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ルーマニアでレンタカーを運転するときの交通ルールと注意点
更新日 2026年11月1日
ルーマニア
国道や高速道路を走行するには電子ビニエット「ロビニエタ」が必要で、2026年10月から料金が車の排出基準で変わりました。飲酒は0%、昼間もすべての道路でライト点灯が必要です。
目次
基本情報(早見表) 道路標識 ルーマニアで運転するときの注意点(5件) ルーマニアで起きているトラブル(4件) 緊急時の連絡先 出典・参考資料
基本情報(早見表)
一般的な乗用車を、運転経験のある成人が運転する場合の規定です。上付きの数字は「出典・参考資料」の番号を示します。
市街地外の一般道90km/h 4 3 詳しく 「E」番号の国道は100km/h 、drum expres(高速自動車道)は120km/h 。免許1年未満は20km/h 低くなります
高速道路130km/h 4 3 詳しく 免許1年未満は110km/h
飲酒運転0% (少しでも飲酒したら運転不可)2 3 詳しく 初心者も職業運転者も同じ
高速料金国道・高速道路は電子ビニエット「ロビニエタ」が必要。料金所はない 5 6 7 詳しく 公式の購入先はetoll.ro、TollRoアプリ、国境やCNAIRの窓口。料金は排出基準で変わります
昼間のライト一年中、すべての道路で昼もライト点灯(ロービームまたはデイライト) 8 2023年の法改正で市街地も対象になりました(EUとADACの案内は市街地外のみと記載)
必携の装備救急箱、三角表示板2枚、消火器 1 3 詳しく 反射ベストの義務は3.5t超の車だけ。ADACは乗用車にも携行を推奨
冬季の装備雪・氷・凍結の路面では冬タイヤ(M+S)が必要 2 3 期間の規定はありません。山では標識でチェーンが義務になる区間があります。スパイクは禁止
進入規制区域低排出ゾーンは未導入。ブカレストは2027年11月から導入を計画 9 10 最初は非常に古い車(Non-Euro)が対象の案
携帯電話手に持って使うのは禁止。ハンズフリーは可 2 3
日本の免許証国外運転免許証(ジュネーブ条約)と日本の免許証 12 13 14 日本は「国際免許なしで運転できる国」(2025年の政府決定)に含まれていません
各国の数値を並べて比較するには交通ルール比較表 をご覧ください。マイナ免許証のみでは、海外で運転免許証として認められないおそれがあります(詳細 )。
ルーマニアの道路標識
ルーマニアの標識はウィーン条約型で、高速道路の案内は緑、市街地外の国道は青、市街地内は白が基調です。国道と高速道路を走るには電子ビニエット「ロビニエタ」が必要で、料金所はなく、カメラで登録番号を照合します。白い地名標識から市街地の50km/hが始まり、昼間もすべての道路でライト点灯が義務です。
ウィーン条約型です。警告は赤縁の白い三角、禁止は赤縁の白い丸、指示は青い丸、案内は四角で、標識の図柄は国家規格SR 1848-1で定められています。文字はルーマニア語で、トランシルヴァニアのハンガリー語話者の多い自治体では地名にハンガリー語が併記されます。工事などの仮設標識は白地が黄色地に変わります。18 22 6 27 28
高速道路の案内標識 高速道路(緑) 出口 Town 出口:Ieșire 一般道の案内標識 Town 一般道の案内(青) 市街地の入口 Town 市街地の入口 制限速度 50 制限速度(km/h) 優先道路 優先道路 右方優先の交差点の予告 右方優先の交差点 譲れ 譲れ
図は当サイトが形と色を再現したものです。実際の標識とは細部が異なります。
高速道路の呼び方 autostradă 案内標識の色 緑 始まりの標識 緑地に白で、高架の道路を正面から見た絵柄の四角い標識(「Autostradă」)が高速道路の始まりで、終わりは同じ絵柄に赤い斜線が入った標識(「Sfârșitul autostrăzii」)です。高速道路の標識は混同を避けるため青から緑に改められています。 番号の付け方 高速道路は「A」と数字(A1、A2、A3など)で表され、「Simbolul și numărul autostrăzii」の標識は緑地に白です。国道は「DN」、県道は「DJ」、市町村道は「DC」の記号と数字で、欧州路線のE番号は緑地に白です。 出口の表示 Ieșire 出口の予告標識と分岐点の標識は緑地に白で、矢印と行き先の地名、国道への分岐には青い枠が埋め込まれます。出口の手前には「Ieșire」の文字と残り距離を示す標識が続き、高速道路の出口標識は最大3,000m手前から予告されます。高速道路以外の案内標識 市街地外の国道・県道の案内標識は青地に白字、市街地内の目的地への案内は白地に黒字です。矢印の根元には道路の記号(DN、DJ、DC)が入り、観光地への案内は茶色地に白字です。 料金の表示 料金所はなく、国道・高速道路・高速自動車道を走るには事前に電子ビニエット「ロビニエタ(rovinieta)」の購入が必要です。市街地(municipiu)の入口と出口の地名標識の間の区間は対象外で、国境と国道沿いの案内板に「ROVINIETA」の表示があり、CNAIRのカメラが登録番号を照合します。2026年10月1日からは新しい電子料金システムの公式窓口でだけ購入でき、乗用車の料金は排出基準(EURO区分)で変わります。3.5トン超の貨物車は距離制の「TollRo」に移り、フェテシュティ〜チェルナヴォダ橋など旧制度の橋の通行料は廃止されました。 補足 ロビニエタはステッカーではなく登録番号に紐づく電子記録で、レンタカーは通常車の側で購入済みですが、借りる際に有効期間を確認してください。
市街地の入口 Town 入口 市街地の出口 Town 出口
見た目 白地に黒字で町名を書いた横長の長方形の標識(「Intrare în localitate」)で、県名が小さく添えられることがあります。市街地の出口(「Ieșire din localitate」)は同じ標識に赤い斜線が入ったものです。 入ると 50km/h(市街地の一般制限速度。標識で最大80km/hまで緩和される区間があります) 補足 地名標識と一緒に禁止・制限の標識が立っている場合、その効力は出口の標識まで続きます。ロビニエタの対象外となる市街地区間も、この入口と出口の標識の間です。白い地名標識の上に、黄色地に町並みのシルエットと速度制限の標識を描いた板を組み合わせて立てることも多く見られます。
制限速度 50 制限速度 制限速度の終わり 50 制限速度の終わり すべての規制の終わり すべての規制の終わり
形と単位 赤い縁の丸、km/h。白地に赤い縁の丸に黒い数字で、単位は書かれておらずkm/hです。法律の一般制限速度は市街地50km/h、市街地外の一般道90km/h、欧州路線(E)の国道100km/h、高速自動車道(drum expres)120km/h、高速道路130km/hです。 終わりの標識 白い丸に細い黒い縁があり、終わる制限速度の数字の上に、右上から左下へ向かう黒い斜線が入った標識です。赤い縁はなく、その地点から区間の制限が終わります。 すべての規制の終わり 白い丸に細い黒い縁と、右上から左下へ向かう黒い斜線(数本の平行線のこともあります)だけが入った標識(「Sfârșitul tuturor restricțiilor」)で、文字はありません。それまでの禁止・制限の標識がすべて終わります。 補足 国境の入口には道路種別ごとの一般制限速度を示す青い標識(「Limite generale de viteză」)が立ちます。標識のない交差点、見通しの悪いカーブ、凍結路、7時〜22時の「Copii」(子ども)の警告区間では市街地30km/h、市街地外50km/hが上限です。
優先道路 優先道路 優先道路の終わり 優先道路の終わり 譲れ 譲れ 止まれ STOP 止まれ ラウンドアバウト ラウンドアバウト 右方優先の交差点の予告 右方優先の交差点
標識のない交差点 標識がなければ右から来る車が優先 優先道路の標識 黄色のひし形 見た目 優先道路は、細い黒い縁の白いひし形の中に黄色いひし形を描いた標識(「Drum cu prioritate」)で、終わりは同じひし形に黒い斜線です。譲れは赤縁の白い逆三角で文字はなく(「Cedează trecerea」)、止まれは赤い八角形に白で「STOP」です。標識のない交差点では右から来る車が優先で、その手前には赤縁の白い三角に黒い×形の十字を描いた警告標識(「Intersecție de drumuri」)が立つことがあります。 ラウンドアバウト ラウンドアバウトの手前には、赤縁の白い三角に反時計回りの3本の黒い矢印を描いた警告標識(「Intersecție cu sens giratoriu」)があり、入口には青い丸に白の円形矢印と逆三角の「譲れ」が立ちます。法律で、標識で示された環道では環道内の車が入る車より優先と定められているため、環道内の車に道を譲ってから入ってください。 補足 標識のない交差点では、県道・市町村道から国道に入る車が国道の車に譲るという道路の格付けによる優先もあり、標識のない交差点は、市街地では30km/h以下、市街地外では50km/h以下で通過します。
ルーマニア特有の標識・注意したい標識
電子ビニエット(ロビニエタ) Rovinieta 6 15 16 17 見た目 国境の検問所と国道沿いに「ROVINIETA」と書かれた案内板が立ち、販売所には「Rovinieta」「TollRo」の看板があります。車に貼るステッカーはなく、国道や高速道路の上のカメラが登録番号を読み取ります。
意味 国道・高速自動車道・高速道路を走る車に義務付けられた通行料で、市街地(municipiu)の入口と出口の標識の間だけが対象外です。1日、10日、30日などの期間で購入し、2026年10月1日からは新しい公式窓口でだけ購入でき、料金は車の排出基準(EURO区分)で変わります。
対応 レンタカーは通常購入済みですが、借りる際に有効期間を確認し、不安なら公式サイトか販売所で登録番号を照会してください。
罰金の例 有効なロビニエタがないと罰金が科され、国道上だけでなく出国時の国境でも検査されます。
昼間のライト点灯義務 昼間のライト点灯義務 Folosirea luminilor de întâlnire 18 19 20 見た目 青い四角い案内標識にヘッドライトの絵柄が描かれた「Folosirea luminilor de întâlnire」の標識が、国境や幹線道路の入口に立つことがあります。
意味 2023年6月16日から、すべての公道で昼間もロービームまたはデイライトの点灯が義務になりました。それ以前は高速道路と欧州路線の国道だけが対象でした。
対応 エンジンをかけたらロービームが点いているかを確認してください。オートライトは昼間に消えることがあります。
罰金の例 点灯していないと罰金と2点の減点です。
冬用タイヤとチェーンの義務 冬用タイヤとチェーンの義務 Anvelope de iarnă / Lanțuri pentru zăpadă 21 22 20 23 24 見た目 青い丸に白でチェーンを巻いたタイヤの絵柄が描かれた指示標識(「Lanțuri pentru zăpadă」)が山岳路に立ち、青い案内標識「Polei, gheață, zăpadă」で凍結や積雪が知らされます。
意味 時期にかかわらず、路面が雪、氷、凍結で覆われているときは冬用タイヤ(M+S表示)が義務です。チェーンの標識がある区間では雪があればチェーンを付けます。
対応 冬にカルパチア山脈を越える場合は、冬用タイヤの車を選び、チェーンが積まれているかも確認してください。
罰金の例 雪や氷の路面を冬用タイヤなしで走ると、第4級の罰金(2026年7月1日からは1,946.25〜4,325レイ)が科され、車両登録証が一時預かりになることがあります。
30km/h区域 30 ZONA 30km/h区域 Zonă cu viteza limitată la 30 km/h 20 18 見た目 白い長方形の中に、赤縁の丸に「30」の速度標識が埋め込まれ、「ZONA」と書かれています。区域の出口は同じ図柄に黒い斜線が入った標識(「Sfârșitul zonei cu viteza limitată la 30 km/h」)です。
意味 標識から出口の標識までの区域全体で、最高速度が30km/hに制限されます。似た図柄で青地の「Zonă cu viteza recomandată 30 km/h」は推奨速度です。
対応 ブカレストなどの住宅地や学校周辺に多く、出口の標識が出るまで30km/hを守ってください。
罰金の例 市街地での速度超過は超過幅に応じて罰金と減点が科されます。
歩行者ゾーンと住宅ゾーン 歩行者ゾーンと住宅ゾーン Zonă pietonală / Zonă rezidențială 22 20 見た目 白い四角い標識に青い丸の歩行者の絵柄が埋め込まれた「Zonă pietonală」と、家と遊ぶ子どもの絵柄の「Zonă rezidențială」があり、出口は同じ絵柄に赤い斜線です。
意味 歩行者ゾーンは原則として車の進入が禁止で、住宅ゾーンでは5km/h以下で走り、歩行者の通行を妨げてはいけません。
対応 旧市街の歩行者ゾーンには進入せず、住宅ゾーンから出るときは交差するすべての車に道を譲ってください。
罰金の例 進入や速度の違反は罰金の対象になります。
国の一般制限速度の標識 50 90 100 130 国の一般制限速度の標識 Limite generale de viteză 20 18 見た目 国境の入口に立つ青い大型の案内標識で、市街地、市街地外、欧州路線の国道、高速道路の制限速度が速度標識の絵柄で並びます。
意味 ルーマニア国内の道路種別ごとの一般制限速度を知らせます。速度標識がない区間ではこの速度が上限です。
対応 入国時に確認し、以後は白い地名標識から50km/h、市街地を出たら90km/h(E番号の国道は100km/h)を基本にしてください。
罰金の例 超過幅に応じて罰金と減点が科され、50km/h 超の超過は免許停止の対象です。
ロビニエタ照合カメラと速度カメラ ロビニエタ照合カメラと速度カメラ Camere CNAIR / e-Sigur 15 25 26 見た目 国道の上に門型に設置されたカメラで、登録番号を読み取ります。ロビニエタの照合用で速度は測りませんが、高速道路や事故多発地点には速度カメラ(e-Sigur)の設置が進んでいます。
意味 CNAIRのカメラが登録番号からロビニエタの有無を自動で確認します。速度カメラは警察が運用し、区間の平均速度も測れる仕組みが整備中です。
対応 カメラの有無にかかわらず、ロビニエタの有効期間と制限速度を守ってください。
罰金の例 ロビニエタがない場合は後日罰金が科され、速度超過は超過幅に応じて罰金と減点です。
標識に出る現地語
標識の表記 意味 主な場所 Ieșire 出口 高速道路 Ocolire 迂回路 工事・通行止め Drum în lucru 道路工事 一般道・高速道路 Drum închis 通行止め 一般道 Sens unic 一方通行 市街地 Oprirea interzisă 停車禁止 市街地 Staționarea interzisă 駐車禁止 市街地 Cedează trecerea 譲れ 交差点 STOP 止まれ 交差点・国境 Centru 市街地中心部 案内標識 Aeroport 空港 案内標識 Poliție 警察 市街地・国境 Vamă 税関(国境検問) 国境 Rovinietă 電子ビニエット 国境・国道の案内板 Pod 橋 案内標識
隣国との違い 車で直接行き来できる隣国に入ると変わる点です。国境を越える予定がある場合は、隣国のページの「道路標識」の章も併せてご覧ください。
ハンガリーとブルガリアも電子ビニエット方式ですが、国ごとに別の購入が必要で、ブルガリアでは案内標識の文字がキリル文字になります。セルビアに入ると高速道路は料金所方式に変わり、モルドバとウクライナは別の体系です。
国 高速道路の案内標識 市街地の入口 速度の単位 標識のない交差点 高速道路の料金 ページ ルーマニア(この国)緑 白地に町名 km/h 標識がなければ右から来る車が優先 国道・高速道路は電子ビニエット「ロビニエタ」が必要。料金所はない — ハンガリー青 白地に町名 km/h 標識がなければ右から来る車が優先 e-matrica(電子ビニエット)が必要(10日券6,900フォリント) 標識の章 セルビア緑 黄色地に町名 km/h 標識がなければ右から来る車が優先 入口で券を取り、出口の料金所で現金またはカードで支払い 標識の章 ブルガリア緑 白地に町名 km/h 標識がなければ右から来る車が優先 高速道路と主な国道は電子ビニエット。1日5.30ユーロ から 標識の章
標識の形と色の基本、国ごとの違いの一覧は「国ごとの道路標識の違い 」にまとめています。
ルーマニアで運転するときの注意点
ロビニエタ(電子ビニエット)は車を借りる際に確認 ルーマニア側のドナウ川の橋の通行料は2026年10月に廃止 道路の種類で制限速度が異なる 飲酒運転の基準は0%、一杯でも運転は不可 救急箱・三角表示板2枚・消火器を確認
1 ロビニエタ(電子ビニエット)は車を借りる際に確認
変更されやすい項目です(毎年変わる)
国道と高速道路(大きな市の中の区間を除く)を走行するには、電子ビニエット「Rovinieta(ロビニエタ)」が必要で、料金所はなくカメラでナンバーを照合します。2026年10月1日から料金が車の排出基準で変わり、乗用車は1日20〜29レイ、10日27〜39レイ、30日43〜62レイです。公式の購入先はetoll.ro、TollRoアプリ、CNAIRの窓口や国境、認定販売店(SMSも可)です。レンタカーに有効なロビニエタが付いているか、借りる際に確認してください。
罰金の例 ロビニエタなしで走ると、12か月分の料金の2〜4倍
出典:運輸インフラ省令888/2026(TollRoポータル) 、ルーマニア道路公社CNAIR(2026年9月30日発表) 、ルーマニア法令ポータル(法律226/2023 第18条)
2 ルーマニア側のドナウ川の橋の通行料は2026年10月に廃止
変更されやすい項目です(時々大きく変わる)
A2高速道路のフェテシュティ(Fetești)〜チェルナヴォダ(Cernavodă)の橋などで支払っていた通行料「peaj(ペアジュ)」は、2026年10月1日に廃止されました。ジュルジェニ(Giurgeni)とジュルジュ(Giurgiu)の橋のルーマニア側の料金も同様です。カラファト(Calafat)〜ヴィディンの橋は廃止の発表に含まれておらず、ルーマニア側の扱いは公式には確認できていません。古い案内にある「橋の料金を先に払う」は不要になりましたが、ロビニエタは引き続き必要です。ブルガリア側が徴収する橋の料金は別になります。
出典:Business24(CNAIRの説明を引用) 、Antena 3 CNN(運輸相の発表) 、Digi24(ニュース)
3 道路の種類で制限速度が異なる
市街地は50km/h、市街地外の一般道は90km/hです。「E」の番号が付いた国道(drum european、ドルム・エウロペアン)は100km/h、高速自動車道「drum expres(ドルム・エクスプレス)」は120km/h、高速道路「autostradă(アウトストラーダ)」は130km/hです。免許を取得して1年未満の人は、市街地外で20km/h低い速度を守る必要があります。
出典:ルーマニア法令ポータル(法律134/2022) 、ADAC
4 飲酒運転の基準は0%、一杯でも運転は不可
ルーマニアの基準は血中アルコール0%で、初心者も職業運転者も同じです。日本の酒気帯びの基準(呼気1リットルあたり0.15mg)よりも厳しく、少量でも検出されれば違反になります。食事でワインを一杯飲んだ場合は、その日は運転しないでください。
出典:Your Europe(EU) 、ADAC
5 救急箱・三角表示板2枚・消火器を確認
乗用車には救急箱、三角表示板2枚、消火器を積むことが法律で定められています。三角表示板が2枚必要なのは日本と異なる点です。反射ベストの義務は3.5t超の車だけですが、ADACは乗用車にも携行を勧めています。レンタカーを受け取る際、トランクにそろっているか確認してください。
出典:ルーマニア法令ポータル(道路交通法 第8条) 、ADAC
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ルーマニアで起きているトラブル
駐車中の車を狙う車上ねらい
外務省によると、ルーマニアでは日本人もスリや置き引きのほか、車上ねらいの被害に遭ったことがあります。在ルーマニア日本国大使館は、路上駐車をできるだけ避け、駐車場でも照明のない場所や監視カメラの死角に止めないよう呼びかけています。
対策 車内の見える場所に現金、貴重品、鞄を置かず、窓の閉め忘れと施錠忘れに気を付けてください。明るく監視カメラのある駐車場を選びましょう。
出典:外務省 海外安全ホームページ(安全対策基礎データ) (2026年9月)、在ルーマニア日本国大使館「安全の手引き」 (2026年4月(令和8年4月))
交通事故死者の多さと道路環境の悪さ
在ルーマニア日本国大使館によると、人口当たりの交通事故死者数はEU加盟国の中で最も多く、2024年は人口100万人当たり77人と日本の3倍以上でした。標識や路面表示が不足または不明瞭で、舗装道路でも穴や凹みが多く、工事現場に交通誘導員がいません。速度超過や通行区分違反、急な割込みや車線変更も多く見られます。
対策 車間距離を十分にとり、周囲の車の急な動きや穴を避ける車に備えてください。物損事故でも原則24時間以内に管轄の警察の交通事故処理事務所に出向いて修理許可書を受け、レンタカー会社にもすぐに連絡しましょう。
出典:在ルーマニア日本国大使館「安全の手引き」 (2026年4月(令和8年4月))、在ルーマニア日本国大使館「安全の手引き」 (2026年4月(令和8年4月))、外務省 海外安全ホームページ(安全対策基礎データ) (2026年9月)
ロビニエタの非公認販売サイトと罰金
ルーマニアの国道、高速自動車道、高速道路を走行するには道路利用料ロビニエタが必要で、有効なロビニエタなしで走行すると罰金の対象になります。道路管理会社CNAIRは2026年、正規料金に約30〜52%を上乗せして販売する非公認サイトについて相次いで警告しています。2026年10月1日からは、購入は新しい電子料金システムの公式窓口に限られるようになりました。
対策 借りる車に有効なロビニエタが付いているか、貸渡時に確認してください。自分で購入する場合は公式のetoll.ro、TollRoアプリ、CNAIRの窓口や国境、認定販売店で、ナンバーを正確に入力して購入しましょう。
出典:CNAIR(ルーマニア道路インフラ管理会社)発表 (2026年5月)、AGERPRES(ルーマニア国営通信)報道 (2026年8月)、CNAIR 発表(2026年10月1日からの公式購入窓口) (2026年9月)
トランスファガラシャン街道のクマと通行制限
山岳道路トランスファガラシャン(DN7C)の高所区間(バレア・カスカダ〜ピスクル・ネグル)は閉鎖期間を経て2026年は6月12日に再開し、通行は7時〜21時に限られ、悪天候時は一時閉鎖されます。道路脇には、クマがたびたび現れます。クマへの餌やりは違反で、2025年11月の緊急政令で1万〜3万レイの罰金の対象になりました。
対策 クマを見ても車外に出て近づいたり餌を与えたりせず、当局に知らせてください。出発前にCNAIRの発表で通行できるか確認し、通行時間内に走り抜けましょう。
出典:CNAIR 発表(トランスファガラシャン再開) (2026年6月)、ルーマニア環境・水・森林省 発表 (2025年11月)、在ルーマニア日本国大使館「安全の手引き」 (2026年4月(令和8年4月))
国を問わず起きているトラブルは「ヨーロッパ共通のトラブル 」に、被害にあった際の手順は「盗難・紛失のときの手順 」にまとめています。
旅行者の体験談に見られるトラブル(未確認情報、2件)は「旅行者の体験談 」のページに掲載しています。
ほかの国・地域の番号、外務省の窓口、たびレジの案内は「国ごとの緊急連絡先 」にまとめています。
出典・参考資料
ルーマニア法令ポータル(道路交通法 第41条) legislatie.just.ro Your Europe(EU) europa.eu ADAC adac.de ルーマニア法令ポータル(法律134/2022) legislatie.just.ro ルーマニア道路公社CNAIR(2026年9月30日発表) cnadnr.ro ルーマニア道路公社CNAIR(TollRoポータル) portal.etoll.ro ADAC(マウト) adac.de ルーマニア法令ポータル(法律168/2023) legislatie.just.ro ブカレスト市 www2.pmb.ro G4Media(ニュース) g4media.ro 外務省 海外安全ホームページ anzen.mofa.go.jp ルーマニア警察(クルジュ県) cj.politiaromana.ro ルーマニア法令ポータル(政府決定795/2025) legislatie.just.ro 警察庁(ジュネーブ条約締約国一覧) npa.go.jp 法律226/2023 第5条・第15条(UNTRR掲載) untrr.ro Your Europe(EU)ルーマニアの道路規則 europa.eu Digi24(2026年10月1日からの新しい料金制度) digi24.ro OUG 195/2002 第44条第2項(SNPPC掲載の改正込みの本文) snppc.ro Digi24(2023年6月16日からのライト点灯義務) digi24.ro HG 1391/2006 別表2(標識の名称、SoferOnline掲載) soferonline.ro Digi24(冬用タイヤの義務、OUG 195/2002 第102条第1項28号) digi24.ro OUG 195/2002 施行規則 第148条 lege5.ro Gândul(2026年の冬用タイヤの罰金:第4級の金額) gandul.ro InfoCons(2026年7月からの罰金の等級と金額、HG 146/2026) infocons.ro Mediafax(e-Sigurシステムの導入時期、2026年1月) mediafax.ro Digi FM(ロビニエタ照合カメラの設置場所) digifm.ro Wikipedia: Road signs in Romania en.wikipedia.org ルーマニア語版Wikipedia「Indicatoarele rutiere din România」 ro.wikipedia.org ルーマニア道路公社 CNAIR(TollRo:対象の道路網) erovinieta.ro 国家規格 SR 1848-1:2004 抜粋(案内標識の一覧、標識会社の掲載) media.cylex.ro Geometas:ルーマニアの地名標識の見分け方 geometas.com Wikimedia Commons:ウィーン道路標識条約の標識の解説(C17a すべての禁止の終わり) commons.wikimedia.org OUG 195/2002 施行規則 第131条(SNPPC掲載) snppc.ro Colegu(標識の形と色の解説、ウィーン条約との対応) colegu.eu HG 1391/2006 別表2(標識の一覧:Intersecţie de drumuri) edirect.e-guvernare.ro
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