112月1日〜3月1日は冬タイヤが義務
雪がなくても、12月1日から3月1日までは冬タイヤでないと走行できません。スタッドのない冬タイヤは山と雪の結晶のマーク(3PMSF)が必要で、溝は3mmより深いことが求められます。スタッドタイヤ(naastrehv、ナーストレフ)は10月15日〜3月31日に使用でき、冬の路面であれば10月1日〜4月30日まで認められます。
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12月1日〜3月1日は冬タイヤが義務で、ライトは一日中点灯します。4車線の国道は夏だけ110〜120km/hに引き上げられ、寒い冬には島へ渡る氷の道が開くこともあります。
一般的な乗用車を、運転経験のある成人が運転する場合の規定です。上付きの数字は「出典・参考資料」の番号を示します。
各国の数値を並べて比較するには交通ルール比較表をご覧ください。マイナ免許証のみでは、海外で運転免許証として認められないおそれがあります(詳細)。
エストニアの標識はウィーン条約型で、警告は白地に赤縁の三角、禁止は赤縁の丸です。高速道路に指定された道路はなく、片側2車線の国道も案内標識は青地に白文字で、料金所はありません。市街地の入口の標識(Asula)は白地に町のシルエットと町名で、そこから先は50km/hです。
ウィーン条約型です。エストニアは1992年にウィーン条約(道路標識)に加盟し、標識は政府の規則「Liiklusmärkide ja teemärgiste tähendused ning nõuded fooridele」で定められています。警告標識は赤い縁の白い三角形(工事など一時的な警告だけは黄色地のこともあります)、禁止標識は赤い縁の白い丸、指示標識は青い丸、案内標識は長方形です。旧ソ連時代の標識から改められましたが、市街地では速度の標識の効力が次の交差点で切れるなど、旧ソ連圏と似た規則も残っています。1151417
図は当サイトが形と色を再現したものです。実際の標識とは細部が異なります。
| 高速道路の呼び方 | Kiirtee(現在、指定された道路はなし) |
|---|---|
| 案内標識の色 | 青 |
| 始まりの標識 | 規則には511「Kiirtee」(正方形の標識に高速道路の絵柄)と512「Kiirtee lõpp」が定められていますが、高速道路に指定されている道路は現在ありません。タリンとタルトゥ、ナルヴァ、パルヌを結ぶ国道の片側2車線(2+2)の区間は一般の国道扱いで、夏は標識で110km/h(一部120km/h)、冬は区間ごとに引き下げられます。 |
| 番号の付け方 | 国道(Põhimaantee、1〜12番)の番号は赤地に白い数字、支線道路(Tugimaantee、13〜99番)は黄色地に黒い数字、地方道(Kõrvalmaantee)は白地に黒い数字です。欧州路線のE番号(E20、E67「ヴィア・バルティカ」、E263など)は緑地に白文字で併記されます。 |
| 出口の表示 | なし(出口は矢印と地名で表示) 高速道路がないため出口の標識はありません。片側2車線の国道の分岐は、青い案内標識に斜め上向きの矢印と地名で示され、インターチェンジの手前に距離の予告標識が立ちます。 |
| 高速道路以外の案内標識 | 国道や主要な道路の案内標識は青地に白文字です。市街地内の施設や地元の行き先への案内は白地に黒文字で、観光地への案内は茶色地です。 |
| 料金の表示 | 乗用車の通行料、ビニエット、料金所はありません。道路利用料(Teekasutustasu)は総重量3.5tを超える貨物車だけが対象で、サーレマー島やヒーウマー島へのフェリーは別に有料です。 |
| 補足 | 冬(例年11月中旬〜)は片側2車線の国道の制限速度が区間ごとに下がり、夏(4月〜)に110〜120km/hへ戻ります。実際の数字は標識で確認してください。 |
| 見た目 | 571「Asula」(市街地)は白い長方形に黒い建物の並び(町並みのシルエット)を描いた標識で、下に黒い文字で町名を添えた形(571a)もあります。出口の572「Asula lõpp」は同じ標識に赤い斜線が引かれます。 |
|---|---|
| 入ると | 50km/h |
| 補足 | この標識から先は市街地の規則が適用され、速度の標識がなくても50km/hです。市街地の手前に立つ速度の標識(351)の効力は、この標識で切れます。市街地を出ると一般道は90km/hになります。 |
| 形と単位 | 赤い縁の丸、km/h。351「Suurim kiirus」は白地に赤い縁の丸で、黒い数字が入ります。単位はkm/hで標識には書かれていません。片側2車線の国道では、季節で数字が変わる可変式の標識も使われます。 |
|---|---|
| 終わりの標識 | 371「Suurima kiiruse piirangu lõpp」は白い丸の数字に黒い斜線が入ったもので、この先は一般制限速度(市街地50km/h、市街地外90km/h)に戻ります。市街地の中では、速度の標識の効力は標識の先の最も近い交差点で切れ(交差点がなければ市街地の終わりまで)、市街地外では終わりの標識、補助標識で示された距離、または別の数字の標識まで続きます。区域の速度規制は382「Kiiruspiirangu ala」(白い四角に速度の丸)で始まり、392「Kiiruspiirangu ala lõpp」で終わります。 |
| すべての規制の終わり | 376「Piirangute lõpp」(白い丸に黒い斜線)は、速度制限や追い越し禁止など、複数の規制をまとめて解除します。 |
| 補足 | 生活道路の区域(Õueala)は20km/hです。速度違反は外国の登録者にも通知されます。固定カメラは3km/h、警察の移動式カメラは2026年7月から6km/hの超過で記録し、カメラによる罰金は超過1km/hにつき5ユーロ(上限300ユーロ)です。 |
| 標識のない交差点 | 標識がなければ右から来る車が優先 |
|---|---|
| 優先道路の標識 | 黄色のひし形 |
| 見た目 | 優先道路は211「Peatee」で、白い縁の黄色いひし形です。212「Peatee lõpp」は同じひし形に黒い斜線が入ります。221「Anna teed」(譲れ)は赤い縁の白い逆三角形で文字はなく、222「Peatu ja anna teed」は赤い八角形に白で「STOP」です。標識のない交差点では、右から近づく車に道を譲る右方優先(Parema käe reegel)が適用され、その手前には赤縁の白い三角に黒い十字の警告標識132「Samaliigiliste teede ristmik」(同格の道路の交差点)が立つことがあります。 |
| ラウンドアバウト | ラウンドアバウト(Ringristmik)の手前には警告標識136「Ringristmik」(赤縁の白い三角)が立つことがあり、入口には424「Ringliiklus」(青い丸に白い3本の矢印が円を描く絵柄)が立ちます。424と一緒に221「Anna teed」(逆三角形)がある場合は、環道を走る車に道を譲ります。221がない場合は通常の交差点の規則になるため、入口の標識を確認してください。 |
| 補足 | 住宅地の交差点は標識がないことが多く、右から来る車が優先です。路面電車(タリン)には常に道を譲ります。 |
見た目 固定式カメラのある区間の手前に、カメラの絵柄の案内標識559a・559b「Automaatkontroll」が立ちます(559aには文字が入ります)。カメラ本体は標識ではなく、道路脇に立つ計測用の箱です。平均速度を測る試行区間の手前には、黄色地に文字の案内と「Automaatkontroll」の標識(区間の長さの補助標識付き)が立ち、区間の終わりの標識はありません。2026年8月からは、警察の移動式カメラの手前にも警告の標識が置かれています。
意味 自動速度取締りが行われる場所や区間です。固定式カメラは3km/h、警察の移動式カメラは6km/hの超過から記録し、違反は車の登録者に通知されます。
対応 標識を見たら制限速度を守ってください。冬は片側2車線の国道の制限速度が下がるため、可変式の標識の数字に注意します。
罰金の例 超過1km/hにつき5ユーロ(上限300ユーロ)の警告罰金
見た目 寒い冬に本土と島(ヒーウマー島など)を結ぶ海氷の上の道路で、入口に規則を書いた案内板と標識が立ち、路面には目印の杭が並びます。開通中だけ通行でき、閉鎖中は入口が封鎖されます。
意味 公式に開通した氷の道は日中のみ通行でき、視界が300m未満になると閉鎖されます。車間は250m以上、推奨速度は25km/h以下か40〜70km/hで、25〜40km/hは氷を割る共振を起こすため避けます。
対応 入口の案内板の規則に従い、シートベルトを外してドアがすぐ開くようにしてください。指定された入口以外から入らず、目印の付いた道から外れてはいけません。開通情報は交通管理センターが発表します。
見た目 青地に白い「P」の駐車標識の下に、「Tasuline parkimine」(有料駐車)やゾーン名(Vanalinn=旧市街、Südalinn=中心街、Kesklinn=中心部など)、料金の時間帯を書いた補助標識が付きます。有料区域の境界に区域標識が立っています。
意味 タリンの公共の路上駐車は、旧市街(Vanalinn)、中心街(Südalinn)、中心部(Kesklinn)、ピリタ(Pirita)の4つのゾーンに分かれて有料です。駐車開始時刻を駐車ディスクか紙で示せば、最初の15分は無料です。
対応 駐車ディスクか時刻を書いた紙をフロントガラスの内側に置き、駐車の前後すぐに支払ってください。支払いはアプリ(PARGI.EE)、SMS、または硬貨のみの駐車券売機で、釣り銭は出ません。旧市街は1分0.10ユーロと高額です。
| 標識の表記 | 意味 | 主な場所 |
|---|---|---|
| Ümbersõit | 迂回路 | 工事・通行止め |
| Teetööd | 道路工事 | 工事区間 |
| Tee suletud | 通行止め | 工事・通行止め |
| Sissesõit keelatud | 進入禁止 | 一方通行の出口など |
| Parkimine keelatud | 駐車禁止 | 市街地 |
| Tasuline parkimine | 有料駐車 | タリン中心部 |
| Kesklinn | 中心部 | 市街地の案内 |
| Vanalinn | 旧市街 | タリン・タルトゥ |
| Lennujaam | 空港 | 案内標識 |
| Sadam | 港 | 案内標識 |
| Politsei | 警察 | 案内標識 |
| Tankla | ガソリンスタンド | 案内標識 |
| Praam / Parvlaev | フェリー | 島への道路 |
| Jäätee | 氷の道 | 冬の島への海上道路 |
| Õueala | 生活道路の区域 | 住宅地 |
車で直接行き来できる隣国に入ると変わる点です。国境を越える予定がある場合は、隣国のページの「道路標識」の章も併せてご覧ください。
ラトビアへ入っても市街地の入口は白地に町並みの絵柄の標識で同じ考え方ですが、日本の国外運転免許証が使えなくなり、ラトビア語の翻訳が必要になります。フィンランドへはフェリーで渡り、警告標識は黄色地、高速道路の案内は緑になります。ロシアとの国境は陸路での通過が制限されています。
| 国 | 高速道路の案内標識 | 市街地の入口 | 速度の単位 | 標識のない交差点 | 高速道路の料金 | ページ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 青 | 白地に町並みの絵柄 | km/h | 標識がなければ右から来る車が優先 | 無料(通行料はトラックのみ) | — | |
| 青 | 白地に町並みの絵柄 | km/h | 標識がなければ右から来る車が優先 | 乗用車は無料 | 標識の章 |
標識の形と色の基本、国ごとの違いの一覧は「国ごとの道路標識の違い」にまとめています。
雪がなくても、12月1日から3月1日までは冬タイヤでないと走行できません。スタッドのない冬タイヤは山と雪の結晶のマーク(3PMSF)が必要で、溝は3mmより深いことが求められます。スタッドタイヤ(naastrehv、ナーストレフ)は10月15日〜3月31日に使用でき、冬の路面であれば10月1日〜4月30日まで認められます。
変更されやすい項目です(毎年変わる)
市街地外の一般道は90km/hが基本ですが、運輸局が毎年春に、中央分離帯のある4車線の国道を110km/hか120km/hに、2+1車線の道路を100km/hに引き上げます。2026年は4月10日からで、120km/hはタリン〜タルトゥ道路のクイヴァヨエ〜マオ区間の昼間だけです。11月中旬に冬の速度に戻るため、電光標識を含め、その場の標識に従ってください。
変更されやすい項目です(毎年変わる)
寒い冬には、凍った海や湖の上に本土と島を結ぶ公式の氷の道(jäätee、ヤーテー)が開くことがあります。明るい時間帯だけ通行でき、決められた入口から入り、前の車と250m以上の間隔をあけます。氷を割る振動を避けるため速度は25km/hまでか40〜70km/hとし、追い越しと停車はしません。落ちた際に脱出できるよう、シートベルトは締めず、ドアをすぐ開けられるようにしておきます。
法令ではなく、現地の慣習です。変更されやすい項目です(毎年変わる)
ムフ島・サーレマー島へのヴィルツ〜クイヴァストゥ航路と、ヒーウマー島へのロフキュラ〜ヘルテルマー航路は、公式の券売サイト(praamid.ee)で事前に車の乗船券を購入できます。ネットの乗船券は便の席の最大7割を占め、券に記載された便に優先して乗船できます。車の乗船券に運転者の分は含まれないため、乗る人全員の券も購入してください。便によっては車の料金が2割高くなります。
変更されやすい項目です(毎年変わる)
タリンの路上駐車は4つのゾーンに分かれ、旧市街(Vanalinn、ヴァナリン)は1分0.10ユーロ、中心街(Südalinn)は1分0.08ユーロで、どちらも24時間有料です。駐車を始めた時刻を駐車ディスクか紙でフロントガラスに示せば、最初の15分は無料です。支払いはPARGI.EEかEuroParkのアプリ(カード払い)か、お釣りの出ないコイン式の精算機で行います。
罰金の例料金を支払わずに駐車すると31ユーロ
報道によると、エストニアでは大型の野生動物との衝突で毎年20〜30人がけがをしています。運輸庁は、動物の動きは日の出前と日没後に活発になると注意を促しています。タルトゥ大学の研究では、衝突は春と秋、朝夕の通勤時間帯に多く、タリン〜タルトゥ、タリン〜ナルヴァ、タリン〜パルヌの幹線道路に集中しています。
対策ヘラジカ注意の標識や点滅する警告表示がある区間では速度を落とし、道路脇に動物が見えたら横断してくる、後に別の個体が続くと考えて備えてください。大型の動物と衝突した場合は国の情報ダイヤル1247に知らせ、けが人がいれば112に通報しましょう。
出典:ERR News(エストニア公共放送)報道:運輸局の注意喚起(2026年5月)、ERR News(エストニア公共放送)報道:事故の多い時期と道路(2026年6月)
エストニアの犯罪の4割近くは盗難で、犯罪が最も多いのはタリン中心部の旧市街とされています。在エストニア日本国大使館は、車は短時間でも施錠し、人目に付かない暗い場所や同じ場所での長時間の駐車を避け、駐車中は車内に貴重品を置かないよう呼びかけています。
対策短時間の停車でも必ず施錠し、荷物や貴重品は車内に残さないでください。明るく人目のある場所に止め、同じ場所に長時間止めたままにしないようにしましょう。
出典:在エストニア日本国大使館「安全の手引き」(2025年6月改訂)、外務省 海外安全ホームページ(安全対策基礎データ)(2025年11月)
在エストニア日本国大使館によると、急な進路変更や割込み、危険な追い越し、速度の出し過ぎが見られ、舗装状態の悪い地域もあります。冬期(11月〜3月)は路面が凍結しやすく、12月1日からは冬タイヤの装着が義務になります。冬は午後早くに暗くなり、歩行者が見えにくくなります。
対策車間距離を十分にとり、無理な追い越しはしないでください。冬期に借りる場合は冬用タイヤが付いているか貸渡時に確認し、昼間もヘッドライトを点灯しましょう(点灯は義務です)。
出典:在エストニア日本国大使館「安全の手引き」(2025年6月改訂)、エストニア運輸局(冬タイヤ)(2026年10月)
国を問わず起きているトラブルは「ヨーロッパ共通のトラブル」に、被害にあった際の手順は「盗難・紛失のときの手順」にまとめています。
海外ドライブ迷わないメモ|電話番号の確認日 2026年10月21日
事故や故障の際の手順は「事故・故障のときの手順」をご覧ください。電話番号は公式の案内から転記していますが、変更されることがあります。出典のページでもご確認ください。
出典:エストニア緊急対応センター、在エストニア日本国大使館(領事・安全情報)、外務省 海外安全ホームページ、外務省 在外公館リスト
ほかの国・地域の番号、外務省の窓口、たびレジの案内は「国ごとの緊急連絡先」にまとめています。