1高速道路の上限は夏130km/h・冬110km/h
リトアニアでは季節によって上限速度が変わります。高速道路(automagistralė、アウトマギストラレ)は4〜10月が130km/h、11〜3月が110km/hです。自動車専用道路(greitkelis、グレイトケリス)は120km/hで、冬は110km/hです。運転経験が2年未満の人は、高速道路100km/h、自動車専用道路90km/h、舗装された一般道80km/hまでと低く設定されています。
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高速道路の上限は季節で変わり、4〜10月は130km/h、11〜3月は110km/hです。区間の平均速度を測るカメラが多く、11月10日〜3月31日は夏タイヤでは走行できません。
一般的な乗用車を、運転経験のある成人が運転する場合の規定です。上付きの数字は「出典・参考資料」の番号を示します。
各国の数値を並べて比較するには交通ルール比較表をご覧ください。マイナ免許証のみでは、海外で運転免許証として認められないおそれがあります(詳細)。
リトアニアの標識はウィーン条約型で、警告は白地に赤縁の三角、禁止は赤縁の丸です。高速道路(Automagistralė)の案内標識は緑地に白文字が基本で、一般道は青地に白文字です。高速道路の上限は4〜10月が130km/h、11〜3月が110km/hと季節で変わり、区間の平均速度を測るカメラが134区間にあります。市街地の入口は白地に町名の標識で、青地の町名標識は速度を変えません。
ウィーン条約型です。標識は道路交通規則(Kelių eismo taisyklės)の附属書で定められ、警告標識は赤い縁の白い三角形、禁止標識は赤い縁の白い丸、指示標識は青い丸、案内標識は長方形です。文字の書体は旧ソ連の規格に基づいており、速度の標識の効力が次の交差点で終わるなど、旧ソ連型の規則が残っています。11820
図は当サイトが形と色を再現したものです。実際の標識とは細部が異なります。
| 高速道路の呼び方 | Automagistralė |
|---|---|
| 案内標識の色 | 緑 |
| 始まりの標識 | 501「Automagistralė」は青または緑の正方形に白で、2本の車線の上を橋が横切る高速道路の絵柄です。502「Automagistralės pabaiga」は同じ絵柄に赤い斜線が入ります。555「Automobilių kelias」(自動車専用道路、Greitkelis)は青地に白い車の絵柄で、上限は4〜10月120km/h、11〜3月110km/hです。高速道路の上限は4〜10月130km/h、11〜3月110km/hです。 |
| 番号の付け方 | 幹線道路はAと数字(A1 ヴィリニュス〜カウナス〜クライペダ、A2 ヴィリニュス〜パネヴェジースなど)で、番号は赤地に白です。A1とA2の大部分とA5の一部が高速道路に指定されています。地域の道路の番号は黄色地(krašto keliai)、地区の道路は青地(rajoniniai keliai)で、欧州路線のE番号(E67「ヴィア・バルティカ」、E85など)は緑地に白で併記されます。 |
| 出口の表示 | Išvažiavimas 出口は緑または青の案内標識に斜め上向きの矢印と行き先の地名で示され、出口の番号が付く区間もあります。高速道路の手前の予告標識には距離が示されます。 |
| 高速道路以外の案内標識 | 高速道路以外の道路の案内標識は青地に白文字です。高速道路を通る行き先は緑の枠、市街地内の施設や地元の行き先への案内は白地に黒文字で示され、観光地への案内は茶色地です。 |
| 料金の表示 | 乗用車の通行料、ビニエット、料金所はありません。道路利用料(Kelių naudotojo mokestis)は貨物車やバスだけが対象です。クルシュー砂州(ネリンガ)へ車で入る場合は入域料(地方税、Vietinė rinkliava)が必要で、カウナス旧市街の低排出ゾーンを通過すると2ユーロの支払いが必要です。 |
| 補足 | 高速道路の上限は季節で変わり、標識の数字も入れ替わります。運転経験2年未満の運転者は高速道路でも100km/hまでです。 |
| 見た目 | 550「Gyvenvietės pradžia」(市街地の始まり)は白い長方形に黒い文字で町名を書いた標識で、黒い町並みのシルエットを添えた形もあります。出口の551「Gyvenvietės pabaiga」は同じ標識に赤い斜線が引かれます。青い長方形に白で町名だけを書いた標識は地名の案内で、市街地の規則は始まりません。 |
|---|---|
| 入ると | 50km/h |
| 補足 | 白い町名の標識から先は市街地の規則が適用され、速度の標識がなくても50km/hです。青い町名の標識ではそれまでの速度(舗装路なら90km/h)のままです。 |
| 形と単位 | 赤い縁の丸、km/h。329「Ribotas greitis」は白地に赤い縁の丸で、黒い数字が入ります。単位はkm/hで標識には書かれていません。区域の規制は542「Riboto greičio zona」(白い四角に速度の丸)で示されます。 |
|---|---|
| 終わりの標識 | 330「Greičio ribojimo pabaiga」は白い丸の数字に黒い斜線が入ったものです。速度の標識の効力は、標識の先の最も近い交差点(交差点の範囲を含む)まで、交差点がなければ市街地の終わりの標識(551)までです。市街地の手前に立つ速度の標識は、市街地の始まり(550)で切れます。標識のない脇道やガソリンスタンドの出口では切れません。補助標識「Galiojimo zona į priekį」が付く場合は、その距離だけ有効です。 |
| すべての規制の終わり | 336「Apribojimų pabaiga」(白い丸に黒い斜線)は、速度制限(329)や追い越し禁止(319)など、319・325・327・329・331〜335の規制をまとめて解除します。 |
| 補足 | 駐車場や住宅地の区域は20km/hです。高速道路と自動車専用道路の数字は季節で入れ替わります。 |
| 標識のない交差点 | 標識がなければ右から来る車が優先 |
|---|---|
| 優先道路の標識 | 黄色のひし形 |
| 見た目 | 優先道路は201「Pagrindinis kelias」で、白い縁の黄色いひし形です。202「Pagrindinio kelio pabaiga」は同じひし形に黒い斜線が入ります。203「Duoti kelią」(譲れ)は赤い縁の白い逆三角形で文字はなく、204「Stop」は赤い八角形に白で「STOP」です。同格の道路の交差点では右から近づく車に道を譲り、その手前には赤縁の白い三角に黒い十字の警告標識107「Lygiareikšmių kelių sankryža」(同格の道路の交差点)が立つことがあります。 |
| ラウンドアバウト | ラウンドアバウト(Žiedinė sankryža)の手前には警告標識111(赤縁の白い三角)が立つことがあり、入口には410(青い丸に白い矢印が円を描く絵柄)と、通常は203の逆三角形が立ちます。203がある場合、入る車は環道を走る車に道を譲ります。入る際にウインカーは不要ですが、出る前には右のウインカーを出す決まりです。 |
| 補足 | 住宅地の交差点は標識がないことが多く、右から来る車が優先です。 |
見た目 区間の始まりの手前に、カメラの絵柄の案内標識636「Automatinė eismo kontrolė」が立ち、区間の長さ(例:4800 m)が示されます。カメラ本体は標識ではなく、道路脇の柱や道路をまたぐ門型の装置に取り付けられています。瞬間速度を測る固定カメラ(78基)も同じ標識で予告されます。
意味 2地点の通過時刻から平均速度を計算する取締りで、134区間にあります。カメラの手前だけ減速しても、区間全体の平均が制限速度を超えていれば違反です。
対応 標識を見たら区間の終わりまで制限速度を守ってください。違反は車の登録者に通知され、借りた車の場合はレンタカー会社経由で請求されます。2026年には一部の区間の見直しや移設が予定されています。
見た目 カウナス旧市街(Senamiestis)への入口の道路に、ゾーンの名前と料金を書いた標識が立ち、カメラでナンバープレートが読み取られます。料金所や遮断機はありません。
意味 旧市街を車で通過するだけで2ユーロの地方税がかかります。旧市街に駐車する場合は、この2ユーロに最初の1時間の駐車料金が含まれます。
対応 通過した場合は30日以内にアプリかサイトで支払ってください。駐車する場合はすぐに支払います。旧市街を通り抜けの近道に使わないのが確実です。
見た目 クライペダからのフェリーで渡るクルシュー砂州の道路の入口に、入域料(地方税、Vietinė rinkliava)の徴収所と案内標識があります。ナンバープレートで確認され、事前にオンラインでも支払えます。
意味 ネリンガ市(ニダなど)に乗用車で入る場合は入域料(地方税)が必要で、乗用車は8月21日〜6月19日が10ユーロ、6月20日〜8月20日が50ユーロです。
対応 入口の徴収所で支払うか、UNIPARKの入域チケットの仕組みで事前に支払ってください。フェリー代は別に必要です。
| 標識の表記 | 意味 | 主な場所 |
|---|---|---|
| Išvažiavimas | 出口 | 高速道路 |
| Apylanka | 迂回路 | 工事・通行止め |
| Kelio darbai | 道路工事 | 工事区間 |
| Uždaryta | 通行止め | 工事・通行止め |
| Įvažiuoti draudžiama | 進入禁止 | 一方通行の出口など |
| Stovėti draudžiama | 駐車禁止 | 市街地 |
| Gyvenamoji zona | 住宅地の区域 | 住宅地 |
| Pėsčiųjų zona | 歩行者専用区域 | 旧市街 |
| Centras | 中心部 | 市街地の案内 |
| Senamiestis | 旧市街 | ヴィリニュス・カウナス |
| Oro uostas | 空港 | 案内標識 |
| Policija | 警察 | 案内標識 |
| Degalinė | ガソリンスタンド | 案内標識 |
| Keltas | フェリー | クライペダ |
| Rinkliava | 入域料(地方税) | ネリンガ・カウナス |
車で直接行き来できる隣国に入ると変わる点です。国境を越える予定がある場合は、隣国のページの「道路標識」の章も併せてご覧ください。
ラトビアへ入ると高速道路はなくなり、高速道路に準じる「Ātrgaitas ceļš」(552)の区間だけが120km/hです。市街地の入口は白地にシルエットの標識になります。ポーランドへ入ると高速道路の案内標識は青地、一般道の案内は緑地になり、警告標識は黄色地です。A1などの高速道路に有料区間があります。
| 国 | 高速道路の案内標識 | 市街地の入口 | 速度の単位 | 標識のない交差点 | 高速道路の料金 | ページ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 緑 | 白地に町名 | km/h | 標識がなければ右から来る車が優先 | 乗用車は無料 | — | |
| 青 | 白地に町並みの絵柄 | km/h | 標識がなければ右から来る車が優先 | 乗用車は無料 | 標識の章 | |
| 青 | 白地に町並みの絵柄 | km/h | 標識がなければ右から来る車が優先 | ほとんど無料。民間の3区間のみ料金所で支払い | 標識の章 |
標識の形と色の基本、国ごとの違いの一覧は「国ごとの道路標識の違い」にまとめています。
リトアニアでは季節によって上限速度が変わります。高速道路(automagistralė、アウトマギストラレ)は4〜10月が130km/h、11〜3月が110km/hです。自動車専用道路(greitkelis、グレイトケリス)は120km/hで、冬は110km/hです。運転経験が2年未満の人は、高速道路100km/h、自動車専用道路90km/h、舗装された一般道80km/hまでと低く設定されています。
変更されやすい項目です(毎年変わる)
国道では、区間の入口と出口を通過した時刻から平均速度を計算する取締りが134区間で行われ、ほかに固定式の速度カメラが78台あります(2026年5月時点)。カメラの前だけ減速しても、区間全体の平均速度が上限を超えれば違反になります。
11月10日から3月31日までは、冬タイヤかオールシーズンタイヤでないと走行できず、溝は3mm以上必要です。スタッドタイヤ(dygliuotos padangos、ディグリュオトス・パダンゴス)は4月10日〜10月31日は禁止で、装着した車は後部に、赤い縁の白い三角にスタッドの絵の標識を貼ります。
変更されやすい項目です(毎年変わる)
クルシュー砂州のうち、ネリンガ市の区域に車で入ると入域料(地方税、Vietinė rinkliava)がかかります。乗用車は6月20日〜8月20日が50ユーロ、それ以外の時期は10ユーロです。スミルティネからニダへ向かう道路の10km地点にあるアルクスニネの検問所で、カードか現金で支払うか、事前にネットで購入しておきます。電気自動車は、2026年夏の繁忙期のあとの10か月間は無料です。
変更されやすい項目です(時々大きく変わる)
カウナス旧市街は低排出ゾーン(Sumažintos taršos zona、スマジントス・タルショス・ゾナ)で、入口の「Mokama zona 2 Eur」の表示から先はカメラでナンバーが記録されます。通り抜けるたびに2ユーロかかり、旧市街の有料駐車場所に停めた場合は最初の1時間の駐車料に含まれます。通り抜けただけの場合は、30日以内にアプリ(UniPark、carOne)か駐車管理のサイトで支払います。
出典:カウナス市(駐車管理)、カウナス市
在リトアニア日本国大使館は、自動車盗難や車上狙いを防ぐには盗難防止装置が不可欠とし、車内に貴重品や鞄を残して車を離れないよう注意を促しています。大使館が掲載するリトアニア内務省の統計では、窃盗の認知件数は2025年に9,249件で、2024年(12,496件)より減少しました。外務省によると、外国人の被害の多くは盗難と詐欺です。
対策車を離れる際は、短時間でも貴重品や鞄を車内に残さないでください。夜は、管理された駐車場など人目のある場所に止めましょう。
出典:在リトアニア日本国大使館「防犯及び安全対策の手引き」(2026年5月)、外務省 海外安全ホームページ(安全対策基礎データ)(2025年2月)、在リトアニア日本国大使館「防犯及び安全対策の手引き」(犯罪統計)(2026年5月)
在リトアニア日本国大使館によると、道路の舗装状況は悪く、陥没が多くなっています。標識や路面表示の整備が不十分で、一方通行やラウンドアバウトも多く、交通環境は複雑です。信号機やガードレールなどの安全設備は日本より不十分で、夜間は照明が少なく歩行者が見えにくくなります。
対策速度を控えめにし、夜は歩行者に特に注意してください。11月10日〜3月31日は冬タイヤかオールシーズンタイヤの装着が義務のため、冬に借りる場合は冬用タイヤが付いているか確認しましょう。
出典:在リトアニア日本国大使館「防犯及び安全対策の手引き」(2026年5月)、リトアニア警察(ウテナ)発表(2025年10月)
リトアニア警察によると、動物との衝突は2017年の2,422件から2024年には6,863件に増え、5月と10〜12月に多くなっています。運輸通信省によると、人がけがをする動物との事故の76%は大型の有蹄類によるもので、最も多いのはヘラジカです。動物が道路に出るのは夕方から夜(17〜23時ごろ)と早朝が多く、ノロジカやイノシシは群れで動きます。
対策「野生動物」の警戒標識がある区間や森の中では、夕方以降は速度を落とし、1頭見えたら後に続く動物に備えて減速するか停止してください。ライトの点滅で驚かせず、衝突した場合は安全な場所に止めてハザードを出し、112に通報しましょう。
出典:リトアニア警察 発表(2025年10月)、リトアニア運輸通信省 発表(2025年9月)
リトアニアの国道では、134区間で区間平均速度を、78か所で固定式カメラが速度を測定しています(2026年5月時点)。2025年には、42万件を超える速度超過が記録されました。会社所有の車で違反が記録されると会社に通知が届き、会社は5営業日以内に運転していた人の情報を伝える必要があります。
対策カメラの前だけ減速するのではなく、区間を通して制限速度を守ってください。路面に「A」と書かれたバス優先レーンには、入らないようにしましょう。
出典:LRT(リトアニア公共放送)報道(2026年5月)、リトアニア警察 よくある質問(交通安全)(2026年9月)、在リトアニア日本国大使館「防犯及び安全対策の手引き」(2026年5月)
国を問わず起きているトラブルは「ヨーロッパ共通のトラブル」に、被害にあった際の手順は「盗難・紛失のときの手順」にまとめています。
旅行者の体験談に見られるトラブル(未確認情報、1件)は「旅行者の体験談」のページに掲載しています。
海外ドライブ迷わないメモ|電話番号の確認日 2026年10月21日
事故や故障の際の手順は「事故・故障のときの手順」をご覧ください。電話番号は公式の案内から転記していますが、変更されることがあります。出典のページでもご確認ください。
出典:リトアニア緊急対応センター、在リトアニア日本国大使館、在リトアニア日本国大使館(安全情報)、外務省 海外安全ホームページ、外務省 在外公館リスト
ほかの国・地域の番号、外務省の窓口、たびレジの案内は「国ごとの緊急連絡先」にまとめています。