。 |
| 高速道路以外の案内標識 | 高速道路以外の一般道の案内標識も緑地に白文字で、距離は km 表示です。青地はガソリン・食事・宿泊などのサービス案内、茶色地は公園や観光地の案内です。ケベック州では一般道の路線標識が緑、Autoroute の路線標識が青と色で区別されています。 |
| 料金の表示 | 有料道路はごく少なく、トロント近郊の 407 ETR(QEW〜Brock Road の 108km)は料金所がない電子式です。本線や出入口の上にはカメラとアンテナを載せた門型の装置(ガントリー)があり、通行するとナンバーかトランスポンダーを読み取って車の登録所有者(レンタカーは会社)に請求が届きます。407 ETR の路線標識はほかの州道と異なり、白い楕円に黒い数字の「407」です(二次情報)。Brock Road より東の州営の Highway 407 は2025年6月1日から無料です。ケベック州ではモントリオールとラヴァルを結ぶ A-25 の橋が料金所のない電子式の有料区間です。A-30 の橋(ボアルノワ付近)には料金所があり、カードかトランスポンダーで支払います(現金は不可)。料金の案内には「PÉAGE」(料金)の語が使われます。ノバスコシア州の Highway 104(Cobequid Pass)には料金所(ブース)があり、州外で登録された車は料金を支払います。BC 州の高速道路は無料です。 |
| 補足 | オンタリオ州の 401 など都市部の高速道路は「COLLECTOR(側道)」と「EXPRESS(本線)」に分かれており、出口は COLLECTOR 側からしか出られない区間があります。 |
| 見た目 | 欧州のような「市街地の入口」の標識はありません。市町村の境界には緑地に白文字の地名や「Welcome to ...」の看板が立つことがありますが法的な意味はなく、制限速度は白い「MAXIMUM 50」の標識で示されます。 |
|---|---|
| 入ると | 地名の標識に速度の意味はありません。標識がなければ市街地は 50km/h、市街地外は 80km/h(オンタリオ州・BC 州)で、ケベック州の市街地も 50km/h です。 |
| 補足 | アルバータ州やBC州の町では、入口の標識の直後に 30km/h のスクールゾーンやプレイグラウンドゾーンが続くことがあります。 |
| 形と単位 | 白い長方形(MAXIMUM)、km/h。白地に黒い縁取りの縦長の長方形で、上に「MAXIMUM」、下に大きな黒い数字(例:100)が書かれ、小さく「km/h」が添えられることもあります。アメリカの「SPEED LIMIT」の代わりに MAXIMUM と書かれ、単位は km/h です。高速道路では「MINIMUM 60」の最低速度が併記されることがあります(ケベック州)。 |
|---|---|
| 終わりの標識 | 一般の制限速度には「制限の終わり」の標識はなく、次の MAXIMUM 標識が出るまで同じ制限が続きます。制限が下がる手前には、白地に黒で下がった後の制限速度を予告する規制標識(MAXIMUM SPEED AHEAD)が立ちます(BC 州・オンタリオ州)。工事区間などの一時的な制限の終わりには、白地に黒の「RESUME SPEED」の標識が立ちます(BC 州)。スクールゾーンやプレイグラウンドゾーンの終わりは、反対車線向きの標識の裏側、「END SCHOOL ZONE」の標識、またはより高い数字の MAXIMUM 標識で示されます。 |
| すべての規制の終わり | 「全規制の終わり」の標識はありません。 |
| 補足 | 黄色の四角い補助板に黒で km/h の数字を書いた標識は、カーブやランプの推奨速度で、制限速度ではありません。ケベック州では速度の標識も「MAXIMUM」で、数字の下に km/h の表示はありません。工事区間の制限は橙色の標識と組み合わされます。 |
| 標識のない交差点 | ほぼ同時なら右側の車が優先(ケベック州は右から来る車に譲る) |
|---|---|
| 優先道路の標識 | なし |
| 見た目 | 優先道路を示す黄色のひし形はありません。止まれは赤い八角形に白で「STOP」(ケベック州は「ARRÊT」、バイリンガル地域は「ARRÊT / STOP」)です。譲れは赤い縁取りの白い逆三角形で、アメリカの YIELD と違い文字はありません。全方向一時停止では、STOP の下に赤地に白の「ALL WAY」または「4-WAY」の補助板が付き、ケベック州では赤地に交差点の形に合わせて各方向に小さな止まれの八角形を描いた補助板が付きます。右方優先を予告する専用の標識はありません。標識のない交差点で同時に差しかかった場合は右側の車が優先です。 |
| ラウンドアバウト | ラウンドアバウトの手前には、黄色のひし形に反時計回りの矢印が円を描く警告標識があり(オンタリオ州)、入口には文字のない譲れの逆三角形が立ちます。環道内の車が優先で、反時計回り(左回り)に進みます。古い「トラフィックサークル」で標識がない場合は、標識のない交差点と同じ扱いになります(BC 州)。 |
| 補足 | 全方向一時停止では先に止まった車から順に、同時なら右側の車が、対面なら直進が左折より優先です。信号が消えている交差点は全方向一時停止として扱います。 |
見た目 赤い八角形に白い大文字で「ARRÊT」と書かれています。ケベック州では 1992 年以降「ARRÊT」か「STOP」のどちらか一方だけが使われ、両方を並べた標識は新設されません。オンタリオ州の一部やニューブランズウィック州では「ARRÊT / STOP」の併記があります。全方向一時停止では、下に赤地で交差点の形に合わせて各方向に小さな止まれの八角形を描いた補助板が付きます。
意味 英語の STOP と同じ意味で、停止線か横断歩道の手前で完全に停止し、優先する車と歩行者に道を譲ります。
対応 文字がフランス語でも形と色は同じなので、赤い八角形を見たら必ず止まってください。下にプレートがあれば全方向一時停止で、先に着いた車から順に進みます。
見た目 白地の長方形に、赤い斜線を引いた右折の矢印と、その下に赤く点灯した信号機を描いた標識です(ケベック州)。BC 州などでも白地に黒と赤で描かれ、右折か左折のどちらの禁止かが示されます。モントリオール島へ入る橋やトンネル、フェリー、空港には禁止を知らせる標識が立ち、時間帯や月の限定がある場合は下に補助板が付きます。
意味 カナダでは赤信号でも完全に停止してから右折できますが、この標識のある交差点とモントリオール島の全域では、青になるまで右折できません。
対応 標識がなければ停止線で止まり、歩行者・自転車・交差する車に道を譲ってから右折します。モントリオール島内では標識の有無にかかわらず青を待ってください。ケベック州で違反すると罰金と減点があります。
罰金の例 ケベック州では、禁止された場所での赤信号右折や完全に止まらない右折は、罰金と違反点数(points d'inaptitude)の対象です。
見た目 学校区域の標識は蛍光黄緑の地に黒で子どもの絵柄を描いた警告標識で、オンタリオ州では五角形です。BC 州ではその下に白地に黒の「30 km/h」の補助板が付き、時間が異なる場合は「8AM - 5PM SCHOOL DAYS」などの時間も書かれます。プレイグラウンドゾーンは、黄色のひし形に遊ぶ子どもの黒い絵柄の標識の下に、白地に黒の「30 km/h」の補助板が付きます。
意味 表示の時間帯は 30km/h が上限です。BC 州の学校は登校日の 8〜17 時(補助板に別の時間があればその時間)、アルバータ州は登校日の 8:00〜9:30・11:30〜13:30・15:00〜16:30 が基本です。プレイグラウンドゾーンは、BC 州が毎日夜明けから日没まで、アルバータ州が毎日 8:30 から日没1時間後までです。アルバータ州では、スクールゾーンの時間帯に区間内で追い越すことも禁止です。
対応 蛍光黄緑の五角形を見たら時間帯を確認し、30km/h まで落としてください。終わりは「END SCHOOL ZONE」か高い数字の MAXIMUM 標識、または反対向きの標識の裏側です。
見た目 白地に黒文字で、赤いランプを点滅させた黄色いスクールバスの絵と「DO NOT PASS SCHOOL BUS WHEN RED LIGHTS ARE FLASHING」の文があります(BC 州)。黄色いスクールバスは停車時に上部の赤いランプを交互に点滅させ、運転席側から赤い八角形の「STOP」の腕木を出します。
意味 スクールバスが赤く点滅して停車しているときは、後続車も対向車も停止しなければなりません。オンタリオ州では中央分離帯のある道路でだけ対向車は免除され、後続車は 20m 以上手前で止まります。
対応 赤い点滅と腕木を見たら追い越さずに止まり、点滅が消えてバスが動き出すまで待ちます。オンタリオ州ではバスのカメラが違反車を記録し、登録所有者に罰金が届きます。
見た目 白地に黒文字の長方形で、黒い四角の中に白いひし形の記号があり、「HOV 2+」のような乗車人数の条件が書かれています。バス専用ならバスの絵柄があり、時間帯が書かれることもあります。路面にも白いひし形が描かれ、一般車線との境は太い実線か破線です。ケベック州は「VOIE RÉSERVÉE」の表記です。
意味 標識の人数以上が乗った車やバス、バイクだけが走れる車線です。多くは終日ですが、時間帯限定の区間もあります。実線の区間では出入りできません。
対応 1人で運転しているときはひし形の車線に入らないでください。条件を満たしていても、出入りは破線の区間か標識で示された場所だけで行います。
見た目 標識ではなく、本線や出入口の上に架かるカメラとアンテナを載せた門型の装置(ガントリー)で課金されます。料金所や停止する場所はありません。407 ETR の路線標識はほかの州道と異なり、白い楕円に黒い数字の「407」です(二次情報)。
意味 QEW から Brock Road まで 108km の電子式有料道路で、走った区間と時間帯に応じた通行料が、トランスポンダーかナンバーの撮影で課金されます。トランスポンダーがない車には1回ごとのカメラ料金と月額の口座料金が加わります。Brock Road より東の州営の区間(Highway 407)は2025年6月1日から無料です。
対応 レンタカーで走ると請求はレンタカー会社に届き、会社の手数料を加えて精算されます。避けたい場合は、ナビの有料道路回避を設定し、「407」と「TOLL」の付いた案内標識の方向に入らないでください。並行する 401 は無料です。
罰金の例 未払いは督促の手数料が加算され、オンタリオ州ではナンバープレート更新の拒否につながります。
見た目 白地に黒文字の長方形に、タイヤとチェーンの絵柄と「USE WINTER TIRES OR CARRY CHAINS BEYOND THIS POINT OCT 1 - APR 30」の文があります。乗用車とキャンピングカーの絵が描かれた版もあります。山岳路の入口に立ち、冬期だけ開かれる折りたたみ式の標識です。
意味 BC 州では 10 月 1 日から 4 月 30 日(一部の道路は 3 月 31 日)まで、この標識の先を走る乗用車には冬タイヤ(M+S または山と雪の結晶のマーク、溝 3.5mm 以上)が必要です。夏タイヤにチェーンを付けても冬タイヤの代わりにはなりません。バンクーバー周辺を出て内陸や山へ向かう主要道路のほとんどが対象です。
対応 冬に BC 州の山道を走る場合は、借りる車に冬タイヤが付いているかを確認してください。装備がないと警察に引き返させられ、罰金の対象になります。ケベック州でも 12 月 1 日から 3 月 15 日まで冬タイヤが義務(州内で貸し出されるレンタカーも対象)ですが、標識ではなく法律で全域に適用されます。
罰金の例 BC 州で冬タイヤを装着していない乗用車は 121 ドルです。
| 標識の表記 | 意味 | 主な場所 |
|---|---|---|
| EXIT / SORTIE | 出口 | 高速道路 |
| MAXIMUM | 制限速度(km/h) | 速度標識 |
| ARRÊT | 止まれ | ケベック州の交差点 |
| EXCEPTÉ DÉPASSEMENT | 追い越しの場合を除く(上り坂で右車線を走る指示) | ケベック州の登坂車線 |
| ALL WAY / 4-WAY | 全方向一時停止 | STOP の下のプレート |
| SENS UNIQUE / ONE WAY | 一方通行 | 市街地 |
| DÉTOUR / DETOUR | 迂回路 | 工事区間(橙色) |
| TRAVAUX / CONSTRUCTION | 工事 | 工事区間(橙色) |
| VOIE RÉSERVÉE / HOV | 専用車線 | 都市部の幹線 |
| PÉAGE / TOLL | 有料 | 407 ETR・ケベックの橋 |
| CENTRE-VILLE / DOWNTOWN | 市街地中心部 | 案内標識 |
| AÉROPORT / AIRPORT | 空港 | 案内標識 |
| STATIONNEMENT INTERDIT / NO PARKING | 駐車禁止 | 路肩 |
| EST / OUEST / NORD / SUD | 東・西・北・南(EAST / WEST / NORTH / SOUTH) | 路線標識の方向 |
| KEEP RIGHT EXCEPT TO PASS | 追い越し以外は右車線を走行 | BC州などの多車線道路 |
| ZONE SCOLAIRE / SCHOOL ZONE | スクールゾーン | 学校の近く |
| PONT / BRIDGE | 橋 | 案内標識 |
| COLLECTOR / EXPRESS | 側道・本線(オンタリオ州の都市高速) | 401 などの案内標識 |
車で直接行き来できる隣国に入ると変わる点です。国境を越える予定がある場合は、隣国のページの「道路標識」の章も併せてご覧ください。
アメリカへ入ると速度は mph 表示になり、速度標識は「SPEED LIMIT」の白い長方形に変わります。標識の形と色の体系は同じですが、距離もマイルになります。
| 国 | 高速道路の案内標識 | 市街地の入口 | 速度の単位 | 標識のない交差点 | 高速道路の料金 | ページ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 緑 | 独自の様式 | km/h | ほぼ同時なら右側の車が優先(ケベック州は右から来る車に譲る) | 有料道路は少数。トロント近郊の407 ETRは料金所なし | — | |
| 緑 | 独自の様式 | mph | 先に交差点に入った車が優先、ほぼ同時なら右側の車が優先 | ネバダ州・アリゾナ州は無料。カリフォルニア州とフロリダ州に有料の道路や橋 | 標識の章 |
標識の形と色の基本、国ごとの違いの一覧は「国ごとの道路標識の違い」にまとめています。
交差点の信号が赤でも、一度完全に停止して安全を確認すれば右折できます(禁止の標識がある所を除く)。日本の「左折可」に似ていますが、必ず一度停止する点と、標識がなくても認められる点が異なります。ケベック州ではモントリオール島の中だけは全面的に禁止で、禁止する時間帯を記した標識もあります。
罰金の例ケベック州で100〜200カナダ・ドルと違反点数3点
BC州(バンクーバーなど)の緑の点滅信号は、歩行者が押しボタンで変える信号の合図で、交差点が空いていれば進めますが、歩行者が押すと黄、赤に変わります。アルバータ州やケベック州では、緑の点滅や緑の矢印は対向車線が赤で停止している合図で、優先して左折できます。州をまたいで走行する際は、同じ緑の点滅でも意味が異なることに注意してください。
出典:ICBC(BC州 運転者マニュアル)、アルバータ州 運転者ガイド(2026年版)、ケベック州自動車保険公社(SAAQ)
北米には、交差点の全方向に「STOP」の標識(ケベック州ではフランス語の「ARRÊT」、アレ)がある所が多くあります。どの車も一度完全に停止し、先に停止した車から順に進みます。同時に停止した場合は左側の車が右側の車に譲り、交差点の中にいる歩行者にも譲ります。
黄色いスクールバスが上部の赤いライトを点滅させ、横の「STOP」の腕を出したら、後続車も対向車も停止します。中央分離帯で分かれた道路の反対車線だけは停止しなくてかまいません。後方からはオンタリオ州では20m以上、ケベック州では5m以上離れて停止し、ライトが消えて腕が畳まれるまで待ちます。登下校の時間に限らず、いつでも同じです。
罰金の例オンタリオ州は初回400〜2,000カナダ・ドルと違反点数6点
BC州では、標識のある州道の多くで10月1日〜4月30日(山岳地域などを通らない一部の道路は3月31日まで)に冬タイヤが必要です。M+S(マッド・アンド・スノー)か山と雪の結晶のマークがあり、溝が3.5mm以上あるタイヤが冬タイヤとして認められ、夏タイヤにチェーンを付けても代わりになりません。ケベック州では12月1日〜3月15日に冬タイヤが義務で、州内で貸し出すレンタカーにも適用され、山と雪の結晶のマークかスパイクタイヤに限られます。
罰金の例BC州は121カナダ・ドル、ケベック州は200〜300カナダ・ドル
変更されやすい項目です(毎年変わる)
バンフ、ジャスパー、ヨーホー、クートニーの国立公園で車を停めたり、アイスフィールド・パークウェイなどの景勝道路を走行したりするには入園券が必要です。2026年のバンフは大人1日12.25カナダ・ドル、同じ車で来る7人まで24.50カナダ・ドルです。国道1号線と93号線南を停止せずに通り抜けるだけなら不要です。モレーン湖への道路は一年中自家用車が通行できず、予約制のパークス・カナダのシャトルかツアーバスで行きます。レイク・ルイーズ湖畔の駐車場は夜明け前に満車になることが多く、2026年は5月15日〜10月12日に1日42カナダ・ドルです。
罰金の例入園券なしで公園内を移動すると、最高25,000カナダ・ドルの罰金の対象
出典:パークス・カナダ(バンフ国立公園の通行の命令)、パークス・カナダ(レイク・ルイーズとモレーン湖)、パークス・カナダ(バンフ国立公園の料金)
レイク・ルイーズとジャスパーを結ぶ232kmの景勝道路(93号線北)には給油所が1か所しかなく、携帯電話もつながりません。ホテルや売店などが営業するのは6〜9月だけのため、出発前に満タンにし、飲み物や食べ物を持参してください。冬の除雪は7時〜15時30分だけで、11月1日〜3月31日(雪や氷があればその他の時期も)は冬タイヤかチェーンが義務です。
ロッキーの国立公園では、道路のそばでエルクやクマなどに出会うことがあります。見かけたら速度を落としてそのまま進むのが基本で、停止する場合は安全な場所に寄せてハザードランプを付け、車の中から短時間見るだけにします。シカやエルクからは30m、クマやオオカミからは100m以上離れてください。餌を与えたり、近づいて驚かせたりすることは法律で禁止されています。
罰金の例餌やりや野生動物を乱す行為は、最高25,000カナダ・ドル
変更されやすい項目です(時々大きく変わる)
トロント近郊の有料高速道路407 ETRには料金所がなく、カメラがナンバーを読み取ります。レンタカーでは運営会社がレンタカー会社に請求し、通行料にカメラ料金などとレンタカー会社の手数料を加えた額が、数か月後に届くこともあります。東の州有区間(ブロック・ロード〜35/115号線、407号線東部)は2025年6月1日から無料です。モントリオールとラヴァルを結ぶA25の橋も料金所がなく、ナンバーの撮影で請求されます。
変更されやすい項目です(時々大きく変わる)
観光客が日本の免許証で運転できるのは、BC州とケベック州は6か月、オンタリオ州は3か月、アルバータ州は1年までです。在バンクーバー日本国総領事館は、BC州では国外運転免許証を一緒に持つ必要があり、ない場合は認められた翻訳者による英訳が必要だとしています。日本の免許証は英語ではないため、ほかの州でも国外運転免許証を持って行くのが確実です。在トロント日本国総領事館はマイナ免許証は使えないとしており、従来の免許証を持参してください。
バンクーバーでは、スタジアムや大型ショッピングモールの駐車場、市街地での短時間の駐車でも車上ねらいが発生しており、日本人旅行者が現金や旅券を盗まれた被害が報告されています。ドアのロック忘れによる被害もあります。地下駐車場、公園、人通りの少ない路上では、施錠していても窓を割って盗む手口が多発しています。モントリオールでも、車上ねらいの大部分は無施錠の車が被害に遭っています。
対策車内に貴重品を残さず、外から見える場所に鞄やスーツケースを置いたまま車を離れないでください。確実に施錠し、割高でも人目があり管理人のいる駐車場を利用しましょう。
出典:在バンクーバー日本国総領事館 各種犯罪被害に関する注意喚起(2024年5月)、在バンクーバー日本国総領事館 安全の手引き(2026年3月)、在モントリオール日本国総領事館 安全の手引き(2026年5月)
トロント市では2024年に9,352件の自動車窃盗が発生しました(前年比24.3%減)。カナダ政府は2024年5月に自動車盗難対策の国家行動計画を開始し、オンタリオ州はトロント周辺の暴力を伴うカージャックや自動車盗難への対応として警察ヘリの導入を進めています。外務省は、車の鍵のこじ開けは容易であるため盗難防止措置を施していることを示し、割高でも人目のある駐車場を利用するよう勧めています。
対策鍵を車に残さず、人目のある駐車場に止めてください。車を奪われそうになった場合は抵抗せず、身の安全を優先しましょう。
出典:在トロント日本国総領事館 治安情報および一般留意事項(2025年1月)、カナダ公安省(Public Safety Canada)National action plan on combatting auto theft(2026年4月)、外務省 海外安全ホームページ(カナダ 安全対策基礎データ)(2025年9月)
冬季は降雪と路面凍結によるスリップ事故が多発し、モントリオールでは積雪による事故渋滞で高速道路上に立ち往生した車で凍死者が出た例もあります。ブリティッシュコロンビア州では10月1日から4月30日まで(一部の道路は3月31日まで)、ほとんどの幹線道路で乗用車に冬タイヤが必要です(夏タイヤにチェーンを付けても代わりになりません)。未装着の場合は警察などに引き返させられることがあり、121カナダ・ドルの罰金の対象になります。ケベック州では12月1日から3月15日まで冬タイヤが義務付けられており、レンタカーも対象になります。罰金は200〜300カナダ・ドルに費用が加算されます。
対策冬は燃料を常に一定量以上保ち、毛布などを車に備えておくと安心です。降雪時はなるべく運転を控え、冬タイヤが装着されているかをレンタカー会社に確認してから山間部に向かってください。
出典:在モントリオール日本国総領事館 安全の手引き(2026年5月)、ブリティッシュコロンビア州政府 Enforcement of Winter Tires & Chains Requirements(2025年11月)、ケベック州自動車保険公社(SAAQ)Winter Preparation、ブリティッシュコロンビア州政府 Passenger Vehicle - Tire and Chain Requirements、ブリティッシュコロンビア州政府 Winter Driving
ブリティッシュコロンビア州の州道では年間約5,700件の野生動物との衝突が発生しており、約75%がシカ、15%がクマ、エルク、ヘラジカとの衝突で、動物は夜明け、夕暮れ、夜間に最も活動します。ジャスパー国立公園では統計上、運転が園内で最も危険な活動とされ、2024年の山火事の影響で脇道には倒木などの障害物が残っています。冬のアイスフィールド・パークウェイはアサバスカ滝からレイクルイーズまで携帯電話が通じず、11月1日から3月31日まではスノータイヤかチェーンが必要になります。
対策夜明けと夕暮れは速度を落とし、動物が現れても急ハンドルを切らずに車線を保ってしっかりブレーキをかけてください。出発前にDriveBCや511 Albertaで道路状況と通行止めを確認し、シャベル、毛布、食料を積んでおきましょう。
出典:ブリティッシュコロンビア州政府 Wildlife Management on B.C. Highways(2025年1月)、ブリティッシュコロンビア州政府 Wildlife on B.C. Highways(2026年8月)、パークス・カナダ ジャスパー国立公園 Driving(2024年10月)
トロント周辺のハイウェイ407 ETRは料金所のない全自動の有料道路で、カメラでナンバーを読み取り、車の所有者に請求します。レンタカーの場合、請求は所有者であるレンタカー会社に届き、通行料と追加の管理手数料をどのように利用者へ請求するかは会社が決めます。利用者が自分のトランスポンダーをレンタカーに取り付けても請求はレンタカー会社に届き、自分の口座には移せません。
対策407 ETRを通行する前に、レンタカー会社に通行料の請求方法と手数料を確認してください。避けたい場合は、無料のハイウェイ401などを利用しましょう。
出典:407 ETR(有料道路運営者)Frequently Asked Questions、407 ETR(有料道路運営者)Rates & Fees(2025年1月)
407 ETRを装い、通行料が未払いだとして緊急の支払いを求める偽のSMSやウェブサイトが、2024年以降繰り返し出回っています。運営者は2025年に、同社を装う1,100以上の偽ドメインを削除しました。カナダ詐欺防止センターも、通行料や速度違反の未払いを装う偽SMSに注意を呼びかけており、正規の料金所がSMSで即時の支払いを求めることはないとしています。
対策リンクを開かず、407etr.comか公式アプリで残高を確認してください。不審なSMSはカナダ詐欺防止センターに通報しましょう。
出典:407 ETR(有料道路運営者)ニュースリリース 2026-03-05(2026年3月)、407 ETR(有料道路運営者)ニュースリリース 2025-11-07(2025年11月)、カナダ詐欺防止センター(Canadian Anti-Fraud Centre)The 12 frauds of the holidays(2025年11月)
被害にあった際の手順は「盗難・紛失のときの手順」にまとめています。
旅行者の体験談に見られるトラブル(未確認情報、2件)は「旅行者の体験談」のページに掲載しています。
海外ドライブ迷わないメモ|電話番号の確認日 2026年10月21日
事故や故障の際の手順は「事故・故障のときの手順」をご覧ください。電話番号は公式の案内から転記していますが、変更されることがあります。出典のページでもご確認ください。
出典:外務省 海外安全ホームページ(安全対策基礎データ)、CAA National トップページ、AMA(アルバータ自動車協会)ロードサービス、AMA 自動車サービスの規約、AMA Plus 会員ハンドブック、CAA South Central Ontario ロードサービス、CAA South Central Ontario ロードサービスガイド、CAA South Central Ontario 会員規約、JAF「アメリカ自動車協会(AAA)・カナダ自動車協会(CAA)のサービスについて」、JAF English「Worldwide Services」、BCAA 連絡先、BCAA FAQ「I'm not a BCAA Member, can I still receive Roadside Assistance?」、BCAA FAQ「How can I request Roadside Assistance?」、BCAA FAQ「How soon after I purchase my Membership can I request roadside assistance?」、オンタリオ州運輸省 運転者ハンドブック「Dealing with emergencies」、外務省(在外公館リスト)、在カナダ日本国大使館(大使館案内)、在バンクーバー日本国総領事館(総領事館案内)、在カナダ日本国大使館(大使館の領事管轄)、在カルガリー日本国総領事館(住所・開館時間・休館日)、在トロント日本国総領事館(総領事館案内)、在モントリオール日本国総領事館(所在地・連絡先・開館時間・休館日)
ほかの国・地域の番号、外務省の窓口、たびレジの案内は「国ごとの緊急連絡先」にまとめています。