1日本の国外運転免許証は使用不可、ラトビア語訳が必要
ラトビアと日本は加盟している道路交通の条約が異なるため、日本の国外運転免許証では運転できません。入国から1年以内なら、日本の免許証と、公証を受けたラトビア語訳を持っていれば普通車を運転できます。翻訳は、リガの日本大使館が発行する運転免許抜粋証明(発行に数日かかります)か、ラトビアの公証人が認証した翻訳で用意します。抜粋証明の申請には従来の免許証が必要で、マイナ免許証では申請できません。
日本の国外運転免許証は利用できず、日本の免許証のラトビア語訳が必要です。ライトは一日中点灯し、12月1日〜3月1日は冬タイヤが義務で、リガ近くのユールマラに車で入ると1日5ユーロかかります。
一般的な乗用車を、運転経験のある成人が運転する場合の規定です。上付きの数字は「出典・参考資料」の番号を示します。
各国の数値を並べて比較するには交通ルール比較表をご覧ください。マイナ免許証のみでは、海外で運転免許証として認められないおそれがあります(詳細)。
ラトビアの標識はウィーン条約型で、警告は白地に赤縁の三角、禁止は赤縁の丸です。高速道路はなく、高速道路に準じる「Ātrgaitas ceļš」(552の標識)の区間だけが120km/h(冬は110km/h)で、料金所はありません。市街地の入口は白地に町並みのシルエットの標識(町名入りの555もあります)で、青地に町名だけの標識は速度を変えない行政境界の案内です。速度の標識の効力は次の交差点で切れ、区間の平均速度を測るカメラが増えています。
ウィーン条約型です。標識は内閣規則279号「Ceļu satiksmes noteikumi」(道路交通規則)で定められ、警告標識は赤い縁の白い三角形、禁止標識は赤い縁の白い丸、指示標識は青い丸、案内標識は長方形です。旧ソ連時代の体系を引き継いでいるため、速度の標識の効力が次の交差点で終わるなど、西欧と異なる規則があります。142115
図は当サイトが形と色を再現したものです。実際の標識とは細部が異なります。
| 高速道路の呼び方 | Ātrgaitas ceļš(高速道路に準じる道路、552) |
|---|---|
| 案内標識の色 | 青 |
| 始まりの標識 | 高速道路(Automaģistrāle)はありません。最上位の道路は552「Ātrgaitas ceļš」の標識で始まる区間で、オートバイ、自動車、バスなどしか走れません。標識は青い四角に白い乗用車を正面から見た絵柄で、終わりの553「Ātrgaitas ceļa beigas」は同じ絵柄に赤い斜線が入ります。この区間の制限速度は乗用車120km/h、12月1日から3月1日は110km/hです。 |
| 番号の付け方 | 幹線道路(Galvenie autoceļi)はAと数字(A1〜A15)で、番号は赤地に白です(741)。地方道(P)の番号は青地に白(742)、欧州路線のE番号(E67「ヴィア・バルティカ」、E22など)は緑地に白(740)で併記されます。地域道(V)の番号は標識には出ません。 |
| 出口の表示 | なし(出口は矢印と地名で表示) 高速道路がないため出口の標識はありません。自動車専用道路や幹線道路の分岐は、青い案内標識に矢印と地名、道路番号で示され、分岐の手前に距離の予告標識が立ちます。 |
| 高速道路以外の案内標識 | 幹線道路と一般道の案内標識は青地に白文字です。市街地の施設や地元の行き先への案内は白地に黒文字、観光地への案内は茶色地です。リガ市内の案内標識も青地です。 |
| 料金の表示 | 乗用車の通行料、ビニエット、料金所はありません。道路利用料は総重量3tを超える貨物車が対象です。リガ近郊のユールマラ市の特別区域に車で入る場合だけ、入口の「Maksas zona」(有料区域)の標識から先が1日5ユーロの入域料の対象です。 |
| 補足 | A2(リガ〜ヴァルミエラ方面)などの552「Ātrgaitas ceļš」の区間は、季節で制限速度が変わります。冬(12月1日〜3月1日)は乗用車110km/hです。 |
| 見た目 | 519「Apdzīvotas vietas sākums」(市街地の始まり)は白い長方形に黒で建物の並び(町並みのシルエット)を描いた標識です。同じ意味の555は町名を書いた標識で、どちらからも市街地の規則が始まります。出口は520・556で、同じ標識に赤い斜線が引かれます。青い長方形に白で町名だけを書いた521「Pilsētas vai ciema nosaukums」は町の境界を知らせる案内で、速度は変わりません。 |
|---|---|
| 入ると | 50km/h |
| 補足 | 白いシルエットの標識から先は市街地の規則が適用され、速度の標識がなくても50km/hです。青い町名の標識だけでは市街地の規則は始まりません。市街地を出ると舗装路90km/h、砂利道80km/hです。 |
| 形と単位 | 赤い縁の丸、km/h。323「Maksimālā ātruma ierobežojums」は白地に赤い縁の丸で、黒い数字が入ります。単位はkm/hで標識には書かれていません。 |
|---|---|
| 終わりの標識 | 324「Maksimālā ātruma ierobežojuma beigas」は白い丸の数字に黒い斜線が入ったものです。ラトビアでは、速度の標識(323)の効力は標識の先の最も近い交差点で切れ、交差点がなければ市街地の終わり(520・556)まで続きます。市街地の手前に立つ323は、市街地の始まり(519・555)で切れます。駐車場やガソリンスタンドなど道路脇の敷地からの出口では切れず、市街地外では脇道が合流するだけで優先関係の標識がない場所も交差点とはみなされません。 |
| すべての規制の終わり | 330「Visu ierobežojumu beigas」(白い丸に黒い斜線)があり、速度制限(323)や追い越し禁止(319)など、それまでの規制をまとめて解除します。 |
| 補足 | 住宅地の区域(Dzīvojamā zona、533の標識)、駐車場、ガソリンスタンドの敷地は20km/hです。 |
| 標識のない交差点 | 標識がなければ右から来る車が優先 |
|---|---|
| 優先道路の標識 | 黄色のひし形 |
| 見た目 | 優先道路は201「Galvenais ceļš」で、白い縁の黄色いひし形です。202は同じひし形に黒い斜線が入ります。206「Dodiet ceļu」(譲れ)は赤い縁の白い逆三角形で文字はなく、207(止まって譲れ)は赤い八角形に白で「STOP」です。標識のない同格の交差点では、右から来る車に道を譲る「右手の法則」(Labās rokas likums)が適用され、その手前には赤縁の白い三角に黒い十字の警告標識101(右方優先の交差点)が立つことがあります。 |
| ラウンドアバウト | ラウンドアバウト(Riņķveida kustība)の手前には警告標識102(赤縁の白い三角)が立つことがあり、入口には409「Braukt pa loku」(青い丸に白い矢印が円を描く絵柄)が立ちます。入口に206「Dodiet ceļu」の標識があれば、環道を走る車が優先です。この標識がない古いラウンドアバウトでは交差点と同じ規則になるため、入口の標識を必ず確認してください。 |
| 補足 | 路面電車(リガ、ダウガフピルス、リエパーヤ)は同格の交差点では常に優先です。 |
見た目 固定式の速度カメラ(Fotoradars)のある区間では、速度制限などの標識の下に、黒いカメラの絵柄の小さな補助標識853「Fotoradars」が付きます。カメラ本体は標識ではなく、道路脇の柱や道路をまたぐ門型の装置に取り付けられています。区間の平均速度を測る区間(Vidējā ātruma kontroles posms)は、始まりと終わりにカメラがあり、案内標識で区間の始まりが知らされます。
意味 固定カメラは道路交通安全局(CSDD)が100基を運用し、区間取締りも2026年だけで17区間が新たに加わるなど増えています。区間取締りでは2地点の通過時刻から平均速度を計算するため、カメラの手前だけ減速しても違反になります。
対応 区間の始まりの標識を見たら、終わりまで制限速度を守ってください。違反は車の登録者に通知され、外国で借りた車でもレンタカー会社経由で請求されます。
見た目 リガの西にある保養地ユールマラ市の特別区域への入口の道路に、「Maksas zona」(有料区域)と書かれた標識が立っています。料金所や遮断機はなく、ナンバープレートで確認されます。
意味 乗用車やバイクで区域に入ると、1日5ユーロの入域料が必要です。電気自動車などは免除されます。
対応 入った日の23時59分までに、券売機、アプリ、またはインターネットで入域許可を購入してください。入る前でも後でも購入できます。
| 標識の表記 | 意味 | 主な場所 |
|---|---|---|
| Apbraucamais ceļš | 迂回路 | 工事・通行止め |
| Ceļa darbi | 道路工事 | 工事区間 |
| Slēgts | 通行止め | 工事・通行止め |
| Iebraukt aizliegts | 進入禁止 | 一方通行の出口など |
| Stāvēt aizliegts | 駐車禁止 | 市街地 |
| Apstāties aizliegts | 停車禁止 | 市街地 |
| Maksas zona | 有料区域 | ユールマラ |
| Dzīvojamā zona | 住宅地の区域 | 住宅地 |
| Centrs | 中心部 | 市街地の案内 |
| Lidosta | 空港 | 案内標識 |
| Osta | 港 | 案内標識 |
| Policija | 警察 | 案内標識 |
| Degvielas uzpildes stacija (DUS) | ガソリンスタンド | 案内標識 |
| Prāmis | フェリー | 案内標識 |
| Robeža | 国境 | 国境付近 |
車で直接行き来できる隣国に入ると変わる点です。国境を越える予定がある場合は、隣国のページの「道路標識」の章も併せてご覧ください。
エストニアへ入ると市街地の標識は白地にシルエットと町名で同じ考え方ですが、日本の国外運転免許証が使えるようになります。リトアニアへ入るとA1などの高速道路があり、案内標識が緑になる区間があります。夏は130km/h、冬は110km/hです。
| 国 | 高速道路の案内標識 | 市街地の入口 | 速度の単位 | 標識のない交差点 | 高速道路の料金 | ページ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 青 | 白地に町並みの絵柄 | km/h | 標識がなければ右から来る車が優先 | 乗用車は無料 | — | |
| 青 | 白地に町並みの絵柄 | km/h | 標識がなければ右から来る車が優先 | 無料(通行料はトラックのみ) | 標識の章 | |
| 緑 | 白地に町名 | km/h | 標識がなければ右から来る車が優先 | 乗用車は無料 | 標識の章 |
標識の形と色の基本、国ごとの違いの一覧は「国ごとの道路標識の違い」にまとめています。
ラトビアと日本は加盟している道路交通の条約が異なるため、日本の国外運転免許証では運転できません。入国から1年以内なら、日本の免許証と、公証を受けたラトビア語訳を持っていれば普通車を運転できます。翻訳は、リガの日本大使館が発行する運転免許抜粋証明(発行に数日かかります)か、ラトビアの公証人が認証した翻訳で用意します。抜粋証明の申請には従来の免許証が必要で、マイナ免許証では申請できません。
変更されやすい項目です(毎年変わる)
リガ近くの保養地ユールマラは、「Maksas zona」(マクサス・ゾナ、有料区域)の標識から先に車で入ると入域料がかかります。2026年1月からは1年を通して1日5ユーロで、その日は何度でも出入りできます。入る前でも後でもかまいませんが、入った日の23時59分までに、観光局のサイト、アプリ(Mobilly、Snabb、EuroParkなど)か、カード専用の券売機で支払います。電気自動車は支払いが不要です。
12月1日から3月1日までは、天候に関係なく冬タイヤが義務です。2024年12月からは、M+Sの表示だけのタイヤは冬タイヤと認められず、山と雪の結晶のマークが必要になりました。冬の期間は溝が4mm以上必要です。スタッドタイヤ(radžotās riepas、ラジョタース・リエパス)は10月1日から使用でき、5月1日〜10月1日は禁止されています。
変更されやすい項目です(毎年変わる)
ラトビアの国道には、固定式の速度カメラが約100台あるほか、区間の入口と出口の通過時刻から平均速度を測る取締りが31区間(計312km、2026年4月時点)あります。2028年までに50区間に増やす計画です。2026年はA1、A2、A6、A9などの幹線で新しい区間が次々に始まりました。カメラの前だけ減速しても、区間全体の平均速度で違反になります。
在ラトビア日本国大使館によると、ラトビアでは車上狙いが発生しており、日本人を含む外国人も被害に遭っています。自宅や店舗などの駐車場では、スマートキーの電波を悪用する「リレーアタック」と呼ばれる手口による車上狙いも起きています。
対策駐車中の車内に貴重品を置かず、バッグなどを車外から見える場所に残さないでください。車を降りる際は周囲や背後に不審者がいないか確認し、スマートキーは電波を遮断するケースに入れておきましょう。
出典:在ラトビア日本国大使館「安全の手引き」(2026年2月)
都市間の幹線道路やリガ市内の主要道路にも陥没や凹凸が多く、避けようとする車が予期せぬ動きをします。センターラインが消えた場所で対向車線にはみ出し、正面衝突する事故も起きています。リガなどの主要都市は左折禁止の交差点や一方通行が多く標識も見えにくいため、外務省は、短期滞在者はなるべく運転を避ける方が安全だとしています。
対策速度を控えめにして車間距離をとり、路面の穴と前後や対向の車の動きに注意してください。事故の際は負傷者を救護し、車を動かさずに112に通報して警察官の指示を待ちましょう。
出典:外務省 海外安全ホームページ(安全対策基礎データ)(2026年3月)、在ラトビア日本国大使館「安全の手引き」(2026年2月)
リガの西の保養地ユールマラでは、「Maksas zona(有料区域)」の標識がある特別区域に車で入ると入域料がかかります。料金は2026年1月から1日5ユーロで、通年で必要になります。市警察がカメラでナンバーを確認しており、未払いの場合は車の保有者に罰金(市のページでは50ユーロ)が科されます。
対策入った日の23時59分までに、公式サイトvisitjurmala.lv、市内の発券機(カードかタッチ決済のみ)、Mobillyなどのアプリで、借りた車のナンバーを正確に入力して購入してください。
出典:ユールマラ市 公式ページ(入域許可)(2026年8月)、ユールマラ市 公式ページ(無許可入域の罰金)(2022年2月)、ユールマラ市 公式観光サイト(2026年1月からの料金を掲載)
市街地の路上の有料駐車スペースでは、駐車予定時間分の料金を機械かアプリで先に支払う必要があります。有料駐車場ではナンバー監視カメラと監視員の巡回があり、料金未納の車には罰金が科されます。速度違反や飲酒運転の取締りや検問も頻繁に行われ、一部の道路にはスピードカメラがあります。
対策駐車したらすぐに機械かアプリ(Mobilly)で支払い、機械で購入した駐車券はダッシュボードの外から見える場所に置いてください。制限速度を守り、飲んだら運転しないようにしましょう。
出典:在ラトビア日本国大使館「安全の手引き」(2026年2月)
在ラトビア日本国大使館によると、国境線のすべてに鉄条網があるわけではなく、検問所のない道や森林を通って知らずに越境してしまう危険があります。国境周辺では当局の取締りが厳しく、写真や動画の撮影は拘束の原因になりえます。ロシアとベラルーシには、外務省の危険情報レベル3(渡航中止勧告)が出ています。
対策国境付近には興味本位で近づかず、撮影もしないでください。検問所のない国境に出てしまった場合は、必ず検問所のある道まで引き返しましょう。
出典:在ラトビア日本国大使館「安全の手引き」(2026年2月)
国を問わず起きているトラブルは「ヨーロッパ共通のトラブル」に、被害にあった際の手順は「盗難・紛失のときの手順」にまとめています。
海外ドライブ迷わないメモ|電話番号の確認日 2026年10月21日
事故や故障の際の手順は「事故・故障のときの手順」をご覧ください。電話番号は公式の案内から転記していますが、変更されることがあります。出典のページでもご確認ください。
出典:ラトビア消防救助庁、LAMB レッカー、LAMB カード、LAMB 英語トップページ、LAMB Assistance Exclusive 規約、在ラトビア日本国大使館(所在地・連絡先)、在ラトビア日本国大使館(安全対策情報)、在ラトビア日本国大使館(領事)、外務省 海外安全ホームページ、外務省 在外公館リスト
ほかの国・地域の番号、外務省の窓口、たびレジの案内は「国ごとの緊急連絡先」にまとめています。