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アイルランドでレンタカーを運転するときの交通ルールと注意点

更新日 2026年11月1日

アイルランド

日本と同じ左側通行ですが、速度はkm/h表示で、北アイルランドに入るとマイルに変わります。ダブリンの環状高速道路M50は料金所がなく、翌日20時までに自分で支払う必要があります。

基本情報(早見表)

一般的な乗用車を、運転経験のある成人が運転する場合の規定です。上付きの数字は「出典・参考資料」の番号を示します。

通行方向
左側通行(日本と同じ)12詳しくラウンドアバウトは左に入って時計回り
市街地
50km/h23詳しく学校の近くなどは30km/h。市街地の多くの道を2027年3月までに30km/hにする計画
市街地外の一般道
国道(N道路)100km/h、地域道(R道路)80km/h24567詳しく地方道(L道路)は2025年2月から市街地外で60km/h
高速道路
120km/h2詳しく
飲酒運転
血中0.05%まで12詳しく初心者と職業運転者は0.02%
高速料金
一部の区間と橋・トンネルが有料。料金所で現金またはカード89詳しくダブリンのM50だけは料金所がなく、翌日20時までにネットなどで支払います
昼間のライト
昼の点灯は推奨(デイライトのない車)1011デイライトだけで夜間を走行しないでください。暗くなる前にヘッドライトを点灯します
必携の装備
三角表示板・救急箱・消火器などを推奨2道路安全庁(RSA)の旅行者向けの推奨
冬季の装備
冬タイヤの義務なし12チェーンなどの使用も禁止されていません
進入規制区域
ダブリン中心部の川沿いに、毎日7〜19時のバス専用区間13詳しく一般の車はオコンネル橋の交差点を直進できません
携帯電話
手に持っての使用は禁止14詳しく120ユーロと3点。ホルダーに固定していても文字の操作は違反
緊急通報
112または9991514連絡先
日本の免許証
国外運転免許証と日本の免許証151617外務省と大使館は国外運転免許証が必要としています。アイルランドの免許当局は日本の免許証だけで1年まで運転できるとしています

各国の数値を並べて比較するには交通ルール比較表をご覧ください。マイナ免許証のみでは、海外で運転免許証として認められないおそれがあります(詳細)。

アイルランドの道路標識

アイルランドは左側通行で、規制の標識は欧州型の赤縁の丸、警告の標識は北米型の黄色いひし形という独特の組み合わせです。速度はkm/hで標識に単位が書かれ、案内標識は高速道路が青、国道(N道路)が緑、地域道(R道路)と地方道(L道路)が白で、地名はアイルランド語と英語の2言語、ゲールタハト(アイルランド語地域)ではアイルランド語だけで書かれます。ダブリン環状のM50は料金所のない後払い方式で、翌日20時までに支払う必要があります。

規制(must)の標識は白地に赤い縁取りの丸で、指示は青い丸、「止まれ」は赤い八角形、「譲れ」は赤い逆三角形です。警告の標識はウィーン条約型の三角ではなく、黄色のひし形に黒い縁取りと黒い絵柄で、工事の警告はオレンジ色のひし形です。案内標識は長方形で、高速道路が青地に白、国道(N道路)が緑地に白、地域道(R道路)・地方道(L道路)と地元の道が白地に黒です。文字はアイルランド語(斜体)が上、英語が下の2段で書かれます。181929

高速道路の案内標識
高速道路(青)
一般道の案内標識Town
一般道の案内(緑)
市街地の入口Town
町名の標識(速度の効力なし)
制限速度50km/h
制限速度(km/h)
右方優先の交差点の予告
右方優先の交差点
譲れYIELD
譲れ

図は当サイトが形と色を再現したものです。実際の標識とは細部が異なります。

高速道路の案内標識1826222119

高速道路の呼び方Motorway / Mótarbhealach
案内標識の色青
始まりの標識青い長方形に白で、2本の車道の上を橋が横切る高速道路の記号と「M」番号が書かれた標識(Start of Motorway、F 330)が高速道路の始まりです。手前には「Motorway ahead」の予告が立ちます。終わりは同じ記号に赤い斜線が入った「End of motorway」で、1km・500m手前に予告があります。
番号の付け方高速道路は「M」と数字(例:M1、M50)で、青い標識に白字で書かれます。国道は「N」と数字で緑地、地域道(regional road)は「R」と数字、地方道(local road)は「L」と数字で、どちらも白地です。欧州路線のE番号は高速道路の確認標識に小さく付きます。
出口の表示Exit 出口は「Exit」で、「Next exit 2 km」のように次の出口までの距離と番号が青い標識に示されます。出口番号は標識の角に書かれ、分岐の手前に300m・200m・100mのカウントダウン標識(白い斜線が3本・2本・1本)が立ちます。行き先はアイルランド語(斜体)と英語の2段です。
高速道路以外の案内標識国道(N)の案内標識は緑地に白字で、地域道(R道路)・地方道(L道路)と地元の道の案内標識は白地に黒字です。町や村の入口の名前の標識も、国道では緑地に白字、それ以外では白地に黒字と、道路の格で色が変わります。観光地の案内は茶色地に白字で、「Wild Atlantic Way」のような観光ルートの記号が付きます。
料金の表示ダブリン環状のM50のJ6〜J7間は料金所のない後払い方式(eFlow、barrier-free)で、紫色の「Toll」の標識が門型の構造物に付いています。通過した翌日の20時までにeflow.ieかPayzoneの店で支払います。M1、M3、M4、M6、M7/M8、M8、N25ウォーターフォード、リムリックトンネル、ダブリン港トンネルなどはバーのある料金所で、現金かカードで支払うか、電子タグのレーンを使います。
補足高速道路の制限速度は120km/hで、路肩(hard shoulder)は緊急時以外は走れません。見落とした出口は次の出口まで進み、路肩を後退してはいけません。

市街地の入口・出口261864

市街地の入口Town
町名の標識(速度の効力なし)
見た目町や村の入口には、アイルランド語と英語の2段で名前を書いた標識が立ちます。国道(N道路)では緑地に白字、地域道(R道路)や地方道(L道路)では白地に黒字です。交通静穏化をしている町では、町名と赤縁の丸い「50」の制限速度を組み合わせた門型の案内標識(gateway)が入口に置かれます。この町名の標識自体に制限速度を決める効力はなく、必ず「50」などの速度の標識が別に立ちます。
入ると50km/h(赤縁の丸い「50」の標識で示されます)
補足市街地(built-up area)の制限速度は50km/hですが、標識で示される速度が法的な根拠です。市街地の外は、地方道(L道路、local road)が60km/h(2025年2月7日から)、地域道(R道路、regional road)が80km/h、国道(N道路)が100km/h、高速道路が120km/hです。住宅地では30km/hの「Slow Zone」もあります。

制限速度の標識1819206

制限速度50km/h
制限速度
形と単位赤い縁の丸、km/h。白地に赤い縁取りの丸に黒い数字で制限速度が書かれ、数字の下に「km/h」の単位が小さく書かれています。2005年にマイルからキロに切り替わった際に単位が明記されるようになり、隣の北アイルランド(mph、単位の表示なし)と区別できます。制限速度は20・30・40・50・60・80・100・120km/hです。
終わりの標識制限速度の終わりを示す専用の標識はなく、次の制限速度の標識(例:町を出るところの「80」や「100」)で切り替わります。数字のない白い丸に黒い斜線5本の標識は終わりの標識ではなく、郊外の地方道(L道路)の制限速度60km/hを示す「Rural Speed Limit」の標識で、「Go Mall / Slow」の補助板が付きます。工事区間の終わりは「End」の板で示されます。
すべての規制の終わり「すべての規制の終わり」の標識はありません。速度は次の標識まで続き、途中に同じ数字の小さな繰り返し標識が立ちます。
補足学校の前などには時間帯を限った制限速度の電光標識があり、点灯している時間帯だけ30km/hなどの低い制限が適用されます。トンネルや高速道路の門型の電光標識に出る数字は可変の制限速度で、黒い四角に赤い丸と白か黄色の数字です。固定式の速度取締りカメラのほか、「GoSafe」の取締り車が路肩に止まっています。

優先関係の標識1819202930

譲れYIELD
譲れ
止まれSTOP
止まれ
ラウンドアバウト
ラウンドアバウト
右方優先の交差点の予告
右方優先の交差点
標識のない交差点標識がなければ右から来る車が優先
優先道路の標識なし
見た目優先道路を示す黄色のひし形はありません。脇道の側に赤い逆三角形(白地に黒字で「YIELD」「Yield Right of Way」「Géill Slí」のいずれか)と、路面の白い破線(yield line)か白い三角形が置かれ、本線が優先です。「止まれ」は赤い八角形に白い縁取りで白字の「STOP」が書かれ、路面の白い実線の手前で完全に停止します。交差点の予告は黄色のひし形で、太い線が優先の道を表します。同じ格の道路との交差点の手前には、黄色いひし形に同じ太さの黒い十字を描いた警告標識が立つことがあり、この交差点では右から来る車が優先です。赤縁の三角の警告標識は使われません。
ラウンドアバウトラウンドアバウト(roundabout)は、黄色のひし形に時計回りに円を描く黒い3本の矢印を描いた警告標識(W 043)と、入口の「Yield」の破線で示されます。左側通行のため時計回りに回り、右から来る車(すでに回っている車)に道を譲ります。入口で必ず左に曲がって入る義務があり、道が空いていれば止まらずに進んでよいとされています。ミニ・ラウンドアバウトの標識(RUS 049)は白い縁取りの青い丸に3本の白い矢印で、中央の白い円を回って通過します。
補足同じ格の道が交わる交差点では、右から来る車が優先です。ただし大半の交差点には「Yield」か「Stop」があり、優先関係はこれらの標識で決まります。「Yield」の違反は80ユーロと3点、ミニ・ラウンドアバウトの規則違反は60ユーロと1点です。

アイルランド特有の標識・注意したい標識

黄色いひし形の警告標識

黄色いひし形の警告標識 Warning sign (yellow diamond)1819

見た目 黄色の正方形を45度傾けたひし形に黒い縁取りと黒い絵柄(カーブ、交差点、ラウンドアバウト、学校、動物など)が描かれています。工事の警告は同じ形でオレンジ色です。欧州大陸や日本の赤縁の三角形は、アイルランドでは警告には使われません。

意味 この先に危険や注意すべき場所があることを知らせる標識です。黄色が常設の警告、オレンジが工事に関する警告で、どちらも命令ではなく注意喚起です。

対応 北米と同じ形なので、三角形を探していると見落とします。黄色のひし形が見えたら絵柄を確認して減速してください。交差点の予告では、太い線が優先の道、細い線が脇道を表します。

譲れの標識(YIELD)YIELD

譲れの標識(YIELD) Yield / Géill Slí2018

見た目 赤い縁取りの白い逆三角形に、黒い文字で「YIELD」、「Yield Right of Way」、またはアイルランド語の「Géill Slí」のいずれかが書かれています。路面には白い破線と白い三角形が描かれます。

意味 この先の本線を走る車に道を譲る義務があります。止まる必要はありませんが、本線の車を妨げてはいけません。ラウンドアバウトの入口にもあり、右から来る車に譲ります。

対応 イギリスの「GIVE WAY」と同じ意味です。「Géill Slí」とだけ書かれていても譲れの標識なので、本線の車が途切れるまで待ってください。

罰金の例 譲れの標識や路面標示の違反は80ユーロと3点(28日以内に未払いなら120ユーロ。裁判で有罪になると5点)

M50の料金所のない通行料(翌日20時までに後払い)

M50の料金所のない通行料(翌日20時までに後払い) M50 barrier-free toll (eFlow)212223

見た目 ダブリン環状のM50のJ6(N3)とJ7(N4)の間で、道路をまたぐ門型の構造物に紫色の「Toll」の標識とカメラが付いています。標識ではなくカメラ付きの門型の装置で、料金所の建物や遮断機はありません。

意味 この門をくぐると通行料が発生し、カメラがナンバーを読み取ります。その場で支払う料金所はなく、通過した翌日の20時までに自分で支払う必要があります(Payzoneの店では現金でも支払えます)。M50のほかの区間は無料です。

対応 レンタカー会社が通行料をまとめて支払う契約かどうかを受け取りの際に確認してください。自分で払う場合は、翌日20時までにeflow.ieでナンバーを入力して支払うか、Payzoneの表示がある店で支払います。期限を過ぎると追加料金の通知が登録者(レンタカー会社)に届き、手数料が上乗せされます。

罰金の例 翌日20時までに未払いの場合は追加料金の通知が届き、14日以内に未払いならさらに加算

バーのある料金所

バーのある料金所 Toll plaza222425

見た目 M1、M3、M4、M6、M7/M8、M8、N25、リムリックトンネル、ダブリン港トンネルなどの手前に「Toll plaza ahead」の標識が立ち、料金所のレーンの上に支払い方法の表示があります。係員のいるレーン、硬貨の自動機とカードのタッチ決済のレーン、電子タグ専用(eToll)のレーンに分かれています。

意味 料金所で止まって通行料を支払います。電子タグ専用のレーンは、タグを契約した車以外は通れません。

対応 係員のレーンか、カードの表示があるレーンを選んでください。タグのレーンに入るとバーが開かず、後続を止めてしまいます。レンタカーにタグが付いている場合は、受け取りの際に料金の精算方法を確認しておきましょう。

ゲールタハトのアイルランド語だけの標識 Gaeltacht signs (Irish only)262728

見た目 通常の案内標識は上段にアイルランド語(斜体)、下段に英語の2段ですが、西部や南西部のゲールタハト(アイルランド語地域)では、案内標識も町の名前もアイルランド語だけで書かれています。例えばケリー県のディングル(Dingle)は「An Daingean」または「Daingean Uí Chúis」です。

意味 2003年公用語法に基づく地名令で、ゲールタハトの地名は自治体の標識ではアイルランド語の表記しか使えないと定められています。英語の地名を探していると、目的地の標識を見逃します。

対応 ゲールタハトへ向かう前に、目的地のアイルランド語の名前を地図やナビで確認しておいてください。カーナビの英語表記と標識の表記が一致しないことを前提に走る必要があります。

一般道の路肩(譲るために一時的に寄る習慣)

一般道の路肩(譲るために一時的に寄る習慣) Hard shoulder (national roads)18

見た目 国道の車道の左側に、黄色の破線で区切られた広い路肩(hard shoulder)があります。高速道路の路肩は白い実線で区切られ、「Slow lane」の案内標識がある区間もあります。

意味 一般道の路肩は本来は歩行者と自転車のためのものですが、後続車に追い越させるために、歩行者や自転車がおらず交差点の近くでなければ、一時的に路肩に寄ることが認められています。地元の車は前の遅い車がこうして譲ることを期待します。

対応 後ろに車が連なったら、安全を確認して路肩に寄り、追い越させてから車道に戻ってください。路肩を走り続けてはいけません。高速道路の路肩は緊急時以外は走行禁止です。

学校前の時間帯限定の制限速度30km/h

学校前の時間帯限定の制限速度 Periodic speed limit (school)1820

見た目 学校の前などに立つ電光式の丸い標識です。ふだんは黒い丸に見えるだけですが、登下校などの決められた時間帯には、赤い輪の中の黒い丸に白い数字(例:30)が点灯し、その下に白い「km/h」が表示されることもあります。

意味 標識が点灯している時間帯だけ、表示された低い制限速度が法的に適用されます。消灯しているときは、その道路の通常の制限速度です。

対応 標識の数字が点灯していたら、表示の速度まで落としてください。学校の周辺では横断する子どもに備え、路面の「SCHOOL」の表示にも注意が必要です。

標識に出る現地語

標識の表記意味主な場所
Exit / Next exit出口/次の出口高速道路
Yield / Géill Slí譲れ交差点・ラウンドアバウト
Stop止まれ交差点
Go Mall / Slow徐行(路面の表示、アイルランド語と英語)一般道の路面
Toll / Toll plaza ahead料金所の手前高速道路
Diversion / Malairt Slí迂回路工事・通行止め
Road works / Oibreacha Bóthair工事中(オレンジのひし形)一般道・高速道路
Road closed / Bóthar Dúnta通行止め一般道
No entry進入禁止市街地
Clearway停車禁止区間(時間帯付き)市街地
Bus lane / Lána Busバス専用レーン市街地
An Lár / City centre市街地中心部(An Lárはアイルランド語で「中心」)案内標識・バスの行き先
Aerfort / Airport空港案内標識
Baile Átha Cliath / Dublinダブリン(アイルランド語名/英語名)案内標識
Gardaí / Garda Station警察(アイルランド国家警察)案内標識
Hard shoulder路肩国道・高速道路
Traffic calming交通静穏化(町の入口)町や村の入口

隣国との違い

車で直接行き来できる隣国に入ると変わる点です。国境を越える予定がある場合は、隣国のページの「道路標識」の章も併せてご覧ください。

北アイルランド(イギリス)との国境には標識も検問もなく、道路の線の色や標識の形が変わることで気づきます。北アイルランドに入ると速度の単位がmphになり、標識の数字に単位が書かれず、警告の標識が赤縁の三角形に、案内標識が英語だけになります。レンタカーで国境を越える場合は、契約で北アイルランドへの乗り入れが認められているかを確認してください。

国高速道路の案内標識市街地の入口速度の単位標識のない交差点高速道路の料金ページ
アイルランド(この国)青白地に町名(速度の効力なし)km/h標識がなければ右から来る車が優先一部の区間と橋・トンネルが有料。料金所で現金またはカード—
イギリス青白地に町名(速度の効力なし)mph一般の優先規定はなく、標識と路面の線に従う有料の高速道路はM6 Tollのみ。ダートフォードの橋・トンネルも有料標識の章

標識の形と色の基本、国ごとの違いの一覧は「国ごとの道路標識の違い」にまとめています。

アイルランドで運転するときの注意点

  1. 速度表示はkm/h、北アイルランドではマイル
  2. 地方道(L道路)は60km/hまで、トラクターや家畜に注意
  3. ダブリンのM50は料金所なし、翌日20時までに支払う
  4. M50以外の有料道路は料金所で現金またはカード
  5. ラウンドアバウトは左へ進入し、右から来る車が優先
  6. 飲酒は0.05%まで、検問で無作為に検査
  7. ダブリン中心部の川沿いは7〜19時は直進不可
  8. 速度違反は160ユーロ、外国の免許でも点数が加算

1速度表示はkm/h、北アイルランドではマイル

アイルランドの速度標識はkm/h表示で、マイル表示のイギリスとは異なります。高速道路は120km/h、国道(N道路)は100km/h、地域道(R道路)は80km/h、地方道(L道路)は市街地外で60km/h、市街地は50km/hです。国境を越えて北アイルランド(イギリス)に入ると、標識はマイル毎時(mph)に変わり、市街地は30mph(約48km/h)になります。

出典:アイルランド道路安全庁(RSA、旅行者向け案内)、イギリス政府(制限速度)、アイルランド市民情報局(Citizens Information、制限速度)、アイルランド運輸省 道路指針(道路の分類と番号)

2地方道(L道路)は60km/hまで、トラクターや家畜に注意

変更されやすい項目です(時々大きく変わる)

市街地外の地方道(L道路、local road)の制限速度は、2025年2月7日に80km/hから60km/hに引き下げられました。数字のない白い丸に黒い斜線5本の標識(Rural Speed Limit)は、こうした道路では「60km/hまで」を意味します。路肩のない狭い道が多く、トラクターや家畜に出会うこともあるため、見通しに合わせてさらに速度を落としてください。

出典:アイルランド運輸省(制限速度の引き下げ)、アイルランド道路安全庁(RSA、地方道の制限速度)、アイルランド道路安全庁(RSA、旅行者向け案内)、アイルランド道路交通法2024年 第7条

3ダブリンのM50は料金所なし、翌日20時までに支払う

変更されやすい項目です(毎年変わる)

ダブリンを囲む高速道路M50は、ジャンクション6と7の間を通行すると料金がかかります。料金所はなく、頭上のカメラがナンバーを読み取るため、通行した翌日の20時までにeFlow(イーフロー)の公式サイトなどで支払います(2026年は登録のない乗用車で3.80ユーロ)。レンタカーの場合、料金を会社がまとめて支払う契約と自分で支払う契約があるため、借りる際に確認してください。

罰金の例期限を過ぎると4ユーロ、さらに未納が続くと51ユーロ、128ユーロが順に加算

出典:eFlow(M50の公式)、eFlow(旅行者とレンタカー)、アイルランド交通インフラ庁(TII、M50の料金)

4M50以外の有料道路は料金所で現金またはカード

変更されやすい項目です(毎年変わる)

M50以外の有料の道路や橋、トンネルには、バーのある料金所があります。係員のいるレーンでは現金かカードで支払え、自動のレーンでは硬貨かカードのタッチ決済が利用できます。電子タグ(日本のETCのような装置)専用のレーンもあるため、タグがない車は係員のいるレーンか自動のレーンを選んでください。

出典:アイルランド交通インフラ庁(TII、通行料の支払い)

5ラウンドアバウトは左へ進入し、右から来る車が優先

ラウンドアバウトには左に曲がって進入し、時計回りに回ります。回る向きは日本の環状交差点と同じです。進入する前に、すでに中を回っている右からの車に道を譲ります。左に曲がらずに進入すると、違反点数の対象になります。

出典:Your Europe(EU)、アイルランド警察(違反点数の一覧)

6飲酒は0.05%まで、検問で無作為に検査

血中アルコールの上限は0.05%で、初心者と職業運転者は0.02%です。北アイルランドを含むイギリスの多くの地域(0.08%)より厳しいため、国境を越える際は特に注意が必要です。警察(Garda、ガルダ)は検問を設けて、無作為に呼気検査を行うことができます。

罰金の例有罪になると最高5000ユーロの罰金または6か月の禁錮、あるいはその両方

出典:Your Europe(EU)、アイルランド道路安全庁(RSA、旅行者向け案内)、イギリス政府(飲酒の基準)

7ダブリン中心部の川沿いは7〜19時は直進不可

変更されやすい項目です(時々大きく変わる)

2024年8月から、ダブリン中心部のリフィー川沿い(北岸のバチェラーズ・ウォーク、南岸のバーグ・キーとアストン・キー)にバス専用の区間(bus gate)が設けられました。毎日7〜19時は、オコンネル橋の交差点を直進できるのはバス・タクシー・自転車などだけで、一般の車は曲がる必要があります。ナビの案内より、標識と路面の表示を優先してください。

出典:ダブリン市(市中心部の交通計画)、ダブリン市(よくある質問)

8速度違反は160ユーロ、外国の免許でも点数が加算

変更されやすい項目です(時々大きく変わる)

速度違反は160ユーロと違反点数3点、運転中にスマートフォンを手に持つと120ユーロと3点で、28日以内に支払わない場合、金額が上がります。外国の免許で運転した人の違反点数も、別のデータベースに記録されます。

罰金の例速度違反160ユーロ、携帯電話120ユーロ(28日を過ぎるとそれぞれ240ユーロ、180ユーロ)

出典:アイルランド市民情報局(Citizens Information、交通違反)、アイルランド市民情報局(Citizens Information、交通違反)、アイルランド道路安全庁(RSA、旅行者向け案内)

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アイルランドで起きているトラブル

観光地やホテルの駐車場で車上狙い

在アイルランド日本国大使館によると、車上狙いは路上駐車のほか、観光地、ショッピングモール、ホテルなどの駐車場でも発生しています。

対策短時間の駐車でも必ずドアをロックし、バッグ、財布、携帯電話などの貴重品を外から見える所に置かないようにしてください。

出典:在アイルランド日本国大使館「安全の手引き」、在アイルランド日本国大使館「安全の手引き」(ウェブ版)(2026年5月)

信号待ちで窓を割られる、追突後に車を奪われるなどの被害

渋滞や信号待ちで停止している際に、ドアを開けられたり窓ガラスを割られたりして、一瞬のすきにバッグなどを盗まれる事案が起きています。信号で停止している際に追突され、車を降りたところで車を奪われるケースもあります。

対策運転中もドアを常に施錠し、窓は開けないようにしましょう。バッグは、座席など外から見える場所に置かないでください。

出典:在アイルランド日本国大使館「安全の手引き」、在アイルランド日本国大使館「安全の手引き」(ウェブ版)(2026年5月)

M50は料金所がなく、通行料は翌日20時までに自分で支払う

ダブリンの環状高速道路M50は料金所のない方式で、ジャンクション6と7の間を通行すると頭上のカメラがナンバーを記録します。通行料は通行した翌日の20時までに支払う必要があり、遅れるとペナルティが科されます。レンタカーでは、通行料が料金に含まれる会社と、借り手が自分で支払う必要がある会社があります。

対策借りる際に、M50の通行料が契約に含まれるかを確認してください。自分で支払う場合は、翌日20時までにeFlowの公式サイトか電話、Payzoneの店で支払いましょう。

出典:M50 eFlow 公式サイト(観光客・レンタカー向け案内)

国を問わず起きているトラブルは「ヨーロッパ共通のトラブル」に、被害にあった際の手順は「盗難・紛失のときの手順」にまとめています。

旅行者の体験談に見られるトラブル(未確認情報、2件)は「旅行者の体験談」のページに掲載しています。

緊急時の連絡先

事故や故障の際の手順は「事故・故障のときの手順」をご覧ください。電話番号は公式の案内から転記していますが、変更されることがあります。出典のページでもご確認ください。

緊急通報(警察・救急・消防)
112または999
故障・パンク時の連絡先(ロードサービス)
レンタカー会社契約書などに記載された24時間対応窓口に最初に連絡します。自分でレッカー車や修理業者を手配しないでください。
TII 高速道路の交通管制センター0818 715 100高速道路で困った場合の窓口で、高速道路交通管制センターにつながります。
高速道路で止まったら路肩に停車してよいのは、故障などの緊急の場合のみです。携帯電話または路肩の非常電話で救援を呼び、ガードレールの外の安全な場所で待ちます。
日本大使館・総領事館
在アイルランド日本国大使館ダブリン+353 1 202 8300ウェブサイト

出典:在アイルランド日本国大使館、アイルランド市民情報局(Citizens Information、交通違反)、TII(アイルランド交通インフラ庁)、TII「Contact」、TII(アイルランド交通インフラ庁)道路安全キャンペーン、外務省(在外公館リスト)、在アイルランド日本国大使館、外務省 海外安全ホームページ

ほかの国・地域の番号、外務省の窓口、たびレジの案内は「国ごとの緊急連絡先」にまとめています。

出典・参考資料

  1. Your Europe(EU) europa.eu
  2. アイルランド道路安全庁(RSA、旅行者向け案内) rsa.ie
  3. アイルランド運輸省(市街地の30km/h化の指示) gov.ie
  4. アイルランド道路安全庁(RSA、地方道の制限速度) rsa.ie
  5. アイルランド道路交通法2024年 第7条 irishstatutebook.ie
  6. アイルランド市民情報局(Citizens Information、制限速度) citizensinformation.ie
  7. アイルランド運輸省 道路指針(道路の分類と番号) roadguidelines.ie
  8. アイルランド交通インフラ庁(TII、通行料の支払い) tii.ie
  9. eFlow(M50の公式) eflow.ie
  10. アイルランド道路安全庁(RSA、デイライト) rsa.ie
  11. アイルランド道路安全庁(RSA、交通規則の本) rsa.ie
  12. アイルランド道路安全庁(RSA、タイヤ) rsa.ie
  13. ダブリン市(よくある質問) dublincity.ie
  14. アイルランド市民情報局(Citizens Information、交通違反) citizensinformation.ie
  15. 在アイルランド日本国大使館 ie.emb-japan.go.jp
  16. 外務省 海外安全ホームページ(安全対策基礎データ) anzen.mofa.go.jp
  17. アイルランド運転免許サービス(NDLS) ndls.ie
  18. アイルランド道路安全庁(RSA、Rules of the Road 2025年版 第6章) rsa.ie
  19. アイルランド道路安全庁(RSA、観光客向け「Using the Roads in Ireland」) rsa.ie
  20. アイルランド 2025年道路交通(標識)規則(S.I. No. 433/2025) irishstatutebook.ie
  21. eFlow(TIIのM50料金システム、観光客とレンタカー向け案内) eflow.ie
  22. アイルランド交通インフラ庁(TII、通行料の支払い) tii.ie
  23. アイルランド交通インフラ庁(TII、M50の料金所のない通行料) tii.ie
  24. アイルランド交通インフラ庁(TII、eToll) tii.ie
  25. アイルランド市民情報局(Citizens Information、有料道路) citizensinformation.ie
  26. アイルランド運輸省(Traffic Signs Manual 第4章 案内標識、2024年12月) assets.gov.ie
  27. アイルランド運輸省(Traffic Signs Manual、道路標識とアイルランド語) roadguidelines.ie
  28. アイルランド上院議事録(2011年6月15日、An Daingean/Dingleの地名) oireachtas.ie
  29. アイルランド運輸省(Traffic Signs Manual 第6章 警告標識、2024年12月) assets.gov.ie
  30. SABRE Wiki(Warning Sign/Roundabout) sabre-roads.org.uk