1赤信号でも一時停止すれば右折が可能
赤信号でも、停止線の手前で完全に停止し、歩行者や横から来る車に道を譲ってから右折できます。「NO TURN ON RED」(赤信号での右折禁止)の標識がある場所と、赤い矢印の信号では曲がれません(カリフォルニア州)。一方通行の道路から一方通行の道路へは、同じように停止してから赤信号で左折できます(カリフォルニア州、フロリダ州)。日本の「左折可」の標示に似ていますが、必ず一度停止する点が異なります。
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このページでは、カリフォルニア・ネバダ・アリゾナ・ユタ・フロリダの5州の規定を扱っています。速度はマイル表示で、赤信号でも停止してから右折できる、全方向一時停止では停止した順に進むなど、日本にない規則が多くあります。カリフォルニア州とフロリダ州の有料道路は料金所がなく、レンタカーでは後から手数料付きで請求されることが多くなっています。2026年からは主な国立公園で外国人に1人100ドルの追加料金もかかります。
一般的な乗用車を、運転経験のある成人が運転する場合の規定です。上付きの数字は「出典・参考資料」の番号を示します。
各国の数値を並べて比較するには交通ルール比較表をご覧ください。マイナ免許証のみでは、海外で運転免許証として認められないおそれがあります(詳細)。
アメリカ本土の道路標識は連邦の MUTCD(統一交通管制装置マニュアル)に基づき、どの州でも基本は同じです。速度は mph 表示で、規制は白い長方形、警告は黄色のひし形、高速道路の案内は緑地に白文字で統一されています。赤信号での右折、全方向一時停止、相乗り専用車線、料金所のない電子式の有料道路など、標識を読み違えると違反や後日の請求につながる場面が多くあります。
北米 MUTCD 型です。規制標識は白地に黒文字の縦長の長方形で、止まれ(STOP)だけが赤い八角形、譲れ(YIELD)だけが赤縁の逆三角形です。警告標識は黄色のひし形に黒い絵柄、学校関連は蛍光黄緑の五角形、工事区間は橙色で示されます。案内標識は緑地に白文字、サービス案内は青地、公園や史跡は茶色地です。赤色は「止まれ・譲れ・禁止」にしか使われず、電子料金収受専用レーンだけが紫色です。州道の標識の形は州ごとに異なりますが、色と形の体系は全国共通です。5254384355
図は当サイトが形と色を再現したものです。実際の標識とは細部が異なります。
| 高速道路の呼び方 | Interstate / Freeway / Expressway / Turnpike |
|---|---|
| 案内標識の色 | 緑 |
| 始まりの標識 | 欧州のような「高速道路の始まり」を示す絵柄の標識はありません。入口のランプには緑地に白文字の案内標識と、赤と青の盾形の路線標識(上部が赤地に白で INTERSTATE、下部が青地に白で番号、外側は白い縁取り)が立ち、緑地に白文字の「FREEWAY ENTRANCE」の標識が添えられることもあります。終わりは黄色地に黒文字の「FREEWAY ENDS」「ALL TRAFFIC MUST EXIT」などの警告標識で予告され、その先は一般道の制限速度に戻ります。 |
| 番号の付け方 | インターステートは I と数字(I-5、I-10、I-95)で、1〜2桁の幹線は奇数が南北、偶数が東西です。3桁は都市の環状線や支線です。米国国道(US)は黒い四角の地に白い盾形と黒い数字の路線標識(US 101 など)です。州道の路線標識は州ごとにデザインが異なり、基本形は黒い四角の地に白い丸(または州が決めた形)と黒い数字です。複数の路線が重なる区間は、インターステート、US、州道の順に並べて表示されます。 |
| 出口の表示 | EXIT 出口は番号付きで、緑の案内標識の上に「EXIT 23」と書いた小さな緑のプレートが載ります。番号は多くの州でマイルポスト(起点からの距離)に合わせて付けられ、1マイルの間に複数ある場合は 23A・23B のように枝番が付きます。分岐点の先端(ゴア)には緑地に白で「EXIT 23」と斜め上向きの矢印の標識が立ちます。出口にしか進めない車線は黄色地に黒の「EXIT ONLY」のパネルで示され、左側に出る出口は黄色の「LEFT」プレートが付きます。予告は「1 MILE」「1/2 MILE」のようにマイルで示されます。 |
| 高速道路以外の案内標識 | 高速道路以外の一般道の案内標識も緑地に白文字で、距離はマイル表示です。青地の標識はガソリン・食事・宿泊・病院などのサービス案内、茶色地の標識は国立公園や史跡などの観光案内です。交差する路線の予告は「JCT」(junction)の小さなプレートと路線標識の組み合わせで示されます。 |
| 料金の表示 | 有料道路へ向かう案内標識には黄色地に黒の「TOLL」のパネルが組み込まれ、路線標識の上には同じ黄色地に黒の「TOLL」の補助板が付きます。電子料金収受(ETC)の口座がないと走れないレーンや道路は紫色の標識で示され、紫の地に白い縁取りで E-ZPass(東部)、FasTrak(カリフォルニア州)、SunPass(フロリダ州)などのロゴと、白いパネルに黒の「ONLY」が書かれています。現金が使えない場合は白地に黒の「NO CASH」の補助板が付きます。料金所の手前には黄色の料金所予告の警告標識が立ち、有人・現金のレーンでは STOP 標識の下に白い「PAY TOLL」の補助板が付くことがあります。ETC 専用レーンの屋根の表示も紫色です。カリフォルニア州の湾岸の橋やフロリダ州の多くの有料道路は料金所がなく、ナンバーを読み取って後日請求する方式です。 |
| 補足 | カリフォルニア州の都市部では相乗り専用車線(CARPOOL LANE)や有料の「EXPRESS LANES」が高速道路の左側にあり、路面のひし形と二重の白線で区切られています。 |
| 見た目 | 欧州のような「市街地の入口」を意味する標識はありません。市や町の境界には緑地に白文字の地名の標識(「CITY LIMIT」や「Welcome to ...」)が立つことがありますが法的な意味はなく、制限速度は白い「SPEED LIMIT」の標識で示されます。地区全体の制限を示す場合は、SPEED LIMIT 標識の上に「CITYWIDE」「NEIGHBORHOOD」「RESIDENTIAL」のプレート、下に「UNLESS OTHERWISE POSTED」のプレートが付きます。 |
|---|---|
| 入ると | 地名の標識に速度の意味はありません。住宅地や商業地は 25〜30mph(約40〜48km/h)の SPEED LIMIT 標識に従います。 |
| 補足 | 標識がない区間の法定速度は州法で決まっており、たとえばカリフォルニア州の住宅地と商業地は 25mph です。 |
| 形と単位 | 白い長方形(SPEED LIMIT)、mph。白地に黒い縁取りの縦長の長方形で、上に「SPEED LIMIT」、下に大きな黒い数字(例:65)が書かれています。単位は書かれていませんが mph です。高速道路では同じ標識に「MINIMUM 45」の最低速度が併記されたり、「TRUCKS 55」のようにトラック用の制限が添えられたりします。学校の近くでは、上から蛍光黄緑の横長の「SCHOOL」の補助板、白い「SPEED LIMIT 25」の標識、白地に黒の「WHEN CHILDREN ARE PRESENT」や時間帯(例:7:30-8:30 AM)の補助板を縦に重ねた組み合わせで、学校区域の制限が示されます。 |
|---|---|
| 終わりの標識 | 一般の制限速度には「制限の終わり」を示す標識はなく、次の SPEED LIMIT 標識が出るまで同じ制限が続きます。学校区域や工事区間などの特別な制限には終わりの標識があり、白い縦長の長方形に黒で「END SCHOOL ZONE」「END SCHOOL SPEED LIMIT」「END WORK ZONE SPEED LIMIT」と書かれています。制限が下がる手前には、黄色のひし形の中に上向きの黒い矢印と白い「SPEED LIMIT 45」の枠を描いた予告標識(W3-5)や、黄色のひし形に黒で「45 MPH SPEED ZONE AHEAD」と書いた予告標識(W3-5a)が立ちます。 |
| すべての規制の終わり | 「全規制の終わり」の標識はありません。 |
| 補足 | 黄色の正方形に黒で「35 MPH」と書いた補助板(W13-1P)や、黄色の縦長の「EXIT 25 MPH」「RAMP 35 MPH」の標識は、カーブや出口ランプの推奨速度(advisory speed)で、制限速度ではありません。黒地に黄色の「YOUR SPEED XX」の電光表示は現在の速度を知らせる装置で、取締りではありません。カメラで取締りを行う州や都市では、規制標識の下に白地に黒の「PHOTO ENFORCED」(またはカメラの絵)の補助板、黄色の警告標識の下には黄色地に黒の同じ補助板が付き、市の境界に白い「TRAFFIC LAWS PHOTO ENFORCED」の標識が立つこともあります。 |
| 標識のない交差点 | 先に交差点に入った車が優先、ほぼ同時なら右側の車が優先 |
|---|---|
| 優先道路の標識 | なし |
| 見た目 | 優先道路を示す黄色のひし形はありません。止まれは赤い八角形に白い縁取りと白い「STOP」、譲れは下向きの正三角形で、太い赤の縁取りの内側が白く、赤で「YIELD」と書かれています。交差点の全方向に STOP がある場合は、STOP の下に赤地に白の横長の「ALL WAY」の補助板が付きます(古いものは「4-WAY」)。自分の側だけに STOP があり交差する道路が止まらない場合は、黄色地に黒の「CROSS TRAFFIC DOES NOT STOP」の補助板が付くことがあります。右方優先を予告する専用の標識はありません。黄色のひし形に黒い十字を描いた警告標識(W2-1)は交差道路があることを知らせるだけで、優先関係は示しません。標識のない交差点で2台が同時に差しかかった場合は右側の車が優先です。 |
| ラウンドアバウト | ラウンドアバウトの手前には、黄色のひし形に3本の黒い矢印が反時計回りに円を描く警告標識(W2-6)が立ち、下に黄色の「ROUNDABOUT」または「TRAFFIC CIRCLE」の補助板が付くことがあります。入口には YIELD の逆三角形が立ち、環道を回っている車が優先です。YIELD の下に回る向きを矢印で示した正方形の補助板(R6-5P)が付いたり、中央島に黒地に白い矢印の ONE WAY 標識が立ったりします。反時計回り(左回り)に進み、複数車線のラウンドアバウトでは入る前に行き先に合わせて車線を選びます。 |
| 補足 | ALL WAY の交差点では先に停止した車から順に発進し、同時なら右側の車が先です。信号が消えている交差点は全方向一時停止として扱います。 |
見た目 白い縦長の長方形に黒で「NO TURN ON RED」と書いた標識が基本で、信号機のそばや信号柱に付いています。丸い赤信号と赤い矢印信号が併用される交差点では、上に大きく「NO」と書き、下に赤い丸(赤信号を表す)を組み合わせた版が使われます。どちらの版にも斜線はありません。禁止が時間帯限定の場合は、下に白い時間帯の補助板が付きます。
意味 アメリカでは赤信号でも停止してから右折できますが、この標識のある交差点では青になるまで右折できません。赤い矢印信号で曲がれるかは州法によって異なり、停止後に曲がれる場所には白い「RIGHT ON RED ARROW AFTER STOP」の標識が立ちます。
対応 標識がなければ、停止線で完全に止まり、歩行者と左から来る車に道を譲ってから右折します。標識がある交差点では青を待ってください。赤い矢印信号では、「RIGHT ON RED ARROW AFTER STOP」の標識がなければ青を待つのが安全です。一方通行から一方通行への赤信号左折も、同じ条件で多くの州で認められています。
見た目 DO NOT ENTER は白い正方形の中央に大きな赤い丸があり、丸の中央に白い太い横棒、その上下に白で「DO NOT」「ENTER」と書かれています。WRONG WAY は赤地に白い縁取りの横長の長方形に、白で「WRONG WAY」と2段に書かれ、出口ランプの奥に低い位置で立っていることがあります。
意味 一方通行の道路や高速道路の出口ランプへ逆向きに入ろうとしていることを示します。夜に路面の反射板が赤く光って見えるときも逆走です。
対応 正面に見えたら進まず、安全なところで引き返してください。高速道路の出口付近では、ONE WAY(黒地に白い矢印)と DO NOT ENTER の組み合わせを必ず確認してから曲がります。
見た目 赤い八角形に白で「STOP」と書かれ、その下に赤地に白の小さな横長プレートで「ALL WAY」(古いものは「4-WAY」「3-WAY」)と付いています。
意味 交差点のすべての方向に止まれがあり、先に停止した車から順に発進します。同時に着いた場合は右側の車が優先です。
対応 停止線または横断歩道の手前で完全に止まり、到着順を見て自分の番に進んでください。右折でも必ず停止します。プレートがない STOP は自分の側だけが止まる交差点で、交差する道路の車が優先です。
見た目 白い縦長の長方形で、上部3分の1が黒い帯になり、その中に白いひし形(ダイヤ)の輪郭が描かれています。その下に黒で「HOV 2+ ONLY」と大きく書かれ、さらに時間帯(例:6 AM - 9 AM MON - FRI)が入ります。カリフォルニア州では「CARPOOLS ONLY 2 OR MORE PERSONS PER VEHICLE」と書いた版もあります。路面には白いひし形と「CARPOOL LANE」の文字があり、一般車線との間は二重の白い実線です。
意味 表示の時間帯は、標識の人数以上が乗った車、バス、バイクだけが走れる車線です。二重の白線を越えて出入りすることも違反です。
対応 1人で運転しているときは、表示の時間帯にひし形の車線へ入らないでください。利用できる場合も、出入りは破線の区間や「EXIT」「ENTER」の表示がある場所だけで行います。
見た目 紫色の地に白い縁取りで、料金収受システムのロゴ(FasTrak、SunPass、E-ZPass など)と白いパネルに黒で「ONLY」と書かれた標識です。有料道路へ向かう緑の案内標識には黄色地に黒の「TOLL」のパネルが入り、現金が使えない場合は白い「NO CASH」の標識が付きます。フロリダ州では「TOLL-BY-PLATE」(ナンバー読み取りで請求)の表示があります。
意味 紫の標識のレーンや道路は電子決済の口座を持つ車専用で、現金では払えません。料金所のない区間は通過時にナンバーを撮影され、車の登録所有者に請求が届きます。
対応 レンタカーで紫の「ONLY」のレーンに入ると、車に取り付けられた機器がなければ所有者経由で手数料付きの請求になります。現金で払う場合は「CASH」のレーンを選び、サンフランシスコの橋やフロリダの多くの有料道路のように現金の車線がない場所では、期限内のオンライン支払いか返却時の精算を確認してください。
罰金の例 未払いは通行料に加えて督促の手数料が加算され、フロリダ州では交通違反として扱われます。
見た目 白地に黒文字の長方形に「CHAINS REQUIRED」、手前では「CHAINS REQUIRED 1 MILE AHEAD」のように距離が書かれています。チェーンなしで走れる車の条件は、標識や検問所で示されます。規制の終わりは同じ形の「END CHAIN CONTROL」の標識です。冬のシエラネバダ(I-80、US 50、ヨセミテ周辺)で見かけます。
意味 標識の先はチェーン規制区間で、3段階があります。R-1 は総重量6,000ポンド未満の乗用車と小型トラックで、駆動輪の2輪以上にスノータイヤを付けていればチェーンは不要(ただし携行が必要)です。R-2 は4輪すべてにスノータイヤを付けた四輪駆動・全輪駆動車以外はチェーンかトラクションデバイスが必要で、R-3 は例外なく全車に必要です。レンタカーも対象です。
対応 標識とチェックポイントの間は約1マイルあり、車線の外に完全に寄せてチェーンを装着します。チェーンがなければ規制区間に入れず引き返すことになるため、冬の山越えの前に道路情報(Caltrans QuickMap、電話 1-800-427-7623)を確認してください。チェーンが必要な区間の制限速度は 25mph または 30mph で、標識で示されます。「END CHAIN CONTROL」の標識を過ぎてから外します。
罰金の例 規制を無視するとハイウェイパトロールに切符を切られ罰金になります。
見た目 蛍光黄緑の五角形(上がとがった家の形)に黒い縁取りと、歩く子ども2人の黒い絵柄が描かれています(S1-1)。下に蛍光黄緑の「AHEAD」の補助板や、横断歩道の位置を示す斜め下向きの黒い矢印の補助板が付きます。学校区域の制限速度は、上から蛍光黄緑の「SCHOOL」の補助板、白い「SPEED LIMIT 25」、白い「WHEN CHILDREN ARE PRESENT」や時間帯の補助板を縦に重ねて示され、区域の終わりには白い縦長の「END SCHOOL ZONE」の標識が立ちます。黄色いスクールバスは停車時に赤いランプを点滅させ、運転席側から赤い八角形の「STOP」の腕木を出します。
意味 学校の近くでは子どもがいる時間帯に低い制限速度が適用されます。スクールバスが赤く点滅して停車しているときは、後続車も、多くの州では対向車も停止しなければなりません。
対応 蛍光黄緑の標識を見たら速度を落とし、横断歩道の子どもと交通整理員の指示に従ってください。スクールバスの赤い点滅と腕木が出たら追い越さずに止まり、点滅が終わるまで待ちます。中央分離帯で分かれた道路の対向側の扱いは州によって異なるため、迷ったら止まる方が安全です。
| 標識の表記 | 意味 | 主な場所 |
|---|---|---|
| EXIT | 出口 | 高速道路 |
| EXIT ONLY | 出口専用車線(直進できない) | 高速道路の黄色いパネル |
| NEXT EXIT / NEXT SERVICES XX MILES | 次の出口・次の給油所まで XX マイル | 高速道路・砂漠の区間 |
| SPEED LIMIT | 制限速度(mph) | 一般道・高速道路 |
| YIELD | 譲れ | 交差点・合流・ラウンドアバウト |
| ALL WAY / 4-WAY | 全方向一時停止 | STOP の下のプレート |
| DO NOT ENTER | 進入禁止 | 一方通行・出口ランプ |
| WRONG WAY | 逆走 | 出口ランプ |
| ONE WAY | 一方通行 | 市街地 |
| NO TURN ON RED | 赤信号での右折禁止 | 信号のある交差点 |
| XING(CROSSING) | 横断・踏切(PED XING=歩行者横断、DEER XING=シカの横断) | 警告標識のプレート |
| HOV / CARPOOL | 相乗り専用車線 | 都市部の高速道路 |
| EXPRESS LANES | 有料の優先車線(電子決済のみ) | 都市部の高速道路 |
| TOLL / NO CASH / TOLL-BY-PLATE | 有料・現金不可・ナンバー読み取り課金 | 有料道路・橋 |
| DETOUR | 迂回路 | 工事区間(橙色) |
| ROAD WORK AHEAD / LANE CLOSED | この先工事中・車線閉鎖 | 工事区間(橙色) |
| CHAINS REQUIRED | チェーン装着義務 | 冬の山岳道路 |
| JCT(JUNCTION) | 交差する路線の予告 | 路線標識の上のプレート |
| TOW AWAY ZONE / NO PARKING ANY TIME | レッカー移動区域・終日駐車禁止 | 市街地の路肩 |
| REST AREA | 休憩所(トイレ) | 高速道路 |
車で直接行き来できる隣国に入ると変わる点です。国境を越える予定がある場合は、隣国のページの「道路標識」の章も併せてご覧ください。
カナダへ入ると制限速度は km/h になり、速度標識は「MAXIMUM 100」の白い長方形に変わります。ケベック州では止まれが「ARRÊT」、モントリオール島では赤信号での右折が禁止です。メキシコへ入ると速度は km/h になり、止まれは「ALTO」の赤い八角形です。
| 国 | 高速道路の案内標識 | 市街地の入口 | 速度の単位 | 標識のない交差点 | 高速道路の料金 | ページ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 緑 | 独自の様式 | mph | 先に交差点に入った車が優先、ほぼ同時なら右側の車が優先 | ネバダ州・アリゾナ州は無料。カリフォルニア州とフロリダ州に有料の道路や橋 | — | |
| 緑 | 独自の様式 | km/h | ほぼ同時なら右側の車が優先(ケベック州は右から来る車に譲る) | 有料道路は少数。トロント近郊の407 ETRは料金所なし | 標識の章 |
標識の形と色の基本、国ごとの違いの一覧は「国ごとの道路標識の違い」にまとめています。
赤信号でも、停止線の手前で完全に停止し、歩行者や横から来る車に道を譲ってから右折できます。「NO TURN ON RED」(赤信号での右折禁止)の標識がある場所と、赤い矢印の信号では曲がれません(カリフォルニア州)。一方通行の道路から一方通行の道路へは、同じように停止してから赤信号で左折できます(カリフォルニア州、フロリダ州)。日本の「左折可」の標示に似ていますが、必ず一度停止する点が異なります。
交差点のすべての方向にSTOP(一時停止)の標識がある場所では、先に停止した車から順に進みます。同時に停止した場合は、右側の車に譲ります。停止する位置は停止線、なければ横断歩道の手前です。日本のように優先道路の側が先に進む規則ではないため、ほかの車が停止した順番を見ておきましょう。
スクールバスが赤いライトを点滅させ、横から「STOP」の腕(ストップアーム)を出したら、後続車も対向車も停止し、点滅が終わるまで待ちます。カリフォルニア州では、中央分離帯のある道路か片側2車線以上の道路なら、反対車線の車は停止しなくてかまいません。フロリダ州で反対車線が停止しなくてよいのは、幅5フィート(約1.5m)以上の舗装していない分離帯、盛り上がった中央分離帯か柵がある道路だけで、片側2車線以上でも分離帯がなければ停止します。
罰金の例カリフォルニア州は1回目150〜250ドル(基本額)
変更されやすい項目です(時々大きく変わる)
路肩に停車しているパトカーや救急車、レッカー車、道路作業車の横を通る際は、隣の車線に移り、移れない場合は十分に減速します。カリフォルニア州では2026年1月から、ハザードランプや三角表示板などを出して停車している一般の車も対象になりました。フロリダ州で車線を移れない場合は、制限速度より20mph(約32km/h)遅くします。サイレンを鳴らして近づく緊急車両には、道路の右端に寄って停止し、通り過ぎるのを待ってください。
罰金の例カリフォルニア州は50ドル以下(基本額)
路面にひし形の印と「CARPOOL LANE」などの文字がある車線(HOVレーン)は、標識に書かれた人数(2人以上など)と時間帯の条件を満たす車だけが走行できます。出入りは白の二重線を越えず、決められた区間で行います。1人乗りでも料金を払えば走行できる「EXPRESS LANES」は、サンフランシスコ湾岸ではFasTrak(ファストラック)、ユタ州ではExpress Passの装置が必要です。レンタカー会社の精算サービスでは支払えない場合があります。
罰金の例ユタ州のエクスプレスレーンでの違反は337ドル以上
出典:カリフォルニア州DMV(運転者ハンドブック6章)、FasTrak(サンフランシスコ湾岸・レンタカー)、ユタ州交通局(エクスプレスレーン)
カリフォルニア州では、道路の縁石(カーブ)の色で駐停車の規則が決まっています。赤は停車も駐車も禁止、白は人の乗り降りの間だけ、緑は標識か縁石に書かれた時間だけ駐車でき、黄は荷物や人の積み下ろし用、青は障害者用の許可証がある車だけです。色がなくても、消火栓から15フィート(約4.6m)以内と横断歩道の手前20フィート(約6.1m)以内は駐車禁止です。横断歩道の手前は2025年1月から標示がなくても取り締まりの対象になりました。
変更されやすい項目です(毎年変わる)
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジは料金所がなく、市内へ向かう南行きだけナンバーを読み取って課金します(橋で現金は支払えません)。乗用車の料金は2026年7月から、通行の30日前から通行後48時間までに公式サイト(bayareafastrak.org)で1回払い(One-Time Payment)をすると10.50ドルです。レンタカー会社の精算サービスを利用すると、通行料のほかに手数料がかかります。ロサンゼルスの南、オレンジ郡の有料道路(73、133、241、261号線)も、通行の5日前から5日後までに公式サイトで支払います。
出典:ゴールデンゲートブリッジ(公式・料金)、ゴールデンゲートブリッジ(公式・レンタカー)、The Toll Roads(オレンジ郡の有料道路・公式)
変更されやすい項目です(時々大きく変わる)
フロリダ州の有料道路の多くは、停止せずに通過する電子式の料金所で、そこでは現金が使えません。オーランド周辺のCFX(中部フロリダ高速道路公社)の道路は、2025年9月末で現金の車線がなくなりました。レンタカーではナンバーの写真をもとに会社の精算サービスに請求され、通行料に手数料が加わります(額や仕組みは会社ごとに異なります)。後払いのTOLL-BY-PLATE(トール・バイ・プレート)の請求書は車の所有者に届くため、レンタカーの利用者は自分の支払い方法として利用できません。
変更されやすい項目です(時々大きく変わる)
カリフォルニア州・ネバダ州・アリゾナ州では、運転中にスマートフォンを手に持って使用できません。カリフォルニア州でナビに使う場合は、フロントガラスかダッシュボードに固定し、指1回のタップかスワイプだけで操作します。ユタ州とフロリダ州は文字の入力や読む操作などが禁止で、フロリダ州は学校の周辺と作業中の工事区域では手に持つことも禁止されています。アリゾナ州は2026年9月12日から、2回目以降の違反の罰金が400ドルになりました。
罰金の例アリゾナ州は1回目75〜149ドル、2回目以降400ドル。ユタ州は最高100ドル
変更されやすい項目です(時々大きく変わる)
2026年1月から、ヨセミテ、セコイア・キングスキャニオン、グランドキャニオン、ザイオン、ブライスキャニオン、エバーグレーズなど11の国立公園では、16歳以上の外国人は入園料のほかに1人100ドルかかります。外国人用の年間パス(250ドル)があれば、同じ車に乗る人の分もまかなえます。デスバレーでは園内の給油所が3か所だけで、多くの道路で携帯電話が通じず、カーナビの案内が誤ることもあるため、早めに給油し、紙の地図と多めの水を積んでおきましょう。
出典:米国国立公園局(NPS・入園パス)、デスバレー国立公園(NPS・アクセス)、デスバレー国立公園(NPS・夏の注意)
ガソリンは無鉛(Unleaded、アンレデッド)で、オクタン価87がRegular(レギュラー)、88〜90が中間、91〜94がPremium(プレミアム)です。給油機には、黄色の地に黒い大きな数字でオクタン価が表示されています。多くのガソリン車は87で走りますが、車の指定は取扱説明書で確認し、高地で売られている85が指定より低くないか注意してください。価格は1ガロン(約3.8リットル)あたりの表示です。
出典:米国エネルギー省・環境保護庁(fueleconomy.gov)、米国連邦取引委員会(FTC)、米国国立標準技術研究所(NIST)
法令ではなく、現地の慣習です
後方でパトカーがライトを点滅させたら、右のウインカーを出して右の路肩に完全に寄せて停止します。車から降りず、ラジオを消して窓を開け、運転者も同乗者も手を見える所(ハンドルの上など)に置いて待ちます。免許証などを取り出すのは、警察官の指示を受けてからにしてください。夜は車内灯を点灯します。
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジやフィッシャーマンズワーフなどでは、写真を撮るために一瞬車を離れた隙に窓ガラスを割られ、車内の鞄を盗まれる車上ねらいが多発しており、多くの日本人が被害に遭っています。犯行は数秒で行われ、旅行中の荷物が積まれているとみられるレンタカーが標的になっています。オークランドも車上ねらいが非常に多い地域です。ロサンゼルスでも観光地やショッピングセンターでレンタカーが狙われ、鞄やスーツケースが盗まれる例が目立ちます。フロリダでも日本人の被害の多くは車上ねらいなどの盗難で、オーランドやマイアミビーチのテーマパーク、ビーチ周辺、ショッピングモール、空港での発生が目立っています。
対策車内には物を置かないでください。写真を撮る間でも貴重品は持って降り、人目の多い明るい場所に駐車しましょう。荷物をトランクに移す動作も見られないようにする必要があります。
出典:在サンフランシスコ日本国総領事館 安全の手引き(2025年7月)、在ロサンゼルス日本国総領事館 海外安全対策情報(2026年4月)、在マイアミ日本国総領事館 安全の手引き(2021年3月)
ロサンゼルスでは、車をわざとぶつけてドライバーが降りた隙に車ごと盗む「バンプ&ロブ」や、信号待ちや駐車直後の車を武器で脅して奪うカージャッキングが発生しています。給油所で代金を払っている間に車を乗り逃げされた例や、観光地で車のすぐ脇で写真を撮っている間に車内の貴重品を全て盗まれた例もあります。信号待ちで窓を拭いて金銭を要求され、払おうとした際に強盗に遭う例や、停車中の車の後ろに張り紙をして運転者がはがしに降りた隙に乗り逃げする手口も報告されています。
対策夜間に暗い場所でぶつけられてもすぐには降りず、明るく安全な場所まで車を移動してから対応してください。走行中はドアをロックして窓を閉め、給油中も鍵を車に残さないようにしましょう。武器で脅された場合は抵抗しないでください。
出典:在ロサンゼルス日本国総領事館 安全の手引き(2024年8月)、在ロサンゼルス日本国総領事館 安全の手引き(2026年5月)
フロリダのターンパイクなど有料道路の多くは電子収受方式で、トランスポンダーのない車はナンバーを撮影され、30日分の通行料に2.5ドルの手数料を加えた請求書が車の登録名義人に郵送されます。レンタカーで通行した場合、請求は名義人であるレンタカー会社に届き、会社や委託業者が契約に基づく手数料を加えて利用者に請求します。手数料の方式は会社ごとに異なり、有料道路を利用しない日にも毎日かかる方式や、通行のたびにかかる方式があると米連邦取引委員会(FTC)は説明しています。
対策借りる際に通行料の支払い方法と手数料をレンタカー会社に確認し、契約書をよく読んでください。有料道路を避けるか、同意した方式で支払いましょう。
出典:フロリダ州交通局 ターンパイク事業部(Florida's Turnpike Enterprise)Rental Vehicles、フロリダ州交通局 ターンパイク事業部 TOLL-BY-PLATE、米連邦取引委員会(FTC)Renting a Car(2021年4月)
通行料の未払いがあるとして即時の支払いを求め、リンク先の偽サイトでカード情報を入力させるSMS詐欺が全米で広がっています。FBIのインターネット犯罪苦情センターには2024年3月からの約1か月で2,000件を超える苦情が寄せられ、カリフォルニア州司法長官は2025年1月にFasTrakを名乗る詐欺SMSの急増を警告しました。カリフォルニア州の料金所運営者は口座のない人にSMSを送ることはなく、州DMVもSMSで支払いや個人情報を求めることはありません。
対策リンクを開かず、返信もしないでください。確認したい場合は料金所運営者の公式サイトや電話番号を自分で調べて問い合わせ、メッセージは削除しましょう。
出典:米連邦取引委員会(FTC)Got a text about unpaid tolls? It's probably a scam(2025年1月)、カリフォルニア州司法長官 プレスリリース(text-based toll scam)(2025年1月)、FBI インターネット犯罪苦情センター(IC3)Smishing Scam Regarding Debt for Road Toll Services(2024年4月)
デスバレー国立公園は世界で最も暑い場所で、夏は日中の気温が49度を超える日も多くあります。公園内の死亡事故の多くは、長く曲がりくねった道路での単独の横転事故によるものです。携帯電話はほとんど通じず、レッカー会社が到着するまで何時間もかかることがあります。カーナビの案内で誤った場所や行き止まり、閉鎖された道路に誘導された旅行者も多数います。
対策制限速度を守り、急な下り坂では低いギアに入れてください。夏は舗装道路から離れず、1人1日4リットル以上の水を車に積んでおきましょう。車が故障した場合は、車から離れずに救助を待つ必要があります。
出典:米国立公園局(NPS)Death Valley National Park: Safety(2024年11月)、米国立公園局(NPS)Death Valley Summer Guide、米国立公園局(NPS)Death Valley National Park: Directions(2025年1月)
アリゾナ州では6〜9月のモンスーン期に砂嵐、激しい雨、鉄砲水が発生します。砂嵐では視界がゼロになることがあり、州交通局は砂嵐に入らないこと、入ってしまった場合は減速して舗装路の外まで寄せ、ライトを全て消して車内で待つことを求めています。冠水した枯れ川(ウォッシュ)は浅く見えても渡ってはならず、「Road Closed」の標識を迂回すると州の「Stupid Motorist法」で責任を問われます。ユタ州のザイオン国立公園など南西部の狭い峡谷では、離れた場所の雨でも鉄砲水が発生し、30〜60センチの水で車が流されます。
対策出発前に天気とAZ511などの道路情報を確認してください。砂嵐や豪雨が見えた場合は高速道路を降りて待ち、冠水した道路や通行止めの先には進まないようにしましょう。
出典:アリゾナ州交通局(ADOT)Never drive into dust storms: Pull Aside, Stay Alive(2026年6月)、アリゾナ州交通局(ADOT)Monsoons、米国立公園局(NPS)Zion National Park: Flash Floods
被害にあった際の手順は「盗難・紛失のときの手順」にまとめています。
旅行者の体験談に見られるトラブル(未確認情報、2件)は「旅行者の体験談」のページに掲載しています。
海外ドライブ迷わないメモ|電話番号の確認日 2026年10月21日
事故や故障の際の手順は「事故・故障のときの手順」をご覧ください。電話番号は公式の案内から転記していますが、変更されることがあります。出典のページでもご確認ください。
出典:外務省 海外安全ホームページ(米国)、在ロサンゼルス日本国総領事館(安全の手引き)、AAA Club Alliance ロードサービス、AAA Mountain West Group ロードサービス、AAA Mountain West Group ロードサービスFAQ、AAA Mountain West Group FAQ「What is AAA Emergency Roadside Assistance?」、AAA(Auto Club Enterprises、南カリフォルニアなど)会員FAQ、JAF「アメリカ自動車協会(AAA)・カナダ自動車協会(CAA)のサービスについて」、JAF English「Worldwide Services」、FDOT Road Rangers FAQ、FDOT Road Rangers トップページ、Florida’s Turnpike「Road Rangers Safety Patrol」、California Highway Patrol「Freeway Service Patrol」、外務省(在外公館リスト)、在ロサンゼルス日本国総領事館(所在地・窓口時間・電話案内)、在ロサンゼルス日本国総領事館(管轄地域)、在サンフランシスコ日本国総領事館(所在地・連絡先)、在デンバー日本国総領事館(領事情報)、在デンバー日本国総領事館(総領事館案内)、在マイアミ日本国総領事館(総領事館案内)
ほかの国・地域の番号、外務省の窓口、たびレジの案内は「国ごとの緊急連絡先」にまとめています。